Apr. 17, 2002
<愛知万博パートナーシップ事業>2005年-愛・地球博-祝祭コンサート
「トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン」を各地で開催
トヨタは、全国でのアマチュア音楽活動の支援、地域文化活性化のためのアートマネジメントの充実、障害のある人たちの芸術活動の支援など、幅広い分野で芸術文化活動を行なっているが、このコンサートは、こうしたトヨタのメセナ活動(芸術文化支援活動)の一環として、皆様方からの日頃よりのあたたかいご愛顧・ご支援に対し実施するもので、ウィーン国立歌劇場の特別協力によって実現した。
また来る2005年には、国家的プロジェクト「2005年日本国際博覧会(愛・地球博)」が愛知県にて開催されるが、トヨタは、この「愛・地球博」を地元企業として応援するとともに、全国での認知度向上と気運の盛り上げに寄与したいと考えており、現在、(財)2005年日本国際博覧会協会が募集している「愛知万博パートナーシップ事業」に当コンサートを登録し、同協会との連携により実施する予定。
全11公演の内訳は、「トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン」単独のウィーン古典派を代表する3大作曲家ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの曲を中心にウィーンの薫りあふれるプログラム構成の「トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン プレミアム・コンサート」が6公演。「トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン」と名古屋フィルハーモニー交響楽団との共演によってリムスキー=コルサコフ、ドヴォルザークの大曲を中心にクラシックの醍醐味を堪能いただく「フレンドシップ・コンサート」が2公演。万博をモチーフに世界各国の名曲をお楽しみいただく、祝祭色あふれる「スーパー・ガラ・コンサート」が3公演となっている。
当コンサートの開催スケジュール、プログラム、ソリスト等の詳細は、別紙参照。
| 「トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン」開催概要 |
| <開催概要> |
| 名称 | 2005年-愛・地球博-祝祭トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン |
| 演奏 | トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン(芸術監督:ペーター・シュミードル教授)名古屋フィルハーモニー交響楽団 |
| 指揮 | クリストフ・エーベレ(プログラムD・E) |
| ソリスト |
ペーター・シュミードル(クラリネット、プログラムB・C) フォルクハルト・シュトイデ(ヴァイオリン、プログラムE) ヴォルフガング・シュルツ(フルート、プログラムB・C) リカルダ・メルベート(ソプラノ、プログラムA・C・D・E) 吉田恭子(ヴァイオリン、プログラムB・E) 古川展生(チェロ、プログラムA・D) 高木綾子(フルート、プログラムE) 松岡みやび(ハープ、プログラムE) 吉田浩之(テノール、プログラムE) |
| 名誉監督 | イォアン・ホレンダー(ウィーン国立歌劇場総監督)※以上敬称略 |
| 主催 | トヨタ自動車株式会社 |
| 特別協力 | ウィーン国立歌劇場 |
| 連携協力 | 財団法人2005年日本国際博覧会協会 |
| 協力 | トヨタ販売店グループ |
| 日程 | 2002年10月10日~10月26日 |
■トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーンプレミアム・コンサート(6公演)
10/14(月・祝) |
【福岡公演】 |
14:00開演 アクロス福岡シンフォニーホール(プログラムB) |
10/15(火) |
【岡山公演】 |
19:00開演
岡山シンフォニーホール(プログラムA) |
10/17(木) |
【新潟公演】 |
19:00開演
りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館(プログラムA) |
10/18(金) |
【東京公演】 |
19:00開演 オーチャードホール(プログラムB) |
10/19(土) |
【札幌公演】 |
16:00開演 札幌コンサートホール(プログラムA) |
10/23(水) |
【仙台公演】 |
19:00開演 仙台市太白区文化センター「楽楽楽ホール」(プログラムC) |
