Nov. 09, 2005

中国に初めてハイブリッド車を正規導入

 

 トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)はこのほど、中国で輸入ハイブリッド車の正式認証を取得し、日本で生産した「プリウス」30台を中国に導入した。プリウスは、中国で本年10月1日より施行されたハイブリッド車国家認証制度の下で、正規導入された最初のハイブリッド車となる。

 トヨタは、昨年6月に中国政府が発表した新自動車産業政策における「環境改善に貢献する自動車の導入を積極推進」との意向に積極的に対応すべく、様々な方策を検討してきた。その結果、既に日本、欧米を中心に、累計40万台を超える販売実績があり、各方面より高い評価をいただいているハイブリッド車「プリウス」の中国導入を決定し、関係諸機関と調整を進めてきた。中国向けとなる最初の30台のうち、27台は10月31日に北京で正式に登録を完了し、残り3台については他都市での登録を準備中である。

 今回導入した30台は、中国国内のトヨタ関係会社が保有し、展示会・試乗会など様々なイベントやPR活動を通じ、広く中国のお客様にハイブリッド車の魅力をご理解いただくために活用したいと考えている。

 なお、トヨタは既に、中国第一汽車集団公司との車両生産合弁会社である四川一汽トヨタ自動車有限会社の長春工場(吉林省長春市)で、プリウスを生産することを決定している。本年内に車両概要、価格、生産台数等を別途発表し、生産も年内に開始する予定である。
以上