パナソニックEVエナジー(株)の増資について

　トヨタ自動車株式会社（以下、トヨタ）および松下電器産業株式会社、松下電池工業株式会社（以下、両社合わせて松下グループ）は、このほど３社が出資するハイブリット車（以下、HEV）用のニッケル水素蓄電池製造会社であるパナソニックEVエナジー株式会社（以下、PEVE）の資本金を20億円から30億円に増資しました。増資後の出資比率はこれまでの松下グループ60％、トヨタ40％から、トヨタ60％、松下グループ40％になります。

　HEV市場は、昨今の環境・資源問題の高まりを背景に本格的な発展期を迎え、HEV開発を加速するためにも、従来の電池技術に加えて、車載搭載システム技術とのトータルな開発が必要になってまいりました。
こうした変化に対応し、PEVEが引き続きHEV用電池市場をリードし続けるために、トヨタ・松下グループにおいて協議を重ね、今般、出資比率を見直しました。

　新たな資本関係において、PEVEはトヨタ・松下グループの技術力、マーケティング力を生かして、引き続きHEV用電池市場でNo.１の地位を確固たるものとしてまいります。

《パナソニックEVエナジー株式会社の概要》

社名	パナソニックEVエナジー株式会社
設立日	1996年12月11日
本社所在地	静岡県湖西市境宿555番地
代表者	代表取締役社長　藤井雄一
資本金	30億円
出資比率	トヨタ自動車　60％、松下グループ　40％
事業規模	売上　274億円（2004年度）
従業員	229名（2005年３月末現在）
事業内容	電気自動車用電池の開発・製造・販売

以上