Jul. 28, 2000
トヨタ、オリジンを新発売
-国内自動車生産累計1億台達成 記念車-
トヨタ自動車(株)は、国内自動車生産累計1億台達成の記念事業の一環として、トヨタの歴史を象徴する初代クラウンをモチーフとした記念車オリジン*を開発し、全国のトヨタ車販売店を通じて11月1日より、1,000台程度を販売する。
記念車オリジンは、トヨタが長年にわたって培い、伝承してきた「匠の技」と最新自動車技術との融合を図ったもので、随所にクラフトマンの「技」を感じさせる卓越した仕上がりが特長である。
オリジン[GF-JCG17-BEPXF]
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主な特長
- センチュリー生産ラインのクラフトマンの「匠の技」による丁寧な造り込み
- センチュリー生産ラインの選ばれたクラフトマンの「匠の技」により、高品位、高品質を確保
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- 量産プレス技術では難しい意匠であるフロントフェンダー、クォーターパネルまわりは分割成形し、クラフトマンの目と手により、外板面の合わせに細心の注意を払った造り込みを行い、高品位を確保
また、フロントフェンダーパネルとフロントエンドパネルも、継ぎ目をなくすクラフトマンの接合技法により一体化 - 外板塗装には、日本古来の漆塗りの手法と同様に、塗装全面に研磨を施し平滑な面とすることで、より鮮映で輝きと深みのあるセンチュリーと同等レベルの塗装品質を確保
- 組み立てラインでは、一台一台丁寧に、熟練のクラフトマンの目と手によりボディの組み付けやフードなどの建て付けを行い、検査を実施し、高品質を確保
- 本革シート、本革巻きのコンソールは、縫い目のピッチにまで気を配り、高品質を実現
- 美しい木目を厳選し、センタークラスターパネルほか随所に本木目を使用
- 量産プレス技術では難しい意匠であるフロントフェンダー、クォーターパネルまわりは分割成形し、クラフトマンの目と手により、外板面の合わせに細心の注意を払った造り込みを行い、高品位を確保
- 伝統と現代感覚を調和させたエクステリア、インテリア
エクステリア
- 初代クラウンのイメージと現代感覚を程良く調和させた外形スタイルに、「匠の技」を生かした質感を付与
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- フロントビューは、ボリューム感のあるフードパネルや彫りの深い異型丸型ヘッドランプにより、押し出し感を表現。
また、初代クラウンのイメージを現代的に表現したラジエーターグリルと、丸型フォグランプを配したフロントバンパーの組み合わせにより、個性を強調 - サイドビューは、初代クラウンの特徴である観音開きドアに、現代的テイストのサイドパネル、丸みをもたせたルーフパネルを組み合せ、躍動感を表現
- リヤビューは、クォーターピラーまで回り込ませたバックウインドウガラスや縦長のリヤコンビネーションランプを組み込んだテールフィンにより、初代クラウンのイメージをモチーフとしつつ、高級感を表現
- フロントビューは、ボリューム感のあるフードパネルや彫りの深い異型丸型ヘッドランプにより、押し出し感を表現。
インテリア、各種装備
- 伝統的な意匠と優れた機能性、快適性を合わせ持つ、ゆとりの室内空間を演出
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- 伝統的な手法の縦パターンのデザインと玉縁を施した質感の高い意匠の高級本革シートを採用。
また、人間工学的な見地から最良の着座姿勢が保てるよう形状・構造を追求 - インストルメントパネル回りの随所に本木目を採用したほか、ステアリングホイール、シフトレバーノブには本木目と本革を採用し、高品位な室内を演出
- 文字盤面を発光させつつ指針自体も発光させた立体感のあるオプティトロンメーターや高級感を演出するアナログ時計を採用
- 車両盗難防止のため、IDコードで登録された正規キー以外ではエンジンが作動しないエンジンイモビライザーシステムを採用
- 伝統的な手法の縦パターンのデザインと玉縁を施した質感の高い意匠の高級本革シートを採用。
パッケージ
- 取りまわしに優れるボディサイズでありながら、ラージクラスに匹敵する広く快適な室内空間を実現
車両寸法 等単位 : mm
全長 | 4,560 |
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全幅 | 1,745 |
全高 | 1,455 |
ホイールベース | 2,780 |
室内長 | 1,950 |
室内幅 | 1,465 |
室内高 | 1,185 |
車両重量(kg) | 1,560 |
乗車定員(人) | 5 |
