Dec. 20, 1999

トヨタ、北米での生産能力を145万台に増強

 

 トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、好調な北米市場でのトヨタの販売動向に対応し、かねてからのトヨタの基本的な考えである「販売するところで生産する」に則り、北米地域での生産能力増強を検討してきたが、今般、その概要を発表した。
 発表内容は、トヨタの北米での生産能力を125万台レベルから、近い将来、約20万台増加し、約145万台とするもの。
 その一環として、インディアナ工場において、生産能力約15万台の能力拡張を行う。追加投資額は約8億米ドル、新規雇用は約2千人を計画している。
 また、トヨタは、併せて、北米事業体の連携強化と効率向上を図るため、TMA(Toyota Motor North America, Inc.)の組織を強化することも決定した。同社社長には専務取締役の田口俊明が2000年1月1日付で常勤の社長として就任する。

ご参考
トヨタの北米での車両工場一覧
北米車両組立工場 従業員数
('99年6月末時点)
生産能力
TMMI
(Toyota Motor Manufacturing Indiana,Inc.)
1,550 15万台
(新規投入予定のSUV「セコイア」を含む)
TMMC
(Toyota Motor Manufacturing Canada Inc.)
2,350 20万台
TMMK
(Toyota Motor Manufacturing, Kentucky)
7,800 50万台
NUMMI
(New United Motor Manufacturing, Inc.)
4,550 40万台 *
合計 125万台(「セコイア」を含む)
(*GM向けOEMを含む)

以上