トヨタ、ライトエース ノアならびにタウンエース ノアの福祉車両を充実

　トヨタ自動車(株)は、ライトエース ノアならびにタウンエース ノアのTECS（メーカー完成特装車）ウェルキャブシリーズを改良し、ライトエース ノアは全国のネッツトヨタ店、タウンエース ノアはトヨタカローラ店を通じて8月1日より発売した。

　今回の改良では、「サイドリフトアップシート車」に“全自動タイプ”を新設定したほか、「車いす仕様車“Aタイプ”」は2脚の車いす乗車を可能とするなど、体の不自由な方や高齢者への配慮を一層深め、介護者の負担の軽減を図っている。

1. サイドリフトアップシート車
   • セカンドシートの回転から昇降にいたる全ての操作を自動とした“全自動タイプ”を新設定
   • “手動回転タイプ”の脱着式サイドリフトアップシート（架装メーカーオプション）に、介護者の負担を軽減する電動アシストタイプを新設定したほか、リフターと脱着シートのセットが容易に確認できるのぞき窓や、介護者がシート前方からでもブレーキ操作ができる前方操作用ハンドブレーキを設定
   • 手動車いす用収納装置（架装メーカーオプション）の吊り上げ能力を20kgから30kgに向上
2. 車いす仕様車“Aタイプ”
   • 車いす固定用のベルトを追加することで、2脚の車いす乗車を実現
   • 全自動スライドリフトに手すりを設定し、リフト昇降時の安定性を向上
   • スライドドアの開閉にあわせてステップが自動的に出入りするセンタードアステップ（電動式）を設定し、乗降性を向上（架装メーカーオプション）
3. 助手席リフトアップシート車
   • 助手席ドアの開口角度を広げることにより、シート下降時の最低着座面高さを2WD車で460mm、4WD車で495mmとそれぞれ45mm低くすることで、乗降性・介護性を向上
   • 手動車いす用収納装置（架装メーカーオプション）の吊り上げ能力を20kgから30kgに向上

以上

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