トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、2021年6月1日付の組織改正および幹部職の担当変更と6月総会日付の役員変更について発表しました。
- 6月1日付組織改正およびそれに伴う幹部職の担当変更について
2018年、トヨタは、自動車会社からモビリティカンパニーへのモデルチェンジを宣言しました。誰もが同じ地球上で生活をしている中、「ホームプラネット」という視点で企業活動を推進し、安心して暮らすことができる地球を次の世代に受け継いでいく使命が私たちにはあります。こうした中、技術は人の幸せと健康に貢献するものでなければなりません。モノづくりで培った強みを活かし、CASEへの対応によるさらな技術革新でクルマの可能性を拡げ、すべての人の移動を自由にするサービスの提供に向け取り組むとともに、これらの事業を通じてSDGsの達成に貢献したいと考えています。中でも、CASEの「E」、すなわち電動化を通じたCO2の排出量削減は地球規模の課題です。
今、2050年のカーボンニュートラルを目指す宣言が世界各国で打ち出されています。自動車産業におけるカーボンニュートラル実現には、再生可能エネルギーや充電インフラなどのエネルギー政策と、購入補助金、サプライヤー支援、電池リサイクルシステムなどの産業政策の一体的な運用が必要不可欠であり、各国政府や業界団体など様々なステークホルダーと連携した取り組みが必要です。トヨタはグローバルに事業活動を展開する上で、各国政府と、こうした電動化推進に向けた環境整備について相談しながら、ライフサイクル全体でのCO2削減に資する電動化戦略を推進してまいります。また、渉外活動がパリ協定の長期目標に整合しているかどうかのレビューと情報開示を年内に実施するなど、より多くのステークホルダーの皆様にご理解いただけるよう充実した情報開示にも努めてまいります。
トヨタでは、カーボンニュートラル実現という目標に向けてCO2の削減を更に加速するため、全社の取組を強化しております。その一環として、先行開発を担う現場でも、各領域で行われている環境技術開発のリソーセスを集約し、新たに「カーボンニュートラル先行開発センター」を設立します。「カーボンニュートラル先行開発センター」は、電動車の革新的効率向上に関わる技術開発、新電池開発の推進、太陽光をはじめとするエターナルエネルギー活用推進、カーボンニュートラル燃料の様々な活用促進などの役割を担います。
トヨタグループや国内外の産学官と連携をさらに深めることで、カーボンニュートラル実現に向けたチャレンジとスピードアップを推し進めてまいります。
組織改正
上記組織改正に伴う幹部職(統括部長以上)の担当変更
氏名 | 新担当 | 現担当 | |
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海田 啓司 | CN先行開発センター(センター長) |
パワートレーンカンパニー(Executive Vice President) GAZOO Racing Company(HV開発担当) |
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山形 光正 |
クルマ開発センター
パワトレ企画システム開発領域(統括部長)
パワートレーンカンパニー(Executive Vice President)
パワトレシステム開発領域(統括部長兼務)
GAZOO Racing Company(HV開発担当)
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クルマ開発センター
パワトレ企画システム開発領域(統括部長)
パワートレーンカンパニー(Executive Vice President)
パワトレシステム開発領域(統括部長兼務)
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山中 章弘 |
パワートレーンカンパニー
先行技術開発領域(統括部長)
CN先行開発センター
東富士研究所(所長)
エネマネ担当(Chief Project Leader)
GAZOO Racing Company(ユニット担当)
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パワートレーンカンパニー
先行技術開発領域(統括部長)
GAZOO Racing Company(ユニット担当)
東富士研究所(所長) |
- その他、6月1日付幹部職の担当変更
幹部職(統括部長以上)の担当変更
氏名 | 新担当 | 現担当 | |
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佐伯 禎一 |
Mid-size Vehicle Company
SUV事業性担当(Chief Project Leader)
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Mid-size Vehicle Company
MSZデザイン領域(統括部長)
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鯉渕 健 |
先進技術開発カンパニー(Fellow) クルマ開発センター(Fellow) Mid-size Vehicle Company(Fellow) |
先進技術開発カンパニー
先進安全領域(統括部長)
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Michael Sweers | トヨタ モーター ノース アメリカ(株) |
トヨタ モーター ノース アメリカ(株) Mid-size Vehicle Company(Executive Vice President) |
- 6月総会日付役員の担当変更
新任執行役員(1名)
氏名 | 現役職 | |
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大塚 友美 |
Deputy Chief Sustainability Officer サステナビリティ推進室(Fellow) |
取締役・執行役員
氏名 | 新担当 | 現担当 | |
---|---|---|---|
早川 茂 | Chief Privacy Officer | Chief Sustainability Officer | |
山本 圭司 |
Chief Information & Security Officer Chief Product Integration Officer デジタル変革推進室 情報システム本部 コネクティッドカンパニー(President) |
Chief Information & Security Officer Chief Software Officer デジタル変革推進室 情報システム本部 コネクティッドカンパニー(President) |
|
☆ | 大塚 友美 |
Chief Sustainability Officer サステナビリティ推進室 |
Deputy Chief Sustainability Officer サステナビリティ推進室(Fellow) |
以上
トヨタは、革新的で安全かつ高品質なモノづくりやサービスの提供を通じ「幸せを量産する」ことに取り組んでいます。1937年の創業以来80年あまり、「豊田綱領」のもと、お客様、パートナー、従業員、そして地域社会の皆さまの幸せをサポートすることが、企業の成長にも繋がると考え、安全で、環境に優しく、誰もが参画できる住みやすい社会の実現を目指してきました。現在トヨタは、コネクティッド・自動化・電動化などの新しい技術分野にも一層力を入れ、モビリティカンパニーへと生まれ変わろうとしています。この変革の中において、引き続き創業の精神および国連が定めたSDGsを尊重し、すべての人が自由に移動できるより良いモビリティ社会の実現に向けて努力してまいります。