May. 12, 1983
トヨタ、カローラならびにスプリンターを一新
-世界の最先端をいくベストフィットカー-
トヨタ自動車(株)は、カローラならびにスプリンターを昭和54年3月以来、4年2ヶ月ぶりにフルモデルチェンジし、5月12日より、カローラは全国トヨタカローラ店[注1]、スプリンターは全国トヨタオート店を通じて一斉に発売する。
カローラは「マイカー元年」と名付けられた昭和41年に誕生して以来、我が国にいわゆる大衆車市場を創造し、モータリゼーションの発展に大きな役割を果たしてきた。また今年3月1日には、我が国初の生産累計1,000万台を達成するなど、数々の記録を樹立し、名実ともに「世界のカローラ」として多くの方々から愛され親しまれている。
スプリンターは昭和43年にスポーティーで個性的な車として誕生して以来、多様化する大衆車市場の中で、経済性とパーソナル性を兼ね備えた先進的な車として、常に高い評価を得てきている。
[注1]名古屋地区は、名古屋トヨタディーゼルでも販売。
今回のフルモデルチェンジにあたっては、「世界の最先端をいくベストフィットファミリーカー」を基本テーマとして開発した。
特に、多様化する市場のニーズに対応するため、セダン系はFF方式を採用して、居住性、経済性の優れたものとし、また、クーペ系はFR方式を採用して、よりスポーツ性の高いものとしている。
また、開発にあたっては、特に次の5点を重視している。
- 先進的でオリジナリティーの高いスタイル
- 大衆車を超えた広い快適な居住空間
- 高性能・低燃費を極めたレーザーエンジンシリーズ
- 国際水準を超えたハイパフォーマンス
- 世界のベストセラーカーとしての高品質
新型カローラ、新型スプリンターの車種構成は、スペース効率の高いFF方式のセダン系(4ドア・5ドア車)およびスポーツ性を重視したFR方式のクーペ系(2ドア・3ドア車)の4つのボデーバリエーションから成っている。またスポーティーでスペシャルティーなイメージを強調したクーペ系全車のネーミングを、カローラは「カローラレビン」、スプリンターは「スプリンタートレノ」とした。
新型カローラ、新型スプリンターの主な特徴は次の通りである。
- 先進的でオリジナリティーの高いスタイル
- 新型カローラ、新型スプリンターのスタイルはスムーズな立体構成、なめらかで安定感のある丸さ、ダイナミックなフォルムにより世界のカーデザインをリードする先進的で魅力あるものとしている。
- カローラシリーズ
カローラセダン4ドアは、クリーンノッチバックスタイルを採用し、親しみ易さの中に先進性を強調している。また、カローラレビンには、世界初のエアロダイナミックグリル※を装着することにより2つのフロントマスクをもった個性あふれるデザインとしている。 - スプリンターシリーズ
スプリンターセダン4ドアは6ライトキャビンを基調とした開放感にあふれるスタイルとともに、独自の高級感も生み出している。また、スプリンタートレノは、全車にリトラクタブルヘッドランプを採用しており、低くスポーティーなフロントスタイルがスペシャルティー性の強いフォルムを形成している。 - 新型カローラ、新型スプリンターは、なめらかな曲線基調のボデーライン、端整なフロントグリル、ボデー前後部の絞り込みなどに加え、ドアミラーの設定とあいまって、優れた空力特性の実現を可能としている。(空気抵抗係数Cd=0.35 3ドア、5ドア車)
※ | エアロダイナミック グリル
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- 大衆車を超えた広い快適な居住空間
- 特にセダン系はFF車のメリットを最大限に生かした広く快適な居住空間を確保しており、室内長、室内幅、室内高ともクラストップレベルの値を実現している。
- 5ドア車の一部グレードには、リヤシートがフラットになる大衆車初のオールフラットシートを採用し、多用途性に富んだ室内空間としている。
- また、徹底した低床化、床面のフラット化などにより、ゆったりとした運転姿勢と後席の十分なレッグスペースの確保を図っている。
- 静粛性についても防振性能に優れたボデー構造、大容量マフラーなどの採用により車内騒音を大幅に低減している。
- 高性能・低燃費を極めたレーザーエンジンシリーズ
新型カローラ、新型スプリンターには、5種類の新開発エンジンを含め、6種類の高性能・低燃費エンジンを搭載している。
- FF車搭載エンジン
FF車には、4種類の新開発エンジンを搭載している。
<レーザー4A-EFI-FF>(4A-ELU型、4気筒、1,587cc)は高性能と低燃費を両立させる画期的な新電子制御燃料噴射方式※(“EFI-D”)を採用している。