- クラウンやプログレの最新自動車技術に由来する基本性能、安全・環境性能、ITS装備
- 傑出した走りと基本性能
先進のパワートレーンによる高級車にふさわしい走り
- VVT-i*1を採用し、豊かな低中速トルクを発揮するBEAMS*22JZ-GEガソリンエンジン(直列6気筒3.0リットル)と高効率、高応答のECT-iE(電子制御フレックスロックアップ付4速オートマチック<インテリジェント>)により、高級車にふさわしい気品ある滑らかな走りを実現
*1 |
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エンジン主要諸元
排気量 (cc) |
最高出力 (kW/rpm) |
最大トルク (N・m/rpm) |
60km/h定地走行燃費 (km/リットル) |
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2JZ-GE | 2,997 | 158[215PS]/5,800 | 294[30.0kg・m]/3,800 | 16.8 |
操縦性・走行安定性と乗り心地、静粛性
- FRレイアウトのプラットフォーム、4輪ダブルウィッシュボーンサスペンション、高剛性ボディの採用により、優れた操縦性・走行安定性としなやかで落ち着きのある乗り心地を実現
- 高剛性ボディの採用、制振材、吸遮音材の効果的な配置などにより、優れた静粛性を確保
- 安全性の追求
予防安全
- 洗練されたシャシーによる優れた緊急回避運動性能の確保に加え、画期的な車両安定性制御システムVSC*をはじめ、ABS、TRC、ブレーキアシストなど最新の予防安全技術を標準装備
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衝突安全
- 衝突安全ボディGOA*1の採用やフロント席にSRS*2エアバッグ、SRSサイドエアバッグ、SRSカーテンシールドエアバッグなど最新の衝突安全技術を標準装備
- 追突された時に乗員の首部への衝撃を緩和するWIL*3(頸部傷害低減)コンセプトを取り入れたシート構造をフロント席に採用
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*2 |
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*3 |
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- エコロジーの多面的な追求
CO2の削減
- CO2削減を念頭にVVT-i付エンジンや高効率トランスミッションの搭載などにより、低燃費を実現
リサイクル 他
- リサイクル性に優れ、さらに強度、剛性、成形性を向上し、軽量化に寄与する熱可塑性樹脂新TSOP(トヨタスーパーオレフィンポリマー)を前後バンパーなどに採用
- 環境負荷物質の低減として、ラジエーターなどに鉛を含まない材料を採用
- ITS*関連装備
- 7インチワイドディスプレイの電動ポップアップ式エレクトロマルチビジョンは、DVDボイスナビゲーションの採用により、経路探索処理速度の大幅な短縮や目的地の住所戸番レベルでのピンポイント検索を実現したほか、FM多重放送、VICS受信機器への接続、自動車向け情報サービスのトヨタ情報通信システム・モネ(MONET)に対応。
- 先行車と走行レーンをレーザーレーダーセンサーおよびステアリングセンサーなどにより認識し、設定車速内において、先行車との車間距離を走行速度に応じて維持するよう制御するレーダークルーズコントロールを標準装備
- ナビゲーションからの道路情報を利用して前方のコーナーを認識し、制動操作と連動してシフトダウンを行うナビ協調シフト制御を設定
- *ITS
- Intelligent Transport Systems(高度道路交通システム)
販売概要
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- 販売店
- 全国のトヨタ店、トヨペット店、トヨタカローラ店、ネッツトヨタ店、トヨタビスタ店
メーカー希望小売価格
(消費税は含まず、単位 : 千円)
車名 | エンジン | トランスミッション | 価格※ |
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オリジン | 2JZ-GE(3.0リットルVVT-i) | ECT-iE | 7,000 |
※ | 北海道、沖縄のみ価格が異なる |
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- ECT-iE
- 電子制御フレックスロックアップ付4速オートマチック<インテリジェント>
以上
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