Oct. 28, 2005

社会貢献活動の一環としてアジアで16回目のクラシックコンサート・ツアーを開催

 

 トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、社会貢献活動の一環として、クラシックコンサート・ツアー「トヨタクラシックス」を本年11月13日から11月29日まで、アジア8都市(マニラ、バンコク、ジャカルタ等)で開催する。

 当コンサート・ツアーは、
アジア各国での音楽文化の振興に貢献することを目的に、「トヨタクラシックス」としてアジア各国のトヨタ販売代理店と共同で1990年より開催しているもので、本年で16回目を迎える。

 今回は、「ハンガリー国立ブダペスト・オペレッタ劇場管弦楽団」が、イシュトヴァーン・シッロー指揮の下、カールマン、レハールやシュトラウスといった著名作曲家によるオペレッタの名作を中心に、オペラ歌手、バレエダンサーと一体となった演奏を披露する。
 オペラ歌手は、ソプラノにミュンヘンの芸術誌によるTZ Rose賞受賞のジュジャ・カロチャイ、テノールにヤーサイ賞受賞のゾルターン・ニャーリなどを迎える。
 また、都市により現地アーティストとの共演も予定されており、音楽を通じた国際交流も期待される。

 なお、
各都市でのコンサートチケットの売上金を、地元の社会福祉団体等に寄付する予定。
 コンサートの概要は、別紙のとおり。
[企画概要]
タイトル
「TOYOTA CLASSICS -A WORLD OF HARMONY-」
 (トヨタ クラシックス ―ワールド・オブ・ハーモニー)
目    的
クラシック音楽の演奏を通じ、アジア各国の音楽文化の振興に貢献する。
日    程
11月13日(日)~11月29日(火)
公演予定
開催地:アジアの8都市、8公演(本年で16回目の公演)
日程
都市
会場
11月13日(日)
マニラ
(フィリピン)
フィリピンカルチュラルセンター
Cultural Center of the Philippines
11月16日(水)
バンコク
(タイ)
タイカルチュラルセンター
Thailand Cultural Centre
11月18日(金)
ジャカルタ
(インドネシア)
ムリアホテル、ボールルーム
Mulia Hotel, Ballroom
11月20日(日)
ソウル
(韓国)
芸術の殿堂、コンサートホール
Seoul Arts Center, Concert Hall
11月23日(水)
ハノイ
(ベトナム)
ハノイオペラハウス
Hanoi Opera House
11月25日(金)
クアラルンプール
(マレーシア)
MBSAコンサートホール
Majlis Bandaraya Shah Alam, Auditorium
11月27日(日)
バンダル・スリ・ブガワン
(ブルネイ)
インターナショナルコンベンションセンター
International Convention Centre
11月29日(火)
台北
国家音楽庁
National Concert Hall
出演楽団
ハンガリー国立ブダペスト・オペレッタ劇場管弦楽団
 (The Budapest Operetta Theatre Orchestra)
主な演奏曲目
(予 定)
全8公演での
共通演奏曲目
ブラームス ハンガリー舞曲第1番
カールマン 『チャールダーシュの女王』より「踊りたい」「山こそわが心の故郷」「ヨイ・ママン」
『伯爵家令嬢マリツァ』より「来てくれジプシー」「ウィーンへ愛をこめて」「ヴァラシュディンへ行こう」「ツィンバロンの響きを聞けば」
リスト ハンガリー狂詩曲第2番
シュトラウスII ワルツ「春の声」、ポルカ「狩にて」、『こうもり』より「酒の歌」
レハール 『ほほえみの国』より「君はわが心のすべて」、ワルツ「金と銀」
現地アーティスト
との共演曲
<マニラ> Alegria Ocampo Ferrer (ソプラノ)
 
  バーンスタイン 『ウエストサイド物語』より「トゥナイト」
  ロウ 『マイ・フェア・レディ』より「踊り明かそう」
<ソウル> Jung-Won Park (ソプラノ)
 