さらに、このクラスでは世界初の新電子制御式2ウェイオーバードライブ付4速オートマチックトランスミッション(ECT-S)を組み合わせており、マニュアルトランスミッション車に匹敵する燃費を実現するとともに優れたレスポンスを確保している。
<レーザー3A-FF>(3A-LU型、4気筒、1,452cc)、<レーザー2A-FF>(2A-LU型、4気筒、1,295cc)は、低燃費、高性能を両立させる世界初のSCV※(スワール コントロール バルブ)付ヘリカル スワール ポートなど種々の先進的新機構を採用したエンジンである。特に<レーザー3A-FF>は、出力向上と同時に10モード燃費17.8km/L(1500DX、運輸省審査値)と、このクラスではトップの低燃費を実現している。
<レーザー1Cディーゼル-FF>(1C-L型、4気筒、1,839cc)も<レーザー1Cディーゼル>をベースに横置き用に改良したエンジンであり、低燃費で静粛性の高いディーゼルエンジンである。 -
FR車搭載エンジン
<レーザーα4Aツインカム16>(4A-GEU型、4気筒DOHC、1,587cc)は1気筒4バルブで、T-VIS(トヨタ バリアブル インダクション システム)や“EFI-D”などの組み合わせにより、最高出力130馬力(6,600回転/分)最大トルク15.2kg・m(5,200回転/分)と、国際水準をはるかに超えた数値を実現し、かつ燃費も10モードで13.4km/L(終減速比4.100、運輸省審査値)と優れ、高性能、低燃費、メンテナンスのし易さなどを兼ね備えた新時代の画期的なスポーティーエンジンである。
さらに、かねてより好評の<レーザー3A-II>(3A-U型、4気筒、1,452cc)も、種々の改良を行い、性能の向上を図っている。
※ | “EFI-D”
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※ | SCV(スワール コントロール バルブ)付ヘリカル スワール ポート
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- 国際水準を超えたハイパフォーマンス
- FF方式採用のセダン系(4ドア・5ドア車)では、新開発の4輪独立懸架サスペンション、コーナリング特性に優れたネガティブ キャンバー、さらにはワイド トレッド、ラック アンド ピニオン式ステアリングなどを採用するとともに徹底した防振設計を施し、静粛でかつ優れた操縦安定性と乗り心地を高い次元で両立させている。
- また、クーペ系(2ドア・3ドア車)では、新開発エンジン<レーザーα4Aツインカム16>の搭載に加え、サスペンションの改良、フロント ベンチレーテッド ディスクブレーキの採用、60シリーズタイヤの設定などスペシャルティーカーにふさわしい走行性能を実現するため各種新機構を、大幅に採用している。
- 世界のベストセラーカーとしての高品質
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新型カローラ、新型スプリンターは従来からの高い品質、信頼性を更に高めるため、市場で予測される様々な環境条件、使用条件でのテストにより優れた安全性、耐久性、信頼性を確保するとともに厳しい品質管理体制により生産され、世界のベストセラーカーとしての高い品質を確保している。
ちなみに、今回の開発にあたって、特許ならびに実用新案として出願した件数は約500件に及んでいる。
なお当面の国内月販目標台数は、カローラ23,000台、スプリンター12,000台である。
なお、新型カローラ、新型スプリンターの店頭発表会は、5月21日(土)、22日(日)の両日、全国のトヨタカローラ店、トヨタオート店で実施される。
新型カローラ、新型スプリンターの車両概要、車種体系、価格、主要諸元は別紙のとおりである。
- スタイル-先進的でオリジナリティーの高いスタイル-
- 全体のスタイルはスムーズで安定感のある立体構成を基調としており、内側へ大きく絞り込んだ前後のサイドパネル、丸いコーナー部および徹底した各部の面一化処理、さらにはドアミラーの設定などによりスタイリッシュで空力特性に優れたフォルムとしている。
- 4ドア車は低くスラントしたノーズ、衝撃吸収式大型樹脂バンパー、セミコンシールドワイパーからなるフロントビュー、フード、フロントウィンドウ、ルーフとつながるウェッジライン、端整で男性的なリヤコンビランプなどが親しみ易さの中にも個性と先進性を表現している。なお、カローラセダン4ドアは、明快なノッチバックスタイルとし、軽快感、扱い易さを表現し、スプリンターセダン4ドアは6ライトスタイルとし、独自の高級感を強調している。
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5ドア車は大きく傾斜したバックウィンドウ、斬新なクォーターウィンドウが低いノーズ、セミコンシールド ワイパーなどとあいまって、抜群の空力特性を示し(Cd=0.35)、機能と美しさを両立したイノベイティブでスタイリッシュなセダンとしている。
