SDGsへの取り組み

トヨタのSDGs

トヨタのSDGs

モビリティカンパニーヘの変革による提供価値の進化と、SDGsへの貢献拡大

トヨタは創業以来、トヨタグループの創始者、豊田佐吉の考えをまとめた「豊田綱領」の精神を受け継ぎ、事業活動を通じて豊かな社会づくりに貢献し、国際社会から信頼される企業市民を目指しています。この精神のもと、トヨタ生産方式をはじめとするモノづくりで培った技術で、環境問題の解決に向けた世界初の量産ハイブリッド車を開発するなど世の中の課題にチャレンジしてきました。また、お客様に喜んでいただける「もっといいクルマ」をつくり社会に貢献することが安定した経営基盤につながり、その良い循環を回すことで事業活動の持続的成長を実現してきました。

現在、自動車業界は「CASE」と呼ばれる技術革新を背景に、100年に一度の大変革の時代を迎えています。トヨタはこの変革をチャンスと捉え、自動車をつくる会社からモビリティカンパニーへとモデルチェンジ。モノづくりで培った強みを活かし、CASEへの対応によるさらなる技術革新でクルマの可能性を拡げ、すべての人の移動を自由にするサービスを提供していきます。例えば自動運転に代表される先進技術の開発は、トヨタの究極の願いである交通事故死傷者ゼロの実現に向けた課題解決策でもあります。

トヨタはこのような取り組みを通じて、より大きく進化した価値を社会に提供し、事業を通じてSDGsの達成に貢献したいと考えています。そして、信頼される企業市民をめざしてこれからも積極的に社会貢献活動を推進していきます。

また、SDGsの目指す持続可能な社会の実現には、人権やダイバーシティなどのESG課題への取り組みも必要です。これらの社会課題への対応を強化し、変革の中を生き抜く「人財」の多様化を進め、社会に変化を生み出すと共にトヨタ自身の成長につなげていきます。

さらにトヨタは、移動そのものを楽しむモータースポーツや、創業時より一貫して注力してきた企業スポーツ活動等を通じて、世の中に貢献できるのではないかと考えています。限界に挑戦する姿は見る人に感動(ワクドキ)を与えます。より豊かな社会づくりに向けて、これからも大切にしていきたい価値のひとつです。

Connected(コネクティッド)、Autonomous/Automated(自動化)、Shared(シェアリング)、Electric(電動化)といった技術革新が進む新しい領域 詳細はこちら

SDGs(Sustainable Development Goals)

2015年9月に「国連持続可能な開発サミット」で全会一致で採択された2030年までの新たな「持続可能な開発目標」で、17の目標と169のターゲットから構成されています。

トピックス

技術を活用・思いを共有し、社会により大きなインパクトを。

CO2の排出量削減は地球規模の課題です。そのためには地球規模で電動車の普及拡大を図ることが重要です。電気自動車(EV)や燃料電池自動車(FCV)など様々なタイプの電動車が開発されていますが、電池の開発やインフラ整備等も必要であり、普及にはまだ多くの時間と費用がかかります。そのため、CO2排出量削減のピッチを上げるためには、今こそ多くのステークホルダーの方々と思いを共有し、仲間と協調して取り組むときだと考え、トヨタが保有する車両電動化技術に関する約23,740件の特許実施権を無償で提供することにしました。この技術はトヨタが長年にわたるハイブリッド車(HV)の開発を通じて高性能化・コンパクト化・低コスト化を進めてきた先進の技術であり、様々なタイプの電動車開発に応用できるコア技術です。技術の共有も図りながら電動車の普及に積極的に取り組んでいきます。地球規模でのCO2削減に向けて、電動車を「普通のクルマ」にする、そのお手伝いをさせていただきたいと考えています。

環境だけでなく、安全面でも普及への貢献をめざした取り組みを進めています。クルマの衝突事故における人体傷害をコンピューター上で解析できるバーチャル人体モデル「THUMS(Total HUman Model for Safety)」を開発・進化させ、2021年より無償公開します。THUMSは人体の形状や強度を精密に再現したモデルであるため、衝突安全試験に広く利用されるダミー人形と比較して、衝突による人体への影響がより詳細に解析できることが特徴です。また、コンピューター上のシミュレーションであるため、様々な衝突パターンを模した解析を繰り返し行うことができ、衝突実験にかかる開発期間や開発費を大幅に抑える事が可能です。無償公開により、幅広いユーザーにTHUMSを活用いただき、自動車業界全体でのクルマの安全性能向上、そして交通死傷者ゼロの安全な社会の実現に貢献したいと考えています。

