2025年12月05日
未来創生センター、World Robot Summit 2025 AICHI出展について
トヨタ自動車株式会社 未来創生センター(愛知県豊田市、古賀 伸彦 未来創生センター長)は、World Robot Summitのグローバルパートナーとして、2025年12月12-14日開催World Robot Summit 2025 AICHIに参加します。展示内容は、以下の通りです。加えて、World Robot Summit 2025 AICHIサイドイベント「あいちロボフェス」では、院内搬送ロボット『Potaro(ポタロ)』を展示します。未来創生センターはロボティクス研究を通じ、人とロボットが共存する社会の実現を目指します。
World Robot Summit 2025 AICHI開催概要
- 名称
- World Robot Summit 2025 AICHI(モノづくりロボットチャレンジ)
- 会期
- 2025年12月12日(金)~14日(日)10:00~17:00(最終日のみ16:30まで)
- 会場
- Aichi Sky Expo 展示ホールC
- 入場料
- 無料
- 主催
- World Robot Summit 実行委員会
- 共催
- 経済産業省
未来創生センター出展概要
- 展示場所
- スポンサー展示エリア S-5
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- 未来創生センター ブースイメージ
- 展示内容
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- AIバスケットボールロボット『CUE(キュー)』
CUEは、トヨタ自動車の自主活動であるトヨタ技術会でのAI研究から始まりました。AI学習に必要なデータ量を議論している際に、メンバーの1人が口にした有名なバスケットボールの漫画の名セリフ「(シュート練習)2万で足りるのか?」から「AIで100%シュートを決めるロボットができたらすごくないか!?」というアイデアが生まれ、AIバスケットボールロボットの開発が動き出しました。
2017年の初代CUEの開発開始以降、現在までに連続フリースロー2020回成功と、24.55mの超ロングシュートで2つのギネス世界記録TMを獲得しました*1。またCUEはプロバスケットボールチーム アルバルク東京にも選手登録されており、2020年Bリーグ2019-20シーズンBREAK THE BORDER賞を受賞しました。2021年夏、世界的なスポーツの祭典でもロングシュートを披露しました。CUEはパスやドリブルもできるようになり今なお進化を続けています。
スペック
- 身長
- 211cm
- 肩幅
- 61cm
- 胸囲
- 100cm
- 靴のサイズ
- 63cm
- 体重
- 123kg
World Robot Summit実演・体験フィールドではCUEのシュートなどを披露します。
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- AIバスケットボールロボットCUE
- 『トミーくん』
トミーくんは、トヨタ自動車のオウンドメディア「トヨタイムズ」の富川悠太キャスターを模して開発されたロボットです*2。トミーくんは、30個のモーターを使った動作や表情による全身表現と、富川悠太キャスターの性格、知識、声色をインプットしたAI音声対話によるインタラクションが可能です。現在、トミーくんはトヨタ自動車本社(愛知県豊田市トヨタ町1)にある企業展示施設「トヨタ会館」で常設展示されています。未来創生センターは、お客さまとトミーくんのコミュニケーションを通じて、人とロボットのインタラクションのあり方を研究し、トミーくんをより深いコミュニケーションができるロボットに成長させることを目指しています。
スペック
- 身長
- 90cm
- 体重
- 14.6kg
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- トミーくん
- ラフに置かれた部品を扱うピッキング・組み立て技術『組プロ・ロボット』(協賛 : トヨタ自動車東日本株式会社)
未来創生センターでは、未来に向けた取り組みの一環として、最新技術の実応用を進めており、その1つとして工場への応用に取り組んでいます。今回は、トヨタ自動車東日本株式会社(以下、TMEJ)の工場で実際に稼働している安価なカメラを用いたバラ積み部品の取り出し作業と、今後導入を想定した組立工程の挿入作業を模した展示を行います。TMEJは東日本大震災の経験から「自分たちの手で設備を作り、復旧できる工場」を目指し、設備コスト削減や復旧時間短縮、自社実装の柔軟性を追求しています。未来創生センターはその想いに共感し、モノづくり技術を共創で開発し、TMEJの内製開発力の強化を支援しています。また現在は支援の場を広げ、トヨタグループの開発力向上も目指しています。
スペック
- L
- 850mm
- W
- 1,300mm
- H
- 1,500mm
- 重量
- 100kg
-
- 力覚フィードバック制御により、カメラによる認識誤差を吸収し、隙間の小さな穴に対しても物体を形状に沿わせて挿入することができます
- 次世代の扉を開く、未来のパートナーロボット『ELEY(エリー、Embodied Learning robot for Enhanced Yield)』
日本では少子高齢化が進み、労働人口が減ってきています。そのため、人の生活を支え、共に働くパートナーロボットの開発が早急の課題となっています。トヨタ自動車は2012年に生活支援ロボット『Human Support Robot(HSR)』を開発し、世界40を超える研究機関とコミュニティを形成し、共創でソフト開発を行ってきました*3。その中で、人と同等の身体性を持ったロボットへの要望が高まってきました。パートナーロボットELEYは、人のような二本の腕が特長で、巧みな動作でモノを組み立てたり、片手で箱を開けながらもう片方の手でモノを取って箱の中に入れたりすることが可能です。またHSR同様、身長が伸びるため、床に落ちているものを拾ったり、高い場所まで手が届いたりします。全方向へ自由に動き回れる台車を備え、素早く目的の場所へ自律移動することが可能です。小型で安全性を追求し、人との親和性を目指しています。未来創生センターは、パートナーロボットの開発を通じて、安心で持続可能な社会づくりに貢献していきます。
スペック
- L
- 478mm
- W
- 450mm
- H
- 939~1,619mm
- 重量
- 50kg
-
- ELEY
World Robot Summit 2025 AICHIサイドイベント「あいちロボフェス」開催概要
- 名称
- あいちロボフェス
- 会期
- 2025年12月12日(金)~14日(日)10:00~17:00(最終日のみ16:30まで)
- 会場
- Aichi Sky Expo 展示ホールD
- 入場料
- 無料
- 主催
- 愛知県
- 後援
- 愛知県教育委員会、中日新聞社/中日BIZナビ
- 当社出展物
- 院内搬送ロボットPotaro*4(ロボタウンでデモを実施)
-
- トヨタ記念病院で導入されている院内搬送ロボットPotaro
本件に関するお問い合わせ先
- 未来創生センター
- メールアドレスfrc_pr@mail.toyota.co.jp
