ダイハツ工業株式会社
トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)とダイハツ工業(株)(以下、ダイハツ)は、今後ダイハツが「軽自動車を中心に据えたモビリティカンパニー」として再生を目指す中で、5月1日付で海外事業における両社の体制を見直すことにしました。ダイハツにおける認証不正の再発防止の徹底とともにダイハツのリソーセス、実態に合わせた推進体制とし、ダイハツの強みを生かした「もっといいクルマづくり」「モビリティ社会の実現」を目指してまいります。
具体的には、両社にまたがる新興国小型車カンパニーを廃止し、海外事業においては、トヨタが開発から認証までの責任を持ちます。その上で、ダイハツがその委託を受け、実際の開発を担う委託形態へ、今後の切り替えモデルから順次変更していきます。
変更の概要
- 製品企画機能は、トヨタ・ダイハツにまたがる「新興国小型車カンパニー」からトヨタの「Toyota Compact Car Company」へ変更。Toyota Compact Car Companyからダイハツへの委託とすることで、トヨタが開発から認証までの責任を持つ体制に変更
- トヨタブランドの事業・商品企画機能をトヨタの事業・販売ビジネスユニットへ移管
- リソーセス管理・適正化など上記以外の委託に関わる部分もトヨタへのレポートラインに変更し、トヨタと連携を強化
なお、トヨタ ダイハツ エンジニアリング アンド マニュファクチャリング(株)(以下 TDEM)とトヨタ モーター アジア パシフィック(株)(TMAP)は、アジア地域本社として社名を「トヨタ モーター アジア(以下 TMA)」に変更、トヨタのアジア本部に属します。今回の体制変更に基づき、アジアの地域で2社がより自立、協調した組織を目指してまいります。
6月予定
組織改正
以上
トヨタは、革新的で安全かつ高品質なモノづくりやサービスの提供を通じ「幸せを量産する」ことに取り組んでいます。1937年の創業以来80年あまり、「豊田綱領」のもと、お客様、パートナー、従業員、そして地域社会の皆さまの幸せをサポートすることが、企業の成長にも繋がると考え、安全で、環境に優しく、誰もが参画できる住みやすい社会の実現を目指してきました。現在トヨタは、コネクティッド・自動化・電動化などの新しい技術分野にも一層力を入れ、モビリティカンパニーへと生まれ変わろうとしています。この変革の中において、引き続き創業の精神および国連が定めたSDGsを尊重し、すべての人が自由に移動できるより良いモビリティ社会の実現に向けて努力してまいります。