なお、端整でシンプルなカローラのフロントマスクに対し、スプリンターでは4ドア車、5ドア車とも「SPRINTER」のネーム入りの透明樹脂製フロントマスクと滑らかで流麗なエンジンフードを採用し、個性と高級感を強調している。 - 2ドア車はエレガントなノッチバッククーペとし女性を含む幅広いユーザーに受け入れられる流麗なスタイルとしている。特に、強く傾斜したフードとフロント ウィンドシールド、大型プレスドア、細いクォーターピラー、水平で伸びやかなリヤフェンダーなどが特徴となっている。
- 3ドア車は空力的に洗練されたスポーティーなハッチバッククーペとし、特に性能指向の強いヤング層に訴求するスパルタンなスタイルとしている。また、サイドまで回りこんだ大型のバックドア後端を、スポイラー風の形状にするなど、各部に機能重視の処理を施している。
- カローラレビンの一部にはエアロダイナミック グリルが、また、スプリンタートレノは全車にリトラクタブル ヘッドランプが設定され、それぞれの個性を強調している。
- 室内-大衆車を超えた広い快適な居住空間-
- セダン系(4ドア・5ドア車)ではFFのメリットを徹底的に追求し、4ドア車で室内長1,810mm、室内幅1,380mm、室内高1,160mm(スプリンターは1,150mm)とクラストップレベルの快適で広い室内空間を確保している。
- シートは7つの調節機能をもつ7ウェイ スポーツシート(5ドアZX)の採用、シートスライド量の拡大、スライドピッチ、リクライニングピッチの細分化、さらには新設計のワンタッチ式シートリフターなどにより、最適なドライビングポジションを可能にしている。また、5ドア車には、大衆車初のオールフラット シートを採用し、多用途性に富んだ室内空間を実現している。
- クーペ系(2ドア・3ドア車)では、室内空間の拡大とともにコントラストの強いニューカラーコーディネイト、本格的スポーツシート、成形ドアトリム、ラウンジ型リヤシート(いずれもGT APEX)などの設定により、スペシャルティーカーにふさわしいファッショナブルで機能的なデザインとしている。
- エンジン、トランスミッション-高性能・低燃費-
- 新開発の<レーザー4A-EFI-FF>、<レーザーα4Aツインカム16>をはじめ、<レーザー3A-FF>、<レーザー2A-FF>、<レーザー1Cディーゼル-FF>の5種類の新開発エンジンに加え、<レーザー3A-II>も合わせ6種類の高性能、低燃費エンジンを搭載している。
- 「FF車搭載エンジン」
FF用<レーザー4A-EFI-FF>は4気筒OHC、1,587ccで画期的な新方式の電子制御式燃料噴射装置“EFI-D”、マイコン制御方式(TCCS)の採用、小型軽量設計などにより最高出力100馬力(5,600回転/分)、最大トルク14.0kg・m(4,000回転/分)と、パワフルで余裕のあるFF用高級エンジンとなっている。
- この<レーザー4A-EFI-FF>に組み合わされる新電子制御式2ウェイオーバードライブ付4速オートマチックトランスミッション(ECT-S)は新設計のオーバードライブ機構をもった、大衆車クラスでは世界初の4速オートマチックであり、エコノミー、パワー、マニュアルの3つの走行パターンが選択でき、路面状況や走行状態に応じてパワーをより効率的に引き出すことができる。この結果60km/h定地走行では25.4km/L(運輸省届出値)とマニュアル車に匹敵する燃費を確保している。
- <レーザー3A-FF>、<レーザー2A-FF>は世界初のSCV(スワール コントロール バルブ)付ヘリカル スワールポート、アイドルリーン システムの採用、さらに<レーザー3A-FF>にはノックコントロールシステムを装着するなど数々の最新技術を盛り込むことにより、10モード燃費17.8km/L(1500DX、運輸省審査値)と、1,500ccクラスではトップの低燃費と最高出力83馬力(5,600回転/分)、最大トルク12.0kg・m(3,600回転/分)の高性能を両立したFF用エンジンである。
- <レーザー1Cディーゼル-FF>は、ディーゼルエンジン特有の騒音を大幅に低減していることに加え、60km定地走行32.0km/L(5速マニュアルトランスミッション車、運輸省審査値)と、新時代にマッチした省エネルギー型エンジンである。
- 「FR車搭載エンジン」
