クラウンのDNAである「革新と挑戦」を、品格ある上質さで表現。若く新しい息吹を感じるスマートなデザインを目指しました。
エクステリアスケッチ
インテリアスケッチ
開発当初から各年代のメンバーと自由に議論を重ね、今の時代にフィットするデザインに造り上げました、これからもクラウンが憧れのブランドであり続け、そしてこの車が皆様に共感され笑顔とともに街に溢れる事を期待しています。
若いデザイナーたちが「こんなクラウンがあってもいいよね」と自由な発想でクラウンの固定概念を解き放ち、残すべき本質を追求しました。世代や様々なボーダーを超えて気持ちが一つになり、今の時代感覚にあった、これからのクラウンができました。あなたも「いつの間にかクラウン」。
クラウンは品格が大切な車です。デザインする上でスタンスや質感を特に大事にしました。「こういうクラウンにしたい」をスケッチで表現し、その実現のため、モデラーさん達と一緒に何度も楽しくトライアンドエラーを繰り返したことがとても印象に残っています。たくさんの方に乗っていただきたいです。
幼いころから好きだったクラウンを自らの手で造る機会に恵まれたことに喜びを感じながら造形に打ち込みました。動きがあってシンプルで美しい塊を目指し、クレイモデルで最後まで造り込みました。
初期の外形アイデアやキーとなる言葉を基に、立体を提案する造形作業を担当しました。理屈で立体を組み立てる部分もありながらも、感性を頼りに造形を行う部分が多くあり、相当悩みました。デザイナーとともに悩み抜いた末、美しくも端正な魅力的な車になったと思っています。
例えば自分の家族がお客様なら「どんなコトに感動するのだろう?」。素直に心地よく、使いやすく、美しい。そしてドライバー以外も移動の主人公になれるコト。みんなの叶えたいコトを想像し、それぞれの愉しみを実現できる「特等席」を創りました。(座りたくなる助手席、こだわりです!)
大きく変貌を遂げたNewクラウン。コンセプトからたずさわる過程で「革新へのチャレンジ」に苦労しましたが、お客様の目線で楽しみながらデザインしました。空間構成、機能性、ディテールはお客様の心理をもとにデザインしています。新しいインテリアの価値とデザインに興味を持っていただけたら嬉しいです。
実モデルとVRを組み合わせたものづくりにより、アイデアの魅力を余すことなく製品につなげられました。シャープな造形のインストルメントパネルと、その背後からドアやコンソールに流れる柔らかな面の対比は全ての座席からの見栄えを考慮し、わずかな面の傾きやボリュームにもこだわり抜いています。
カラーデザイン一筋20年!これまで様々な車種を担当してきました。欲しいと思える車は沢山あっても、「買おう!」と思った車は実は初めてです。それだけ、やりたいことをやり切れた証だと思っています。私と同じように「素直に乗りたい」と身近に思ってもらえると本当に幸せです。