Aug. 04, 2003
トヨタ、セルシオをマイナーチェンジ
トヨタ自動車(株)は、セルシオをマイナーチェンジし、全国のトヨタ店ならびにトヨペット店を通じて8月4日より発売した。
セルシオは、誕生以来、常に最高を追求する思想のもと、そのアイデンティティを継承しつつ、卓越した資質を磨き上げてきた。 |
【主な特長】 | ||
・ | セルシオのアイデンティティを継承しつつ、より先進的かつ洗練されたスタイルに進化 |
・ | 新開発スーパーインテリジェント6速オートマチックトランスミッション(6Super ECT)の採用やショックアブソーバーの改良などにより、走行性能を一段と向上させるとともに、シーケンシャルシフトマチックを新採用し、操る楽しさも追求 |
・ | ミリ波レーダーにより衝突不可避を判断し、ドライバーのブレーキ操作がない場合にもブレーキ制御する機能などにより、事故時の衝突被害軽減を図るプリクラッシュセーフティシステム(レーダー方式)や、カーブでの視認性向上を図り、夜間運転を支援するインテリジェントAFS*1、SRS*2ニーエアバッグ(運転席・助手席)を採用するなど、先進の安全性能を追求 |
さらに、全車「平成22年燃費基準」を先行してクリアし、国土交通省の低排出ガス車認定制度における「超-低排出ガス」の達成(従来より達成済)とあわせ、グリーン税制による減税措置対象車とするなど、先進の環境性能を追求している。 ウェルキャブ(メーカー完成特装車)についても、ベース車同様の改良を施し、同日より発売した。 なお、月販目標台数は1,500台、店頭発表会は8月23日(土)、24日(日)を予定している。 |
*1 | AFS:Adaptive Front-lighting System |
*2 | SRS:Supplemental Restraint System(乗員保護補助装置) |
セルシオ C仕様 <オプション装着車>
【車両概要】 1.スタイルの進化 |
▽ | フロントは、ヘッドランプ、バンパー、フードパネル、フェンダーパネルなどのデザイン をリファインし、より精悍なフロントマスクを演出。サイドは、スラントしたノーズにより躍動感を、リヤはトランクリッド、コンビネーションランプなどのデザイン変更により スポーティ感を表現 |
▽ | 18インチタイヤ<245/45R18>(eR仕様)、17インチタイヤ<225/55R17>(eR仕様を除く全車)とスポーティ感あるデザインのアルミホイールを採用 |
▽ | 外板色は、特長の異なるベースを重ねた複層塗装を採用し、滑らかな質感 、深みのある輝きが際立つプレミアムシルバー(オプション)など新色5色を含む全9色を設定 |
2.一段と磨き上げられた基本性能 <オートマチックトランスミッション> |
▽ | 新開発のスーパーインテリジェント6速オートマチックトランスミッション(6Super ECT)を採用 |
・ | 発進・加速性能の大幅な向上と低燃費に寄与 |
▽ | シーケンシャルシフトマチックを新採用 |
・ | シフトレバー「D」レンジ横に設定した「S」ポジションにレバーを切り替えることにより、マニュアル感覚の操作を可能とし、ドライビングの楽しさを一段と向上 |
▽ | 6速に加え5速でも、ロックアップ制御を作動させ、燃費の向上に寄与 |
<サスペンション> | |
▽ | モノチューブ型ショックアブソーバーを採用 |
・ | 減衰力応答性を向上させ、より優れた操縦性・走行安定性と快適な乗り心地を実現 |
3.先進の安全性 <アクティブセーフティ> |
▽ | インテリジェントAFSを採用 |
・ | 車速とステアリング角度に応じてヘッドランプ(ロービーム)の光軸を自動的に左右に動かし、大光量ディスチャージヘッドランプとあわせ、夜間のワインディングロード走行時の視認性を向上 |
<プリクラッシュセーフティ> | |
▽ | 「プリクラッシュセーフティシステム(レーダー方式)」を採用(A仕様、eR仕様を除く全車にオプション設定) |
・ | ミリ波レーダーにより衝突不可避を判断し、ドライバーのブレーキ操作がない場合にもブレーキ制御する機能などにより、事故時の衝突被害を軽減 |
【システムの構成】 | ||
・ | 「プリクラッシュセンサー」 ミリ波レーダーで、進路上にある車両や障害物を認知し、物体の位置、速度、進路から衝突不可避を事前に判断 |
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・ | 「プリクラッシュシートベルト」 衝突不可避と判断した場合に早期巻き取りを行い、乗員の初期拘束性能を向上。急制動時にも作動 |
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・ | 「プリクラッシュブレーキ」 前走車や障害物との衝突の可能性が高い場合、ブザー音とメーター内ディスプレイ表示によりドライバーに危険を知らせ、さらに、衝突不可避を判断し、ブレーキ操作の有無にかかわらず、ブレーキ制御を行うことによって、衝突速度を低減 |