- <レーザーα4Aツインカム16>は新方式“EFI-D”を採用した4気筒DOHC、1,587ccで1気筒4バルブのダイレクト駆動により、高速域の吸入効率、バルブ追従性の良さを発揮するとともに、低中速域では吸気制御T-VIS(トヨタ バリアブル インダクション システム)の採用により、低燃費、高トルクの確保をはかっている。この結果、最高出力130馬力(6,600回転/分)、最大トルク15.2kg・m(5,200回転/分)と国際水準をはるかに超えた数値を示し、かつ燃費も10モードで13.4km/L(終減速比4.100、運輸省審査値)と優れ、高性能、扱い易さ、低燃費を兼ね備えた新時代の画期的な軽量DOHCエンジンである。
- <レーザー3A-II>はかねてより定評のあるエンジンで、今回の搭載にあたり、種々の改良を行い、性能の向上を図っている。
- また、新型カローラ、新型スプリンターは燃費の低減に加えて、随所でメンテナンス性の向上をはかっており、ユーザーのトータルコスト軽減に配慮している。
- 足まわり-優れた操縦性のセダン、スペシャルティーにふさわしい走りのクーペ-
- FF方式採用のセダン系には、ストラット式4輪独立懸架、ワイドトレッド、ネガティブキャンバーの採用に加え、バリアブルレシオのラック アンド ピニオン ステアリング、エンジン回転数感応型パワーステアリングなどの設定、サスペンション特性の改善など優れた操縦安定性、操舵性、快適な乗り心地を実現している。
- クーペ系は、フロント サスペンションはストラット式でトレッドの拡大、キャスター角および、キャンバー値の最適化をはかり、リヤ サスペンションは信頼性の高いラテラルロッド付4リンク サスペンションとし、サスペンション ジオメトリーの特性変更、低圧ガス封入式ショックアブソーバーの設定などの改良を施している。さらにロック ツウ ロック3.0回転のシャープな操舵感を実現したラック アンド ピニオン式ステアリング、エンジン回転数感応型パワーステアリングなどとの組み合わせにより、ハイレベルの操舵性、走行安定性を確保し、スペシャルティーカーにふさわしい「走りの良さ」を追及している。
- ブレーキはフロントベンチレーテッド ディスク、4輪ディスクブレーキの設定とブレーキブースターの容量アップなどにより制動性能を向上させている。
- また、優れた旋回性能を発揮する高性能偏平60シリーズタイヤを一部車種に装着している。
- 便利で魅力ある装備類
- 新型カローラ、新型スプリンターにはカーライフの快適性を、一層向上させる、次のような新装備が車種、グレードに応じて標準またはオプション設定されている。
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エンジン冷却水の温度を感知してフロントグリルが自動開閉するエアロダイナミック グリル。この画期的な新機構により、空力特性の向上とともに、冬期暖房の向上をはかっている。
(カローラGT APEXに標準) - 分割可倒式リヤシートとラッゲージルームとの直結により3タイプのラッゲージスペースが選択でき、スキーなども積みこめるマルチ ラッゲージスペース。(4ドアSE、およびSEサルーン、5ドア全車、2ドアGT APEXおよびSE、3ドア全車に標準)
- 一部車種のドライバーズ シートには無段階に前部20mm、後部30mmの調節ができるシートリフターをはじめ7つの調節機能をもったスポーツシートを、装着している。
- スピードをデジタル表示で、エンジン回転数、燃料をゾーン表示で、水温をセグメント表示で行い、視認性に優れたエレクトロニック ディスプレーメーター。(3ドアGT APEXに標準、5ドアの1600ZX、2ドアGT APEXにオプション)
- 一定温度にセットすれば、内外気のセンサーとコンピューターが快適な室温を保つマイコン制御のオートエアコン。またエコノミーモードを設定し急速冷房以外の時はエンジンにかかる負担を減少し、燃費向上をはかった2ステージ機構としている。(4ドアSE、SEサルーン、5ドアZX、1600SX、2ドア・3ドア全車にオプション)
- ヘッドライトやフロントワイパーのスイッチをロータリー式にしてスポーティー感と操作性を向上させたメータークラスター組み込みスイッチ。(2ドア・3ドア全車)
- カセットテープの収納などに便利な二重コンソールボックス。折りたたみ式傘などが収納できるマルチユーストレイ、靴も入る便利なスライド式のシートアンダー トレイなどきめ細かい便宜をはかっている。
- ワイパーの間欠時間の調整ができ、しかもウォッシャーと連動で作動するウォッシャー連動時間調整式間欠ワイパー。(4ドアSEサルーン、5ドアZXに標準、2ドアSE、3ドアSE、2ドア・3ドアGT APEXに標準)
- 運転席のスイッチで4つのドアのロックとアンロックができる1クラス上の高級装備、電磁ドアロック。(5ドア1600ZXに標準)
- 免許申請するだけで開局でき、市街地では4~6km、郊外なら7~10kmの範囲で相互の交信可能な周波数900MHz、出力5W、チャンネル数80のパーソナル無線機。
以上