トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、2023年9月の生産をもって、グローバルでの生産累計台数3億台を達成しました。
これは、1935年8月にトヨタの前身である(株)豊田自動織機製作所(現 : (株)豊田自動織機)自動車部において1号車となるG1型トラックを生産して以来、88年2ヶ月で達成したもので、国内・海外の内訳は、国内生産累計1億8,052万台、海外生産累計1億1,960万台(2023年9月末時点)となります。
なお、もっとも生産台数の多い車種は、カローラで、カローラシリーズでのグローバルでの生産累計台数は、約5,339.9万台(2023年9月末時点)となります。
今回の達成にあたり、会長兼マスタードライバーの豊田 章男、社長の佐藤 恒治から以下の通りコメント申し上げます。
会長(マスタードライバー) 豊田 章男
「『自動車づくりはみんなでやるもの』。これは創業者 豊田 喜一郎の言葉です。トヨタの仲間、仕入先や販売店の方々、ステークホルダーの皆さまはじめ、数多くの先人たちが日々、積み重ねてきた仕事の証が『3億台』という数字の意味だと思います。そして、この歴史は1号車をつくった時に始まった訳ではありません。失敗と挑戦、いわば何台もの0号車をつくり続けた創業メンバーの苦労の上に、今のトヨタがあります。今日まで、トヨタには何度も危機がありました。その時、いつも最後に私たちを助けて頂いたのは、トヨタのクルマを好きでいてくださるお客様の存在でした。クルマの数だけ、お客様の物語があると思います。その物語の相棒として、トヨタのクルマを選んでくださったお客様のおかげで、私たちは今日もまたクルマをつくり続けることが出来ます。心から感謝申し上げます。私もクルマが大好きです。これからもクルマを愛する仲間とともに、一台一台、大切につくってまいります」
社長 佐藤 恒治
「トヨタのクルマを選んでくださったお客様、そして、その一台一台に想いを込めてクルマをつくり、お客様にお届けくださってきた仕入先・販売店の皆さま、ステークホルダーの皆さまに、心より感謝申し上げます。3億台は、クルマや部品の企画・設計から生産、輸送、販売・サービス、それらを支えるすべての仕事まで、会社を越えた多くの仲間のご尽力があってこその結果だと思います。仲間の皆さまと数多くの困難も乗り越えてきました。近年だけでも、東日本大震災をはじめとする自然災害、火災などの不測の事態、コロナ禍、半導体不足など、思うようにクルマをつくれない危機に直面するたびに、みんなで助け合い、生産復旧や生産変動への対応に取り組んできました。私たちはこれからも、クルマづくりを支えてくださっているすべての皆さまへの感謝の思いを忘れずに、お客様が笑顔になるもっといいクルマづくりに全力で取り組んでまいります」
以上
トヨタは、革新的で安全かつ高品質なモノづくりやサービスの提供を通じ「幸せを量産する」ことに取り組んでいます。1937年の創業以来80年あまり、「豊田綱領」のもと、お客様、パートナー、従業員、そして地域社会の皆さまの幸せをサポートすることが、企業の成長にも繋がると考え、安全で、環境に優しく、誰もが参画できる住みやすい社会の実現を目指してきました。現在トヨタは、コネクティッド・自動化・電動化などの新しい技術分野にも一層力を入れ、モビリティカンパニーへと生まれ変わろうとしています。この変革の中において、引き続き創業の精神および国連が定めたSDGsを尊重し、すべての人が自由に移動できるより良いモビリティ社会の実現に向けて努力してまいります。