入場料=S席5,000円/A席3,500円/B席2,000円(消費税込・全席指定)
■フレンドシップ・コンサート
~トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン&名古屋フィルハーモニー交響楽団~(2公演)
10/10(木) |
【名古屋公演】 |
19:00
開演 愛知県芸術劇場コンサートホール(プログラムD) |
|
10/20(日) |
【東京公演】 |
17:00 開演 東京芸術劇場(プログラムD) |
入場料=S席6,000円/A席4,500円/B席3,000円(消費税込・全席指定)
■スーパー・ガラ・コンサート
~トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン&名古屋フィルハーモニー交響楽団~(3公演)
10/22(火) |
【東京公演】 |
18:30 開演 東京国際フォーラムホールA(プログラムE) |
10/24(木) |
【大阪公演】 |
18:30 開演 フェスティバルホール(プログラムE) |
入場料=S席3,000円/A席2,000円(消費税込・全席指定) |
||
10/26(土) |
【名古屋公演】 |
15:00開演
名古屋市総合体育館レインボーホール(プログラムE) |
入場料=S席3,000円/A席2,000円/B席1,000円(消費税込・全席指定)
お問い合せ:トヨタ・マスター・プレイヤーズ事務局 TEL.03-5215-8166
チケット:
| 10/10 愛知県芸術劇場コンサートホール | 5月18日(土) |
| 10/26 名古屋市総合体育館レインボーホール | 5月18日(土) |
| その他公演 | 4月24日(水) |
| <プログラム> | |
| ■トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーンプレミアム・コンサート | |
| プログラムA | |
| 第1部― | モーツァルト/歌劇『コシ・ファン・トゥッテ』より序曲 |
| モーツァルト/歌劇『コシ・ファン・トゥッテ』より“恋人よ許してください”
(ソプラノ独唱=リカルダ・メルベート) |
|
| モーツァルト/歌劇『フィガロの結婚』より“楽しい思い出はどこへ”
(ソプラノ独唱=リカルダ・メルベート) |
|
| ハイドン/チェロ協奏曲第1番ハ長調Hob.VIIb-1
(チェロ独奏=古川展生) |
|
| ~休憩~ | |
| 第2部― | ベートーヴェン/交響曲第7番イ長調Op.92 |
| プログラムB | |
| 第1部― | ダンツィ/フルートとクラリネットのための協奏交響曲変ロ長調Op.47
(フルート独奏=ヴォルフガング・シュルツ、クラリネット独奏=ペーター・シュミードル) |
| メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
(ヴァイオリン独奏=吉田恭子) |
|
| ~休憩~ | |
| 第2部― | ベートーヴェン/交響曲第7番イ長調Op.92 |
| プログラムC | |
| 第1部― | モーツァルト/歌劇『コシ・ファン・トゥッテ』より序曲 |
| モーツァルト/歌劇『コシ・ファン・トゥッテ』より“恋人よ許してください”
(ソプラノ独唱=リカルダ・メルベート) |
|
| モーツァルト/歌劇『フィガロの結婚』より“楽しい思い出はどこへ”
(ソプラノ独唱=リカルダ・メルベート) |
|
| ダンツィ/フルートとクラリネットのための協奏交響曲変ロ長調Op.47
(フルート独奏=ヴォルフガング・シュルツ、クラリネット独奏=ペーター・シュミードル) |
|
| ~休憩~ | |
| 第2部― | ベートーヴェン/交響曲第7番イ長調Op.92 |
|
■フレンドシップ・コンサート
~トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン&名古屋フィルハーモニー交響楽団~ |
|
| プログラムD | |
| 第1部― | モーツァルト/歌劇『コシ・ファン・トゥッテ』より序曲 |
| モーツァルト/歌劇『コシ・ファン・トゥッテ』より“恋人よ許してください”
(ソプラノ独唱=リカルダ・メルベート) |
|
| モーツァルト/歌劇『フィガロの結婚』より“楽しい思い出はどこへ”
(ソプラノ独唱=リカルダ・メルベート) |
|
| ドヴォルザーク/チェロ協奏曲ロ短調Op.104
(チェロ独奏=古川展生) |
|
| ~休憩~ | |
| 第2部― | リムスキー=コルサコフ/交響組曲『シェエラザード』Op.35 |
| 指揮=クリストフ・エーベレ | |
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■スーパー・ガラ・コンサート
~トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン&名古屋フィルハーモニー交響楽団~ |
|
| プログラムE | |
| 第1部― | J.シュトラウスII世/雷鳴と稲妻Op.324 |
| J.シュトラウスII世/アンネン・ポルカOp.117 | |
| J.シュトラウスII世/春の声Op.410 | |
| モーツァルト/フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299(297c)より第1楽章
(フルート独奏=高木綾子、ハープ独奏=松岡みやび) |
|
| ヴェルディ/歌劇『椿姫』より“燃える心を”
(テノール独唱=吉田浩之) |
|
| ヴェルディ/歌劇『椿姫』より“ああ、そはかの人か”~“花から花へ”
(ソプラノ独唱=リカルダ・メルベート) |
|
| ヴェルディ/歌劇『椿姫』より“乾杯の歌”
(ソプラノ独唱=リカルダ・メルベート、テノール独唱=吉田浩之) |
|
| ヴェルディ/歌劇『アイーダ』より“大行進曲” | |
| ベートーヴェン/ロマンス第2番ヘ長調Op.50
(ヴァイオリン独奏=フォルクハルト・シュトイデ) |
|
| ワーグナー/楽劇『タンホイザー』より“歌の殿堂のアリア”~“歌の殿堂を讃えよう”
(ソプラノ独唱=リカルダ・メルベート) |
|
| ~休憩~ | |
| 第2部― | ビゼー/歌劇『カルメン』より前奏曲 |
| ボルヌ/カルメン・ファンタジー
(フルート独奏=高木綾子) |
|
| サラサーテ/ツィゴイネルワイゼン
(ヴァイオリン独奏=吉田恭子) |
|
| ビートルズ/ヘイ・ジュード
(ヴァイオリン独奏=吉田恭子) |
|
| 外山雄三/管弦楽のためのラプソディー | |
| アンダーソン・コーナー | |
| ジャズ、サンバ&ボサノバメドレー | |
| 指揮= | クリストフ・エーベレ |
| 司会= | 朝岡 聡 |
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《東京公演》 |
|
| 10/18 オーチャードホール | |
| 10/20 東京芸術劇場 | |
| 10/22 東京国際フォーラムホールA | |
| ◎トヨタ・マスター・プレイヤーズ事務局 | (お問い合せのみ)03-5215-8166 |
| ●チケット取り扱い | |
| チケットぴあ | 03-5237-9990 |
| CNプレイガイド | 03-5802-9990 |
| e+(イープラス) | 03-5749-9911 http://eee.eplus.co.jp |
| Bunkamuraチケットセンター | 03-3477-9999 (10/18公演のみ) |
《名古屋公演》 |
|
| 10/10 愛知県芸術劇場コンサートホール | |
| 10/26 名古屋市総合体育館レインボーホール | |
| ◎中日新聞社文化事業部 | 052-201-3766 |
| ●チケット取り扱い | |
| チケットぴあ | 052-320-9999 |
| 音楽企画ドルチェ | 052-221-1319 |
| CBCプレイガイド | 052-242-1181 |
| 芸術文化センタープレイガイド | 052-972-0430 |
| 名鉄観光サービスセンター | 052-585-1747 |
| 三越プレイガイド | 052-251-4377 |
| 日本プレイガイド | 052-251-1841 |
| ヤマハプレイガイド | 052-201-5152 |
| 中日サービスセンター | 052-263-7282 |
《福岡公演》 |
|
| 10/14 アクロス福岡シンフォニーホール | |
| ◎NASAコーポレーション | 092-714-2727 |
| ●チケット取り扱い | |
| チケットぴあ | 092-708-9999 |
| 岩田屋Z-SIDEプレイガイド | 092-726-1111 |
| 大丸プレイガイド | 092-712-8181 |
| 福岡ビルプレイガイド | 092-716-8022 |
| 小倉井筒屋プレイガイド | 093-522-2682 |
《岡山公演》 |
|
| 10/15 岡山シンフォニーホール | |
| ◎RSKメディアコム | 086-273-3511 |
| ●チケット取り扱い | |
| RSKメディアコム | 086-273-3511 |
| 天満屋岡山店 | 086-231-7747 |
| 岡山県音楽文化協会 | 086-224-6066 |
| ぎんざや | 086-222-3244 |
| 岡山高島屋 | 086-232-1111 |
| シンフォニーホールチケットセンター | 086-234-2010 |