産業と技術革新の基盤をつくろう
すべての人に健康と福祉を
つくる責任 つかう責任
気候変動に具体的な対策を
パートナーシップで目標を達成しよう

地球上の生物の豊かな多様性を守る、グローバルな取り組み

IUCN Red List Brochure 2019
IUCN Red List Brochure 2019
パタゴニアカイツブリ保護活動(アルゼンチン)

トヨタは、気候変動への取り組みと同時に、地球上の複雑で多様な生態系を保全する取り組みも重要であると考えています。トヨタ環境チャレンジ2050では、「人と自然が共生する未来づくりへのチャレンジ」を掲げており、国際機関やNGO、NPOとのパートナーシップにより生物多様性を守る様々なプロジェクトをグローバルに実施しています。

2016年、世界の生物多様性の危機に関する知見を拡充するため、生命のバロメーターとも言われる「IUCN絶滅の恐れのある生物種のレッドリストTM」(IUCNレッドリスト)の充実をめざして、IUCN(国際自然保護連合)とパートナーシップを締結しました。これにより、評価が必要な生物種の約35%に相当する動物や植物、魚類、日本固有の希少種など約2万8千種のアセスメントを実施しています。

また、1999年の国連環境計画(UNEP)からのグローバル500賞受賞を機に、「トヨタ環境活動助成プログラム」を立ち上げ、気候変動と生物多様性をテーマに国内外のNGO、NPOの環境活動を支援してきました。約20年間の活動を通じて、これまでに世界57の国と地域で413件を助成しています。(2020年8月時点)

取り組み事例

パートナーシップで目標を達成しよう
海の豊かさを守ろう
陸の豊かさも守ろう

お店が自分の所まで来てくれる!?まったく新しいモビリティを。

e-Palette

人々の暮らしに寄り添った「新たなモビリティ」を提供したい。そんな想いで開発した次世代電気自動車「e-Palette(イー・パレット)」は、“Move” for All(すべての人に移動と感動を)をコンセプトに、人に『移動』(“Move”)の自由を提供でき、移動を通じて心までも動かし、『感動』(“Move”)を生むモビリティを目指しています。広々とした室内空間を備え、電動化、コネクティッド、自動運転技術を結集し、安全・安心な人の移動手段としてだけでなく、物流や物販まで多目的にこなすモビリティサービス(MaaS)タイプのクルマとして幅広い用途への対応が可能です。走行時のCO2排出量はゼロ、また、大開口スライドドア、低床フロア、電動スロープなどの採用と、歩道や停留所にしっかり寄せて停車する自動運転の制御を合わせることで、車いすの方や高齢者にもスムースな乗降や移動を提供することができます。すべての人が自由に楽しく移動できる環境を備えることは住み続けられるまちづくりにおいて、とても大切なことです。さらに、「e-Palette」は人の移動を支えるだけでなく、様々なモノやサービスを人のもとまで運ぶことで、従来にはなかったモビリティの価値を提案します。新たなモビリティサービスの創出に貢献する「e-Palette」は、人とモビリティが心を通わせる“モビリティの未来”を描いています。

住み続けられるまちづくりを
すべての人に健康と福祉を
産業と技術革新の基盤をつくろう
気候変動に具体的な対策を

普及してこそ環境への貢献。CO2ゼロへの挑戦。

気候変動への対応は最も重要な社会課題の一つであり、CO2の排出量を削減するためには電動車の普及が必須です。トヨタは20年以上にわたるHV技術で培った強みを生かし、高まる電動車への期待にお応えするため、HV・PHV・FCV・EVの全方位でしっかりと対応できる体制で開発を進めています。トヨタ環境チャレンジ2050では、新車から排出される走行時のCO2を2050年までに2010年比90%削減するという長期的な目標を掲げています。2017年末に発表した電動車普及のマイルストーンでは、2030年の電動車販売台数を550万以上としました。HV販売の大幅な伸長により、現在この目標を上回るスピードで電動化が進展しており、5年程度先行する見込みです。走行時にCO2を排出しないEVやFCVなどのゼロエミッションビークルについてもさまざまなタイプの開発に取り組んでおり、2020年は中国を皮切りに、自社開発の量産車EVを導入します。「環境技術は普及してこそ社会に貢献できる」の想いのもと、電動化への対応を通じてこれまで以上に「CO2ゼロという価値の提供」を目指し、取り組みを加速していきます。

