May. 31, 2002

トヨタ、センチュリー用CNGエンジンシステムを開発

― 搭載車を来年1月に発売予定 ―

 

 トヨタ自動車(株)(以下トヨタ)は、このほどセンチュリー用に、クリーンでCO排出量の少ないCNG(Compressed Natural Gas・圧縮天然ガス)エンジンシステムを開発した。

 トヨタは、これまで環境への対応を積極的に進めてきており、新しい動力源の開発では、ハイブリッド車、燃料電池車、CNG車などを発表してきている。
このうち、CNG車については1993年にカローラのバン、1996年にはクラウン、ダイナ系に CNGシステムを搭載し発売した。

 今回開発したCNGシステムは、傑出した滑らかさと静粛性や豊かな低中速トルクを特長とするV型12気筒5リットルガソリンエンジンをベースに、シリンダーヘッドなどの主要部品や燃料系を変更するとともに、高性能触媒を採用し、国土交通省の低排出ガス車認定制度における「平成12年基準排出ガス75%低減レベル(超-低排出ガス)」相当(社内測定値)のクリーンな排気を実現している。
 さらに、ベースエンジン同様、左右バンク6気筒毎の独立制御により、電子制御部品等が万が一故障しても片側6気筒での運転を可能としたフェイルセーフを導入し、高い信頼性を確保している。

 なおトヨタは、本システムを搭載したセンチュリーを来年1月に発売する予定。
また、6月1日~2日に東京・代々木公園で開催される低公害車フェアに、搭載車を参考出品する。
<本システム 主要諸元(計画値)>
ベースエンジン 1GZ-FE
排気量(cc) 4,996
ボア×ストローク(mm) 81.0×80.8
圧縮比 10.5
燃料 CNG
最高出力(kW/rpm) 190〔258PS〕/5,200
最大トルク(N・m/rpm) 405〔41.3kg・m〕/4,000
航続距離(km)〔10・15モード走行〕 350
ボンベ容量(リットル) 200

以上