意のままの走りのための「凝縮」と本質を極める「機能美」を追求したデザイン。
エクステリアスケッチ
インテリアスケッチ
世界的に加速するカーボンニュートラル、車のコモディティ化など…今、自動車を取り巻く環境は大きく変化しています。私たちは、そんな中でもスポーツカーは人々の心を豊かにしてくれると願っています。GR86は「やっぱりわくわくするクルマであってほしい。」そんな気持ちを込めてチームの皆と楽しくデザイン開発をしました。
GR86は無駄を削り落としシンプルな造形を追求する事で、お客様に長く愛していただける普遍的なデザインを目指しました。
車の挙動が分かりやすいよう運転席からフロントフェンダーが見える工夫やボディーサイドには、フロントホイールアーチ内から空気を抜くエアアウトレットなどドライビング機能を追求したデザインに仕上げました。
GR86に求められる“意のままの走り”を実現するため機能美を追求しました。車両中心から最も離れている外装部品の位置や重さは運動性能に影響を与えるため「より車両の中心へ」「よりコンパクト、より軽量に」を心掛け、かっこよさはもちろん見えない部分の部品構成にまでこだわりました。
人の動きに配慮して“運転に集中できる”インテリアを心掛けてデザインをしました。水平基調で前方視界を妨げないインパネ。モールや見切線の先に配置した操作ノブやスイッチ。運転中でも視線移動が少なく操作部に気付きやすい/操作しやすい工夫をしています。
スポーツカーのインテリアとして、まずは運転に集中できるシンプルな空間を目指すことを念頭に内装デザインを考えました。
使いやすさを考慮した新形状のドアグリップや、水平対向エンジンをモチーフにしたメーターやホールド性の高いシートのデザインなど、GR86のドライビングを楽しんでもらえるよう工夫しました。
カラーデザインにおいて、GRブランドの構築と86のアイデンティティーをどのように両立させるか、難しい挑戦でしたが、上手く昇華させることができました。
内装はドライビングを楽しむための配色、素材選びを細部まで徹底しており、GR86との一体感を感じていただけると思います。