電動車
ハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池自動車(FCV)、電気自動車(EV)
気候変動に具体的な対策を
産業と技術革新の基盤をつくろう
つくる責任・つかう責任

自然災害が増える今、非常時の暮らしまで支えるクルマを。

2019年は日本全国で台風の被害が多発しました。特に台風15号・19号による千葉県の大規模で長期間にわたる停電は、市民生活に甚大な影響を及ぼしました。トヨタは70台を超える電動車(HV、PHV、FCV)を現地に派遣し、被災者の皆様に電動車による給電を行いました。非常時に“移動する電源”としても活用できる電動車は、「もしもの時の安心」につながります。電動化技術の進展は環境への対応のみならず、激甚化する災害への適応力を高め、災害に強い町づくりにも寄与します。また、再生可能エネルギーの利用拡大に伴い、電動車の持つ蓄電機能が今後日常的に活用されることも見込まれます。いざという時にクルマが役立つためには、電動車が持つ給電という価値を知っていただくことも大切です。より一層の認知拡大に向けて、地域の自治体や販売店と共に取り組みを進めています。

住み続けられるまちづくりを
すべての人に健康と福祉を
産業と技術革新の基盤をつくろう

主な取り組み事例

SDGs 17の目標 トヨタの取り組み
すべての人に健康と福祉を
すべての人に健康と福祉を
質の高い教育をみんなに
質の高い教育をみんなに
ジェンダー平等を実現しよう
ジェンダー平等を実現しよう
安全な水とトイレを世界中に
安全な水とトイレを世界中に
  • トヨタ環境チャレンジ2050 Challenge 4 水環境インパクト最小化チャレンジ
  • トヨタABCDプログラム「子どもたちとトイレの物語」(インド)
エネルギーをみんなに そしてクリーンに
エネルギーをみんなに
そしてクリーンに
  • トヨタ環境チャレンジ2050 Challenge 3 工場CO2ゼロチャレンジ
産業と技術革新の基盤をつくろう
産業と技術革新の基盤をつくろう
人や国の不平等をなくそう
人や国の不平等をなくそう
住み続けられるまちづくりを
住み続けられるまちづくりを
  • 未来のモビリティ「e-Palette(イー・パレット)」開発の取り組み(小中学生向け総合教育サイトEdu Town)
  • ウェルキャブ(福祉車両)
  • 災害復興支援活動(TDRS)
  • ベトナムでの交通手段多様化促進プロジェクト(トヨタモビリティ基金)
つくる責任・つかう責任
つくる責任・つかう責任
  • トヨタ環境チャレンジ2050 Challenge 2 ライフサイクルCO2ゼロチャレンジ
  • トヨタ環境チャレンジ2050 Challenge 5 循環型社会・システム構築チャレンジ
気候変動に具体的な対策を
気候変動に具体的な対策を
  • トヨタ環境チャレンジ2050 Challenge 1 新車CO2ゼロチャレンジ
陸の豊かさも守ろう
陸の豊かさも守ろう
  • トヨタ環境チャレンジ2050 Challenge 6 人と自然が共生する未来づくりへのチャレンジ
  • TOYOTA の森づくり(トヨタの森、トヨタ白川郷自然學校、トヨタ三重宮川山林)
  • 砂漠化防止の支援(中国)
  • マングローブ林の再生と海岸クリーンアップ活動(タイ)
パートナーシップで目標を達成しよう
パートナーシップで
目標を達成しよう
感動(ワクドキ)
感動(ワクドキ)
Sustainably Yours

  • 社会貢献活動
    社会貢献活動
  • 環境への取り組み
    環境への取り組み
  • トヨタ・モビリティ基金
    トヨタ・モビリティ基金
  • 公益財団法人 トヨタ財団
    公益財団法人 トヨタ財団