| コアトミヤマ | 086-422-1549 |
| 三越友の会 | 086-423-3122 |
| ヤマハ高松店 | 087-822-3068 |
| チケットぴあ | 06-6363-9999 |
《新潟公演》 |
|
| 10/17 りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 | |
| ◎りゅーとぴあ(チケット専用ダイヤル) | 025-224-5521 |
| ●チケット取り扱い | |
| りゅーとぴあ(チケット専用ダイヤル) | 025-224-5521 |
| 大和新潟店 | 025-228-1111 |
| 新潟伊勢丹 | 025-243-8689 |
| 新潟三越 | 025-227-7427 |
《札幌公演》 |
|
| 10/19 札幌コンサートホール | |
| ◎オフィス・ワン | 011-612-8696 |
| ●チケット取り扱い | |
| チケットぴあ | 011-281-9999 |
| ローソンチケット | 011-737-4649 |
| Kitaraチケットセンター | 011-520-1234 |
| 大丸プレイガイド | 011-221-3900 |
| 4プラプレイガイド | 011-251-5574 |
| 道新プレイガイド | 011-241-3871 |
| JR北海道みどりの窓口・ツインクルプラザ | (窓口販売のみ) |
《仙台公演》 |
|
| 10/23 仙台市太白区文化センター「楽楽楽ホール」 | |
| ◎仙台コンサートソサエティ | 022-264-3074 |
| ●チケット取り扱い | |
| チケットぴあ | 03-5237-9990 |
| 藤崎プレイガイド | 022-261-5111 |
| 三越プレイガイド | 022-225-7111 |
| 十字屋仙台店プレイガイド | 022-266-4321 |
《大阪公演》 |
|
| 10/24 フェスティバルホール | |
| ◎梶本音楽事務所(大阪) | 06-6345-2751 |
| ●チケット取り扱い | |
| チケットぴあ | 06-6363-9999 |
| ローソンチケット | 06-6387-1772 |
| カジモトプレイガイド | 06-6345-2751 http://www.kajimotomusic.com |
| フェスティバルホール | 06-6231-2221 |
| 阪急プレイガイド(三番街) | 06-6373-5446 |
| 阪神プレイガイド | 06-6347-6510 |
| ウィーン国立歌劇場 |
| イタリア・ルネサンス様式の壮麗な建物で、パリ、ミラノと並ぶ「3大オペラ座」の一つとして知られている世界最高峰のオペラ座。時の皇帝フランツ・ヨーゼフI世時代、都市改造の一環として1869年に完成した。こけら落としの演目はモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」。ドイツ・オーストリアの華々しいオペラ文化は、この歌劇場の誕生から始まったと言っても過言ではない。完成当初は「宮廷オペラ座」と呼ばれており、1918年に現在の名前に改名されている。ヨーロッパ屈指の歌劇場としての地位を獲得したのは、大作曲家であり指揮者としても抜群のセンスを発揮したグスタフ・マーラーが総監督を務めた時代。以後、ワインガルトナー、シャルク、リヒャルト・シュトラウス、フルトヴェングラー、ワルターなどの不朽の大指揮者が活躍して黄金時代を迎えるが、第二次世界大戦のため1944年に一時閉鎖。翌1945年には連合軍の空襲によって炎上し壊滅的な打撃を被った。その後1955年11月、ベーム指揮:ベートーヴェンの「フィデリオ」によって再開。建物は当時のまま復元された。その後はカラヤン、マゼール、アバドといった名指揮者がこの歌劇場をもりたて、今日に至る。6階まである客席は2280席、オーケストラ・ボックスは120人収容という豪華さ。音響設備は世界最高といわれ、歌劇場専属のオーケストラはウィーン・フィルのメンバーを中心に構成されている。 |
| イォアン・ホレンダー(トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン 名誉監督) |
