トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)は、ウーブン・バイ・トヨタ株式会社(以下、ウーブン・バイ・トヨタ)と、社会システムやクルマへのソフトウェアの実装を加速していくにあたって、両社の関係強化を図るため、ウーブン・バイ・トヨタを完全子会社化することを決定しました。

トヨタは、誰もが自由に、楽しく、快適に移動できるモビリティ社会の実現に向け、モビリティ・カンパニーへの変革を進めています。今後は、モビリティが社会システムの一部となる「社会システムプラットフォーム」の構築にあたって、クルマの「知能化」や「ソフトウェアの実装」をスピーディに進めるフェーズに移行していきます。

実装への移行期にあたって、本年4月より、トヨタとウーブン・バイ・トヨタは、以下のとおり株式会社デンソー(以下、デンソー)を含めたグループ内の体制変更をはかっています。

本年4月には、ウーブン・プラネット・ホールディングス株式会社を「ウーブン・バイ・トヨタ株式会社」に社名変更を行うとともに、会社再編を行いました。トヨタの「クルマへのソフトウェア実装の早期実現」への想いと、ウーブン・バイ・トヨタにおける「社会への実装を加速させるために、お客様に寄り添った開発が必要」という想いが一致したことから、会社の再編を行うとともに、開発をトヨタからの委託体制に変更しました。

続いて今月には、トヨタグループにおけるソフトウェアの開発体制の見直しを発表しました。トヨタ、ウーブン・バイ・トヨタ、デンソーでの3社連携を強化し、ソフトウェアを軸にモビリティの価値を高めるための3社を通じた組織・人事の再編を行っています。

そして今回、ウーブン・バイ・トヨタにおけるソフトウェアの開発をトヨタからの委託体制に変更したことを受け、トヨタは普通株式の全てを保有し、ウーブン・バイ・トヨタを完全子会社化します。完全子会社化により、スピーディに社会システムやクルマへのソフトウェアの実装を行い、いち早くお客様にソフトウェアとハードウェアが融合したモビリティの楽しさ、快適性、利便性をお届けしてまいります。

以上

Sustainable Development Goals

トヨタは、革新的で安全かつ高品質なモノづくりやサービスの提供を通じ「幸せを量産する」ことに取り組んでいます。1937年の創業以来80年あまり、「豊田綱領」のもと、お客様、パートナー、従業員、そして地域社会の皆さまの幸せをサポートすることが、企業の成長にも繋がると考え、安全で、環境に優しく、誰もが参画できる住みやすい社会の実現を目指してきました。現在トヨタは、コネクティッド・自動化・電動化などの新しい技術分野にも一層力を入れ、モビリティカンパニーへと生まれ変わろうとしています。この変革の中において、引き続き創業の精神および国連が定めたSDGsを尊重し、すべての人が自由に移動できるより良いモビリティ社会の実現に向けて努力してまいります。

SDGsへの取り組み
https://global.toyota/jp/sustainability/sdgs/

関連コンテンツ