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・ | 「プリクラッシュブレーキアシスト」 ブレーキペダルの踏み込みに応じ早期に制動力を補助し衝突速度を低減 |
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・ | 「サスペンションコントロール」 サスペンションの制御により、制動時に車両前部が下がるのを抑制(世界初) |
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<パッシブセーフティ> |
▽ | SRSニーエアバッグを運転席、助手席に採用 |
・ | 下半身(主に膝)を拘束して、シートベルトの働きを補助し、乗員の保護効果を向上 |
▽ | 重量・車高の異なる乗用車同士の衝突時の共存を追求するコンパティビリティの概念を取り入れて、GOAを進化。具体的には、セルシオと比べて車高の高いSUVとの衝突を念頭に、ハイラックスサーフとの50%ラップオフセット前面衝突試験(50km/h)、側面衝突試験 (50km/h)、50%ラップオフセット後面衝突試験(50km/h)という、全方位のカーツーカー衝突試験を実施し、生存空間やダミーの傷害値において、トヨタ独自の目標をクリア |
▽ | リヤの左右席には、ISOFIX*に対応したトップテザー付チャイルドシート固定専用のアンカーを装備 |
*ISOFIX: | 誤使用防止、車両適合性の向上、取付方法の国際的な統一を目的としたISO (国際標準化機構)規格のチャイルドシート固定方式 |
4.各種装備 <ITS装備> プリクラッシュセーフティシステム、インテリジェントAFSに加え、以下のITS装備を充実 |
▽ | ナビゲーションシステムは、情報ネットワークサービス「G-BOOK」に対応 |
・ | G-BOOK対応のDVDボイスナビゲーションとハンズフリー機能を使用してオペレーターと会話することで、目的地の設定や各種予約の代行など様々なサービスが受けられる「G-BOOKプレミアムコール*」を設定 |
* | 2003年8~11月は無料キャンペーン期間として一部メニューを提供。 2003年12月より全メニューを有料にてサービス開始予定 |
▽ | 後退時の予想進路を計算し画面表示する音声ガイダンス機能付カラーバックガイドモニターを新設定 |
▽ | NAVI・AI-SHIFTを新設定 |
・ | ナビゲーションからの前方コーナー情報と、アクセル開度と車速の相関から得た道路勾配情報を利用し、アクセル操作、ブレーキ操作と連動して、6速から3速までのシフトダウンを行い、快適なワインディングロードドライブをサポート |
<快適装備> |
▽ | 前席で好評の、シート表面から温風・冷風を吹き出し快適性を高めるコンフォータブル・エアシートを後席にも新採用。また、足元照明、バニティミラーなどを後席に新設定 |
▽ | エアピュリファイヤーに光触媒作用で脱臭・抗菌を行う機能を付与したほか、エアコン制御に湿度センサーを追加し、快適性を向上 |
▽ | CD、DVDを計6枚まで同時に挿入できるDVDチェンジャー(インダッシュ6連奏)一体オーディオを新設定 |
5.環境性能の追求 |
▽ | CO2削減を念頭に、高効率トランスミッション6Super ECTの搭載などにより低燃費を追求し、全車「平成22年燃費基準*」を先行してクリアし、国土交通省の低排出ガス車認定制度における「超-低排出ガス」の達成(従来より達成済)とあわせ、グリーン税制による減税措置対象車とするなど、先進の環境性能を追求 |
*省エネ法に基づき定められている燃費目標基準 |
【メーカー希望小売価格】 | (北海道のみ価格が異なる。消費税は含まず。単位:千円) |
グレード | エンジン | トランスミッション | 価 格 |
A仕様 | 3UZ-FE (4.3LV8) |
6Super ECT | 5,650 |
eR仕様 | 6,200 | ||
C仕様 | 6,350 | ||
"インテリアセレクション" | 6,870 | ||
"Fパッケージ" | 7,120 | ||
"Fパッケージ・インテリアセレクション" | 7,500 |
【ウェルキャブ メーカー希望小売価格】 | (北海道のみ価格が異なる。消費税は含まず。単位:千円) |
ベースグレード | エンジン | トランスミッション | 価 格 | |
C仕様 | 全自動助手席回転スライドシート車 "Aタイプ" |
3UZ-FE (4.3LV8) |
6Super ECT | 7,107 |
全自動助手席回転スライドシート車 "Bタイプ"* |
7,177 | |||
全自動後席回転スライドシート車 "Aタイプ" |
7,157 | |||
全自動後席回転スライドシート車 "Bタイプ"* |
7,227 |
*"Bタイプ"は、消費税は非課税 |
以上