スクロール
スワイプ
新しいクルマの開発は、そのクルマを実際に工場でつくりはじめる3~4年前からはじまります。
新しいクルマをつくりはじめるのは、そのクルマが完成し、お客様に届く3~4年前からはじめます。
そのため、完成するころのお客様の要望・好みや、社会の流行・変化を予測しながら新しいクルマを企画します。
つくるクルマの考えがまとまったら、アイデアを目に見える絵(スケッチ)にしていきます。カーデザイナーは何百、何千枚ものスケッチをかいて、アイデアをまとめていきます。
数案にしぼりこまれたアイデアを、3D映像や粘土(ねんど)で立体的につくるクレイモデルにして、1案にしぼり、最終デザインへと仕上げていきます。
決定したデザインをもとに、外装・内装や細かい部品まで、コンピューターを使ってデータをつくります。また、「走る・曲がる・止まる」というクルマが走るために必要な基本性能の設計も行います。
その後、コンピューターのデータをもとに、各部品をつくり、組み立てて試作車をつくります。
試作車はいろいろなきびしいテストを行い評価します。
高速道路やすべりやすい道などで安定して「走る」か、思いどおりに「曲がる」か、思ったところでピタリと「止まる」か、ぶつかったときでも「安全」か、電波の影響(えいきょう)を受けないかなど、細かいテストをくり返し行います。
また、クルマは世界各地で使われているので、各地の道路や天候、気象を再現した環境をつくりテストを行ったり、実際に世界各地でテストを行います。テストで得られた結果をもとに、試作車の設計を見直し、改良し、再びテストをします。こうしたテストを何回もくり返して、より良いクルマをつくりだします。
お客様の注文に応じて、クルマをつくります。
完成したクルマは、キャリアカーや専用の船を使って日本全国の販売店や海外へ運びます。