Aug. 18, 2003

<ご参考>

トヨタ、メキシコ工場で生産能力を増強

 

 トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、現在建設中のメキシコ工場Toyota Motor Manufacturing de Baja California (以下、TMMBC)において、ピックアップトラック「タコマ」の生産能力を当初計画よりも1万台増強し、年間3万台にすると共に、「タコマ」の生産開始を当初計画より約半年早い2004年末から開始する。これは、メキシコ時間8月15日11:30(日本時間16日04:30)に、同工場の敷地内で行われた記者会見で田口俊明Toyota Motor North America, Inc. (TMA)社長が明らかにしたもので、同会見には、来賓としてメキシコのビセンテ・フォックス大統領や政府関係者らも出席した。

 なお、2004年から同工場で生産を開始する「タコマ」用トラックデッキの生産能力も、当初の計画より1万台増強し、年間生産能力は18万台になる予定。トラックデッキは同工場の「タコマ」用となる他に、米国General Motors(GM)との合弁会社New United Motor Manufacturing, Inc.(米国カリフォルニア州。NUMMI)で生産される「タコマ」用にも供給される。今回の能力増強に伴い、雇用も240名増やす予定で、総雇用数は700名となる見通し。

 更に、TMMBCの敷地内には、サプライヤーパークが建設され、工場の生産開始に合わせて稼動を開始する。サプライヤーパークは、複数のサプライヤーがサブアセンブリーやTMMBCへの納品前の準備を行う場所として利用される。同パークの運営は豊田通商(株)の米国法人TOYOTA TSUSHO AMERICA INCの子会社が行う。

[TMMBCの概要]
 所在地  メキシコ バハ・カリフォルニア州ティファナ市
 社長  池崎 誠司 (いけざき せいじ)
 設立  2002年3月
 投資額  1億4000万USドル
 従業員数  700名(予定)
 生産設備  ピックアップトラック「タコマ」  3万台/年 (04年末生産開始)
 「タコマ」用トラックデッキ   18万台/年 (04年生産開始)
以上