環境への取り組み

美しい故郷、地球を未来につないでいくために

トヨタは、創業以来の「豊田綱領」の精神を受け継ぎ、1960年代から継続して「環境」への取り組みを行ってきました。COP21でパリ合意がなされた2015年には、トヨタの地球環境に対する2050年までの長期的な取り組みを「トヨタ環境チャレンジ2050」として発表しました。

一方、世界へ目を向けると、各地では熱波や洪水、巨大台風や渇水等による被害が相次ぎ、人々の気候変動に対する危機感は、これまでにないほど強くなっています。世界の人々の暮らしを脅かす多くの課題は、複雑に関係しあっており、それらの課題を解決するために、2030年の目標SDGsの実現に向けて、世界は走り始めました。

トヨタ自身も、今、変わらなければなりません。2030年を超えて更に先まで続く持続可能な未来のために、トヨタは日々チャレンジし続けます。そして様々な課題の解決にもつながると考え、環境への取り組みを加速していきます。

COP21
気候変動枠組条約第21回締約国会議

Sustainability Data Book

環境への取り組み
環境への取り組み

トヨタ環境チャレンジ2050

  • トヨタ環境チャレンジ2050
    トヨタ環境チャレンジ2050
    「CO2ゼロ」と「プラスの社会」を成し遂げ持続可能な社会の実現に貢献します。
  • 2030マイルストーン
    2030マイルストーン
    トヨタが取り組む6つのチャレンジについて2030年時点の姿を示しています。
  • 6つのチャレンジ
    6つのチャレンジ
    トヨタが取り組む「6つのチャレンジ」を具体的に紹介しています。
  • 2030マイルストーン
    2030マイルストーン
    人とクルマと自然が共生する社会を目指して
  • 2050年カーボンニュートラルに向けたチャレンジ
    2050年カーボンニュートラルに向けたチャレンジ
    トヨタは2050年カーボンニュートラルに向けて全力でチャレンジしてまいります。

戦略・マネジメント

活動事例

自然共生

  • オールトヨタ グリーンウェーブプロジェクト
    グリーンウェーブプロジェクト
    オールトヨタ自然共生ワーキンググループが「地域をつなぐ自然共生活動」として取り組んできた活動を紹介しています。

「TOYOTAの森づくり」

森は地域・社会の重要な基盤です。トヨタは森が抱える課題や背景に向き合い、様々な活動を通して持続的な森づくりに取り組んでいます。

詳しくはこちら

主な取り組み
  • トヨタの森
    トヨタの森
    「人づくりや地域との連携」「森と共生する仕組みの構築」を通じて、持続的な森づくりに向けて様々な活動を展開しています。
  • トヨタ白川郷自然學校
    トヨタ白川郷自然學校
    白山麓の豊かな自然のもと、様々な自然体験プログラムやこどもキャンプなどを通じて、未来のための人づくりに取り組んでいます。
  • トヨタ三重宮川山林
    トヨタ三重宮川山林
    古くからの林業地帯である宮川山林の特徴を生かし、木材の生産やその利用、また森林空間の新たな活用を推進しています。

職場での取り組み

  • オフィスでの使い捨てプラスチック削減取り組み
    オフィスでの使い捨てプラスチック削減取り組み
    オフィスでの使い捨てプラスチックの削減にグローバルで積極的に取り組んでいます。

取り組み紹介動画

  • ブラジル
    ブラジル(英語のみ)
    「工場の森づくり」をテーマに10年間で13万本以上の植樹を行うなど、自然と共生する社会を目指し、様々な取り組みを行っています。
  • 欧州
    欧州(英語のみ)
    欧州全工場での再生可能エネルギー導入率100%達成など、トヨタ環境チャレンジ2050の実現に向けた取り組みを加速しています。2020年までに達成した項目を紹介。
  • アメリカ
    アメリカ(英語のみ)
    カーボンニュートラル、水、廃棄物、生物多様性の4つにフォーカスして様々な活動を行っています。
  • アルゼンチン
    アルゼンチン
    トヨタ環境マネジメント体制を構築し、環境負荷を最小限に抑えるため、日々環境提案・改善などの取り組みを行っています。
  • タイ
    タイ(英語のみ)
    プラスチックごみによる海洋汚染を減らすため、沿岸域の清掃やマングローブ植林など様々な取り組みを行っています。また、今回、海洋生態系保全に向けた啓発動画も制作しました。
  • インド
    インド(英語のみ)
    こどもたちの環境意識と行動を促すため、テーマパーク「トヨタ・エコゾーン」を建設し、水やエネルギーを守るための環境教育を行っています。
  • フィリピン
    フィリピン(英語のみ)
    海の環境保全のために、沿岸域の清掃活動やマングローブ植林活動を行っています。
  • インドネシア
    インドネシア(英語のみ)
    クルマの製造と野生生物が共生するために、植林活動や鳥などが住みやすい生息地づくりを行っています。
  • ベトナム
    ベトナム(英語のみ)
    環境NGOに車両を寄贈し、野生生物種の調査や保全活動を支援しています。