  プッチーニ 『ジャンニ・スキッキ』より「私のいとしいお父さん」
  カタラーニ 『ラ・ワリー』より「遠くへ行かないで」
<ハノイ> Dang Thai Son (ピアノ) / グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調
現地ローカル曲
<バンコク> Silapabanleng作曲:「Lome Nua」、「Somsawat」
<バンダル・スリ・ブガワン> 「Tipa」、「Kampong Ayer」
ハンガリー国立ブダペスト・オペレッタ劇場管弦楽団(芸術監督:ミクローシュ・ガーボル・ケレーニ)
レハール、カールマンなど今日のオペレッタを代表する作曲家を多く輩出しているハンガリー。
ハンガリー国立ブダペスト・オペレッタ劇場は、ハンガリーの首都ブダペストに1894年に建設された、ウィーンのフォルクスオーパーと双璧をなし世界を代表するオペレッタ劇場である。同劇場の管弦楽団も、オペレッタ作品の演奏において評価が高く、オーストリア、ドイツ、オランダ、イギリス、イタリアや日本など、世界各国で公演を行っている。2004年には、ウィーン・コンツェルトハウスとライプツィヒ・ゲヴァントハウスでの公演が大成功を収め、2005年にはニューヨークのリンカーン・センターを含めたアメリカツアーを行った。
イシュトヴァーン・シッロー(指揮者)
1986年にバルトーク・ベーラ音楽高等学校ピアノ科を卒業後、フランツ・リスト音楽院に入学し、同大学指揮科に編入。その翌年からブダペスト演劇映画芸術大学教授に就任。オペレッタからミュージカルに渡る幅広いレパートリーで知られ、ブダペストの各劇場で活躍している。1996年にハンガリー国立ブダペスト・オペレッタ劇場の指揮者に就任。また、パリのユーロ・ディズニーのレコーディング指揮者でもある。シッローの指揮により、ハンガリーで初めてディズニーミュージカル「ビューティ・アンド・ザ・ビースト」がブダペスト・オペレッタ劇場で上演された。同劇場の管弦楽団や合唱団との海外公演も多く、最近ではミュンヘン、ローマや日本の各都市で公演している。
ジュジャ・カロチャイ(ソプラノ)
ブダペスト演劇映画芸術高等学校在学中から、ブダペスト・オペレッタ劇場にて主役を演じる。イタリア、フランス、スイス、ルクセンブルク、ドイツ、イスラエルや日本で演じた役には、「サーカスの王女」のフェドーラ、「伯爵家令嬢マリツァ」のマリツァなどがある。「ジプシーの恋」のゾーリカ役でミュンヘンの芸術誌によるTZ Rose賞を受賞した。1995年にはヤーサイ賞を受賞。
ゾルターン・ニャーリ(テノール)
ブダペスト舞台映画芸術大学で声楽を学んで以来、「ミス・サイゴン」のクリス、「チャールダーシュの女王」のエドヴィン、「ウエスト・サイド・ストーリー」のトニー、「伯爵家令嬢マリツァ」のタシロ、そして「こうもり」のアイゼンシュタイン公爵などの役を歌ってきた。ブダペスト・オペレッタ劇団とは、サンクトペテルブルグ、ウィーン、ロンドン、ミュンヘン、カタンザ-ロ、そして日本の各都市で出演。ディズニー映画「ノートルダムのせむし男」のハンガリー語版では、クワァジモド役の声を担当した。1997年ウィーンのベルヴェデーレ歌唱コンクールで優勝し、2005年にはヤーサイ賞を受賞。
モーニカ・フィッシュル(ソプラノ)
「ドン・パスクアーレ」のノリ-ナ役でデビューした後、ハンガリー国立歌劇場に入団。そこで初めてカールマンの「モンマルトルのすみれ」に続き、イェネ・フスカの「マリア伍長」で主役を演じた。また、「チャールダーシュの女王」のシルヴァ、「こうもり」のアデーレ、そして「伯爵家令嬢マリッツァ」の主役を国立歌劇場で演じてきた。「ほほえみの国」のリーザ、「ジプシー男爵」のアルゼーナや「こうもり」のアデーレを、ドイツとオーストリアの主要都市で客演し、またブダペスト・オペレッタ劇場とは、ウィーン、ロンドン、アムステルダム、イタリア、ドイツと日本で出演。
ダーニエル・ヴァダース(テノール)
オペラとオペレッタの豊富なレパートリーには、「カルメン」のレメンダード、「フィガロの結婚」のドン・バジリオ、「チャールダーシュの女王」のエドウィン、「伯爵家令嬢マリツァ」のタシロ、「こうもり」のアルフレードなどがある。2000年よりブダペスト・オペレッタ劇場の他に、ハンガリー国立歌劇場での客演も行っている。ブダペスト・オペレッタ劇場とは、ロンドン、ローマ、アムステルダム、ミュンヘン、バーデン、ライプツィヒや日本の主要都市で出演。
以上