トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)は、本日、トヨタが保有する株式会社デンソー(以下 デンソー)の株式の一部を売却することを決定しました。

トヨタはモビリティ・カンパニーへの変革に向け、今まで以上に専門性の高いグループ各社と協力し、お互いに切磋琢磨していくため、2016年より「ホーム&アウェイ」の視点でグループ全体の事業の再構築を進めております。そうした中、グループの中核会社であるトヨタ、デンソー、株式会社豊田自動織機、株式会社アイシンと議論を重ね、まずは、デンソー株式の一部を売却することについて合意しました。これまでの良好な関係を保つことができる資本関係を維持しつつ、売却によって得られた資金を有効活用することにより、トヨタグループの更なる成長を実現でき、資本効率の向上にも繋がるためです。デンソーには、引き続きトヨタグループにおけるソフトウェアの牽引役として、グループ全体の競争力強化に貢献していただきます。今回当社が得た資金は、「電動化」「知能化」「多様化」の取り組みを始めとした成長投資に活用する予定です。

その他グループ各社との資本関係の見直しについては、各社の人材、オペレーション、風土、事業関係等の現状を確認し、今後の競争力強化について1社1社オーダーメイドで丁寧に検討を進めたいと考えております。これからも、グループ一丸となって、モビリティ・カンパニーへの変革に向け、邁進してまいります。

デンソー株式売却の概要

売却予定株式数 124,868,100株(予定)
保有比率 売却前 24.2%
売却後 20.0%(予定)
直近の発行済株式総数(自己株式除く)(2,995,373,516株)に対する弊社保有株式数の割合

以上

Sustainable Development Goals

トヨタは、革新的で安全かつ高品質なモノづくりやサービスの提供を通じ「幸せを量産する」ことに取り組んでいます。1937年の創業以来80年あまり、「豊田綱領」のもと、お客様、パートナー、従業員、そして地域社会の皆さまの幸せをサポートすることが、企業の成長にも繋がると考え、安全で、環境に優しく、誰もが参画できる住みやすい社会の実現を目指してきました。現在トヨタは、コネクティッド・自動化・電動化などの新しい技術分野にも一層力を入れ、モビリティカンパニーへと生まれ変わろうとしています。この変革の中において、引き続き創業の精神および国連が定めたSDGsを尊重し、すべての人が自由に移動できるより良いモビリティ社会の実現に向けて努力してまいります。

SDGsへの取り組み
https://global.toyota/jp/sustainability/sdgs/

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