トピックス

大規模な太陽光発電契約を締結(北米)

TMNA本社敷地(太陽光パネル : 写真左部)
TMNA本社敷地
(太陽光パネル : 写真左部)

トヨタは、2035年の工場カーボンニュートラル達成に向け、グローバルで様々な取り組みを行っています。

2021年9月、北米統括事業体であるトヨタ・モーター・ノース・アメリカ(TMNA)は、クリアウェイ・エナジー・グループ(クリアウェイ)と、再生可能エネルギー証書を活用する発電事業者と需要家による直接の長期契約(VPPA*1)を締結。2023年にミシシッピ州で操業を開始するクリアウェイ社の太陽光発電事業である「ワイルドフラワー・ソーラー・プロジェクト」(100MW)をサポートし、その内80MWの電力をTMNAが購入します。米国の平均的な家庭*2約15,000世帯の電力消費量に相当する年間発電量が見込まれます。TMNAは、太陽光発電事業以外にもクリアウェイ社とVPPAを結んでおり、ウェストバージニア州にあるブラックロック風力発電所(110MW)が間もなく操業予定です。VPPAは、トヨタの米国生産拠点全体のカーボンニュートラル化に大きく貢献します。

また、TMNAは、本社ビル屋上に太陽光パネルを設置するなど自社敷地内での再生可能エネルギー生成にも力を入れており、米国のオンサイト太陽光発電設備容量トップ20(太陽エネルギー産業協会調べ)に入ると認識されています。

TMNAはカーボンニュートラル達成に向け、積極的に工場での再生可能エネルギー電力の導入を今後も進めていきます。

*1
VPPA
Virtual Power Purchase Agreement
*2 10,715kWh(米国EIA公表による、電力消費量の2020年世帯平均)
TMNA本社敷地(太陽光パネル : 写真左部)
TMNA本社敷地
(太陽光パネル : 写真左部)

バンポー工場における生物多様性保全活動(タイ)

バンポー工場敷地(工場 : 写真上部、エコフォレスト/ビオトープ : 写真下部)
バンポー工場敷地
(工場 : 写真上部、エコフォレスト/ビオトープ : 写真下部)
キンイロコウヨウジャク
キンイロコウヨウジャク

森林破壊や海洋汚染による絶滅など、世界的に生物多様性の損失が進み、深刻化しています。

トヨタ・モーター・タイランド(TMT)のバンポー工場は、2008年以降、サステイナブル・プラント活動のモデル工場として、様々な活動に取り組んでいます。工場敷地内の9万6千平方メートルの保全エリアにエコフォレストやビオトープを整備。2016年6月には、生物多様性と持続可能性について学べる学習センター「チーワ・パナベイ(Cheewa Panavet)」を開校し、これまでに主にタイの小学生など4万5千人以上が訪れています(現在は、新型コロナウィルスの影響でオンラインに移行しながら学習活動を継続)。

また、大学やNGOの専門家と協働で指標種を設定し、それらの生息状況を確認することで、保全エリアの生態系評価を行っています。例えば、エリア内に湿地をつくり、餌や営巣環境を整えたことで、2019年以降、準絶滅危惧種のキンイロコウヨウジャク(在来種)がバンポー工場に戻ってきました。2021年には10羽のヒナの巣立ちを確認。

今後も生育環境の整備を更に進め、人と自然が共生する工場づくりを進めていきます。

Cheewa Panavet
タイ語の「Cheewa(生命)、Pana(森)、Vet(生息地)」を合わせた造語
バンポー工場敷地(工場 : 写真上部、エコフォレスト/ビオトープ : 写真下部)
バンポー工場敷地
(工場 : 写真上部、エコフォレスト/ビオトープ : 写真下部)
キンイロコウヨウジャク
キンイロコウヨウジャク

「国際サシバサミット2021宮古島」でサシバ保全の取り組みを世界へ発信

Toyota Technical Center Shimoyama カントリー路
Toyota Technical Center Shimoyama
カントリー路
飛翔するサシバ
飛翔するサシバ

新研究開発施設であるToyota Technical Center Shimoyamaでは「自然と共存し地域と調和したテクニカルセンター」を目指して様々な取り組みを行っています。10月に開催された「国際サシバサミット2021宮古島」では、その取り組みの一環としてサシバの保全活動について発表しました。

サシバはカラスよりやや小さめのタカの仲間の鳥です。春から初夏にかけて、繁殖のために東南アジアから日本にやってきます。昔は身近な環境で姿を見ることができましたが、現在は生息環境の悪化等により個体数が減少し、絶滅が危惧されています。

国際サシバサミットは、サシバとその生息地に暮らす人々の未来を考える場として2019年に始まりました。2回目の開催となる今年のサミットでは、トヨタをはじめとした参加者からの保全活動の発表に加え、情報交換や活発な議論が行われました。

これからも人と自然が共生する未来づくりのため、サシバの保全をはじめとした自然共生活動を継続していきます。

Toyota Technical Center Shimoyama カントリー路
Toyota Technical Center Shimoyama
カントリー路
飛翔するサシバ
飛翔するサシバ