豊田総建（株）と新和建設（株）が合併へ

　トヨタ自動車（株）（以下、トヨタ）と、関連会社である、豊田総建（株）（以下、総建。本社：愛知県豊田市、社長：高崎誠）と子会社である、新和建設（株）（以下、新和。本社：愛知県名古屋市、社長：工代裕章）は、本年10月１日に総建・新和が合併し、「トヨタＴ＆Ｓ建設（株）」を設立することで合意した。

　今回の合意は、厳しさを増す建設投資環境の中で、両社の経営リソーセスを集中し経営効率を高めると共に、それぞれの業務分野、主要顧客、拠点展開などを相互補完することにより営業領域の拡大を図り、さらなる成長を目指すことを狙いとしている。

　総建は、1950年６月「ユタカプレコン（株）」として設立、1980年7月に現在の社名に変更。トヨタなど製造業を中心に、工場建物の建設・保全工事をはじめ、寮・社宅や立体駐車場の建設など、プレキャストコンクリートを活用した短工期施工が特長の建設会社である。

　一方、新和は、1973年１月に設立。トヨタの営業関連の建物やトヨタ販売店店舗の企画・立案・施工で評価を得ている建設会社である。

　新会社では、トヨタやトヨタ関連企業への更なる拡販やプレキャストコンクリート業界におけるトップレベルの品質・価格競争力を確保することにより、売上・利益の拡大を図っていく方針である。

　なお、新会社の概要は以下のとおり。

＜新会社の概要＞

社名	トヨタＴ＆Ｓ建設株式会社
設立	2003年10月１日
本社所在地	愛知県豊田市亀首町上向イ田65番地（現総建本社）
代表者	取締役社長　高崎誠（現総建社長）＜予定＞
資本金	4.7億円（トヨタ出資比率56％）
従業員数	約330名
業務内容	建築工事の請負・企画・設計・施工および監理　住宅およびプレキャストコンクリート製品等の製造・販売
売上高目標	2006年度　300億円

以上