Feb. 08, 2005

レクサス、ミラノデザインウィークでアートエキジビション
"LEXUS L-finesse" -Modern Japanese art meets automotive design- を開催

 

 トヨタ自動車(株)とToyota Motor Marketing Europe S.A./N.V.(ベルギー・ブラッセル、TMME)は、世界最大のデザインエキジビション「ミラノデザインウィ-ク」*1 において、レクサスのデザインフィロソフィ「L-finesse 先鋭-精妙の美」*2 をテーマにしたアートエキジビション「"LEXUS L-finesse" -Modern Japanese art and automotive design-」を開催する。

 レクサスは、人々の感性や知性に響く魅力や美しさの感受性が、21世紀のグローバルプレミアムブランドに欠かせない要素と考え、デザインフィロソフィである「L-finesse 先鋭-精妙の美」を提唱している。今回のエキジビションでは、「L-finesse」の新たな可能性を追求するため、それらに共鳴するアーティストや建築家とのコラボレーションにより、その精神性や世界観を空間に表現し、アートと融合させることで、新たなプレミアムブランド像を提案する。

 イタリア・ミラノ市内のトリエンナーレ美術館に併設される劇場テアトロアルテ全体を、霧で満たした幻想的な世界に演出。「Time in Design」を空間コンセプトに、訪れた人がエントランスから出口までの空間をめぐりながら、レクサスブランドが目指す「先鋭-精妙の美」、「"ときめき"と"やすらぎ"の最高の時間の提供」、「高級の本質の追求」について、体感し、思考する空間を提供する。

 会場では、8月から国内導入されるレクサス「GS」と、デトロイトショー*3 にて発表したコンセプトカー「LF-A」をモチーフとした造形モデルを展示するとともに、レクサスの世界観を映像化した「L-finesse Art Movie」を上映。
 また、アーティストによる「先鋭-精妙の美」の解釈として、新しい日本の美を描く画家の千住博氏の未来への想いを込めた絵画、斬新かつエレガントな建築を手掛ける妹島和世氏の照明などが初公開される。
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*1 世界最大のデザインエキジビション。ミラノ市内の各所で家具メーカーやファッションブランドがブランドの独自性をアピールする様々なイベントを開催
*2 Leading-Edge(先鋭)とFinesse(精妙、深みやエレガントさ、至高の技)を「二律双生」する概念。大胆な先進性を極めて表現されるエレガントのある美しさの創造
*3 北米国際オートショー(North American International Auto Show)
【開催概要】
  ■タイトル "LEXUS L-finesse" -Modern Japanese art and automotive design-
  ■期  間 2005年4月13日(水)~18日(月)
※4月13日にプレスブリーフィングおよびオープニングレセプションを実施予定
  ■場  所 劇場テアトロアルテ(ミラノ・トリエンナーレ美術館内)
  ■参加アーティスト 千住博(画家)、妹島和世(建築家)、石上純也(建築家)
  ■会場構成 石上純也
  ■グラフィックデザイン 粟辻デザイン事務所
  ■展示車両 GS、LF-Aをモチーフとした造形モデル
  ■上映映像 「L-finesse Art Movie」
<日本の美の哲学にみる、革新的な次世代プレミアムの予見>
  ■展示作品 千住 博 新作画「喜」「怒」「哀」「楽」
    妹島和世 新作「シャンデリア」
    石上純也 新作「low chair、round table」
【参加アーティスト・プロフィール】(敬称略)
  千住 博 Hiroshi Senju
(画家・京都造形芸術大学副学長、同国際芸術研究センター所長)
  1958年東京生まれ。東京芸術大学院博士課程終了。1995年べネチア・ビエンナーレ絵画部門優秀賞を受賞。代表作品に大徳寺聚光院別院77面の襖絵(2002)、羽田空港第2ターミナルのアートプロデュース(2004)がある。2005年愛知万博フィナーレに開催される薪能のアートディレクターを担当。知性溢れる現代的な表現で、日本画の新たな境地を開拓する気鋭のアーティスト。
  妹島 和世 Kazuyo Sejima (建築家・慶応義塾大学教授)
  1956年茨城県生まれ。1981年日本女子大学大学院修了。伊東豊雄建築設計事務所勤務を経て、1987年妹島和世建築設計事務所設立。1995年西沢立衛とSANAA設立。代表作にDior表参道(2003)、金沢21世紀美術館(2004)(共に西沢立衛と共同設計)等がある。主な受賞に日本建築学会賞(1998)、ベネチアビエンナーレ国際建築展金獅子賞受賞(2004伊)、毎日芸術賞(2005)等。進行中プロジェクトにトレド美術館ガラスセンター(米)、バレンシア近代美術館増築(西)他。今、世界が最も注目する建築家。
  石上 純也 Junya Ishigami (建築家)
  1974年神奈川県生まれ。2000年東京芸術大学大学院修了。妹島和世建築設計事務所を経て、2004年石上純也建築設計事務所設立。代表作にRestaurant Noel内装(2003)。進行中のプロジェクトに神奈川工科大学施設や住宅設計がある。今後の活動が期待される新進気鋭の建築家。
以上

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