Mar. 15, 2013

トヨタ、インドネシア カラワン第2工場の開所式を実施

―インドネシアの生産拠点を強化―

 

 トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)のインドネシアにおける車両生産会社であるPT. Toyota Motor Manufacturing Indonesia (以下TMMIN)は、カラワン第2工場の開所式を、現地時間3月15日(金)9:00(日本時間11:00)、西ジャワ州カラワン市の同工場敷地内で実施した。

 開所式には、ヒダヤット インドネシア共和国工業大臣、鹿取 駐インドネシア大使のほか、トヨタの岩瀬隆広専務、TMMINの野波雅裕社長らが出席。
 式典では岩瀬専務が、「トヨタは、インドネシアを大変重要な生産・供給拠点と位置づけている。
このカラワン第2工場は、グローバルトヨタの今後の成長に欠かせない工場となり、今後インドネシアが、アジア地域のさらなる発展を牽引することを期待している。」と語った。

 TMMINの野波社長は、「カラワン第2工場の開所により、インドネシアトヨタのクルマづくりは、新時代を迎えた。インドネシア人メンバーのアイデアが盛り込まれた新工場で、インドネシアの人によって作られたインドネシアのためのクルマを生産する。」と抱負を語った。

 カラワン第2工場では、インドネシアのお客様のために開発した小型ハッチバックの「エティオス ファルコ」※1を生産し、販売を開始した。カラワン第2工場の立ち上がり時の生産能力は年産7万台、投資額は約330億円(約3兆3千億ルピア※2)、新規雇用は1,100名程度。来年初めには、年産12万台まで能増する予定で、第1工場※3と合わせると年産25万台になる。

 トヨタは、1971年インドネシアに販売会社PT. Toyota-Astra Motorを設立し、40年以上に渡ってインドネシアのお客様に喜んでいただけるクルマをお届けしてきた。
 同国の自動車市場は、昨年初めて100万台を超え過去最高を更新、トヨタの販売も初めて40万台を超え、着実に販売を伸ばしている。また昨年は、TMMINからアセアンや中近東諸国に、キジャンイノーバやフォーチュナーを6万台輸出し、生産・供給拠点としての重要性も高まっている。

 今後も、トヨタは「クルマづくりを通じて地域社会に貢献する」という創業以来の理念のもと、インドネシアにおける自動車産業の発展に向け尽力するとともに、インドネシアのお客様にご満足いただける商品を展開していく。


※1   1.2Lガソリン車、価格帯は約135~161百万ルピア(1ルピア=0.01円換算、約135~161万円)
※2   1ルピア=0.01円換算
※3   カラワン第1工場の生産能力;現在年産11万台、2013年9月に年産13万台に能増予定

<ご参考:TMMIN概要>
会社名 トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インドネシア社
PT. Toyota Motor Manufacturing Indonesia
所在地 ジャカルタ特別州北ジャカルタ市
設立 1971年4月 (設立時の社名は、PT. Toyota-Astra Motor)
社長 野波 雅裕
出資比率 トヨタ自動車95%、アストラインターナショナル5%
従業員数 約6,800名 (2013年 3月時点)

<ご参考:TMMIN工場概要>
  カラワン第1工場 カラワン第2工場 スンター第1工場 スンター第2工場
所在地 西ジャワ州カラワン市 ジャカルタ特別州北ジャカルタ市
生産開始 1998年 2013年 1973年 1977年
生産品目 キジャンイノーバ
フォーチュナー
エティオスファルコ エンジン プレス部品/型
鋳物部品
生産能力 11万台/年 7万台/年 エンジン19万5千基/年
鋳物 1.2万トン/年

以上