| 1935年ティミゾアラ(ルーマニア)に生まれる。高校卒業後、技術専門学校にて蒸気機械の機械技術を修学。59年オーストリアに居を移してウィーンの音楽学校で声楽の勉強を始め、62年に卒業試験合格。卒業後はクラーゲンフルト市立劇場をはじめ、バリトン歌手として活躍。66年劇場エイジェント・スタルカに就職。その後エイジェントの代表者に就任したことが、世間に名を轟かせるきっかけとなった。88年・ヴェヒターの希望により、ウィーン国立歌劇場、フォルクスオペラのジェネラル・セクレタリーに就任。92年急死したエバハルト・ヴェヒターの後継者として、両劇場の総監督に任命された。現在ではフォルクスオペラの職の免除を請い、ウィーン国立歌劇場総監督の契約を2007年まで交わす。またウィーン大学の演劇、映画、メディア学研究における常勤講師を兼任している。 これまでに授かった栄誉は数限りない。ClujのGheorghe Dama音楽学校の名誉ドクター、ウィーン州政府・金勲章、ウィーン地方・金名誉勲章、オーストリア共和国・金名誉勲章、学問と芸術における第1級のオーストリア名誉勲章、ウィーン学友協会、ウィーン国立歌劇場合唱団のクレメンス・クラウス・メダル、99年にはフランス共和国より、フランス文化に対する貢献で"Officier de L'Ordre des Arts et des Lettres"の称号を授与された。またウィーン国立歌劇場とフォルクスオペラの名誉会員であり、故郷のティミゾアラ市の名誉市民でもある。2001年9月ジョージ・エネスク・フェスティヴァルでは、ルーマニア大統領ロン・イリエスクよりルーマニア最高の勲章"Stern am Bande"を受賞。これまでの偉業は、自叙伝"イォアン・ホレンダー、ウィーン・シュターツオペラ監督の生涯の道"(ベーラウ出版社)に記されている。 |
| ペーター・シュミードル教授(トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン芸術監督) |
| オルミュッツ(オーストリア)に生まれる。祖父、父、本人と3代にわたってウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を務めている。ウィーン国立音楽大学でルドルフ・イェッテルに師事し、1964年卒業。65年にウィーン国立歌劇場管弦楽団、68年にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に第1クラリネット奏者として入団、82年より第1首席奏者となる。67年よりウィーン国立音楽大学の教授として、数多くの門下生を指導し、今でもその生徒たちが世界各地のオーケストラで活躍している。ソリストとして、これまでウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、パリ管弦楽団、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、NHK交響楽団などと協演、指揮者のベーム、バーンスタイン、プレヴィン、レヴァイン、ムーティ、小澤征爾などと共演。その他、室内楽の分野においても活躍しており、新ウィーン八重奏団、ウィーン木管ゾリステンのメンバーとして、世界各地への演奏旅行やCDレコーディングなどを実施している。84年ザルツブルク功労金勲章を受賞、91年オーストリア芸術名誉十字勲章を受賞。バーンスタインの指揮で、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と協演したモーツァルト作曲クラリネット協奏曲のCD(ライブ・レコーディング)は91年度日本管楽器部門のベスト盤に選ばれる。音楽教育家としても名高いシュミードル氏は、ヨーロッパだけでなく、日本においても数多くのマスタークラス(草津夏期国際音楽アカデミー、パシフィック・ミュージック・フェスティバル-PMFなど)を開催し、後進の指導に貢献している。 |
| クリストフ・エーベレ氏(指揮) |
| 1980年フォアアルベルク音楽院(オーストリア)、86年ウィーン国立音楽大学にて最優秀成績で卒業。同年、ウィーン室内管弦楽団の演奏会でデビューを果たし、高評を博す。以来、ヨーロッパ各地のオーケストラから依頼を受け、これまでトリノ国立放送管弦楽団(イタリア)、プラハ・シンフォニカー(チェコ)、リンツ・ブルックナー管弦楽団(オーストリア)、バッハ・コレギュム・ミュンヘン(ドイツ)、ザーブリュッケン放送管弦楽団(ドイツ)、南西ドイツ放送管弦楽団(ドイツ)、ウィーン放送交響楽団(オーストリア)、ベルギー国立管弦楽団(ベルギー)、ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団(イギリス)、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団(イギリス)など一流オーケストラと共演。また、フェルドキルヒ・シューベルティアデ、ロッケンハウス室内楽音楽祭、ブレゲンツ音楽祭、ラインガウ・フェスティバル、ボーデンゼー・フェスティバルなどの音楽祭に招かれるほか、オペラ指揮者としても造詣が深く、セント・ガレン(スイス)、クランゲンフルト(オーストリア)、ウルム(ドイツ)、ドレスデン(ドイツ)などの国立歌劇場にて登場し、98年ヴェルディの「椿姫」でウィーン国立歌劇場、メノッティの音楽劇「領事」でウィーン・フォルクスオーパのデビューを果たす。88年よりフォアアルベルク交響楽団、カメラータ・ブレゲンツ、フォアアルベルク歌劇場の首席指揮者を歴任し、98年ボーゼン・ハイドン管弦楽団第1指揮者、99年/2000年ウィーン室内管弦楽団の首席指揮者に就任。 |
| トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン |
| ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席クラリネット奏者、ペーター・シュミードル教授の協力のもと、本公演のために特別に編成された世界最高水準の室内オーケストラ。世界トップレベルの知名度・演奏水準を誇るウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席クラスのメンバーを中心とした29名で編成されている。 |
|
〈ヴァイオリン〉
フォルクハルト・シュトイデ(★首席) エックハルト・ザイフェルト(★) クレメンス・ヘルスベルク(★) ミヒャール・マチャシチック ドミニク・ヘルスベルク ペーター・ヴェヒター(★) ホルガー・グロー シュケルツェン・ドリ ザッシャ・ゲッツェル
〈ヴィオラ〉
ペーター・ペッヒャ(★首席) ミハエル・トラブジンガー ロベルト・イーベラー
〈チェロ〉
ヴァルター・シュルツ ヴェルナー・レーゼル(★首席)
〈コントラバス〉
ミラン・サガト(★) マルティン・ウンガー(★首席) |
〈フルート〉
ヴォルフガング・シュルツ(★首席) マティアス・シュルツ
〈オーボエ〉
クラウス・リーンバッハー ヴァルター・レーマイヤー(★)
〈クラリネット〉
ペーター・シュミードル(★首席) ペーター・ロイットナー
〈ファゴット〉
シュテパン・トゥルノフスキー(★首席) ヨゼフ・グラブナー
〈ホルン〉
ヴォルフガング・ヴラダー(★) セバスチャン・マイヤー
〈トランペット〉
ハンス・ペーター・シュー(★首席) ハインツ・クリストフェリッチ
〈ティンパニ〉
ミヒャエル・ヴラダー |
| 名古屋フィルハーモニー交響楽団 |
|
〈首席客演コンサートマスター〉
豊嶋泰嗣
〈コンサートマスター〉
日比浩一、後藤龍伸
〈アシスタントコンサートミストレス〉
水山あゆ
〈ヴァイオリン〉
五十嵐裕子 井上絹代 大竹倫代 大野美由紀 小椋幸恵 小尾佳正 神部潤子 北垣慶豊 鬼頭俊 坂本智英子 志摩真理 高橋妙子 竹田千波 戸塚ふみ代 中西俊哉 日高みつ子 藤本寮子 古館真理 保坂三千子 水野敏子 森亘 矢口十詩子 |
〈ヴィオラ〉
麻田茂樹 工藤高邦 小林伊津子 柴藤祥子 杉山光太郎 寺尾洋子 水山宗己 吉田浩司 李善銘
〈チェロ〉
伊手元研一 植村勉 太田一也 小笠原恭史 杉浦薫 土屋晃次 古沢渉 山本正明
〈コントラバス〉
井上裕介 大沢弘 岡崎隆 坂田晃一 田中信幸 古橋由基夫 松山大樹
〈フルート〉
大海隆宏 橋本岳人 富久田治彦 山口典久
〈オーボエ〉
諸岡研史 山本直人 |
〈クラリネット〉
熱田敬一 井上京 堀内信彦
〈ファゴット〉
青谷良明 佐々木真樹緒 中西祥之
〈ホルン〉
新井雅夫 近藤敬 志摩良治 野々口義典 水谷仁 吉積光二
〈トランペット〉
井上正彦 畑田和雄 藤島謙治
〈トロンボーン〉
小幡芳久 田中宏史 早川秀一 藤澤伸行
〈チューバ〉
亀山吉彦
〈ティンパニ&打楽器奏者〉
荒川修次 和泉正憲 菅生知巳 三宅秀幸 |
| フォルクハルト・シュトイデ氏(ヴァイオリン) |
| 1971年ライプツィヒに生まれる。5歳よりヴァイオリンを始め、ガブリエール・ツィンケに師事。87年ジュニア音楽コンクールにて銀メダル受賞。88年ベルリン"ハンス・アイスラー"音楽大学に入学、ヨアヒム・ショルツとヴェルナー・ショルツ両教授に師事。ヴォルフガンク・マーシュナー教授のマスタークラスにも積極的に参加している。在学中、エスタ国際ヴァイオリン・コンクールを4位に入賞、シュポア国際ヴァイオリン・コンクールにて特別賞受賞。また、グスタフ・マーラー・ユース管弦楽団の第一コンサートマスターを務めるなど、オーケストラ奏者としても活躍している。94年同大学を卒業と同時にウィーンに留学、元ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団奏者のアルフレド・スター教授に師事。同年コンサートマスターとしてウィーン国立歌劇場管弦楽団に入団、98年ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に入団、99年よりコンサートマスターを務める。 |
|
|
| ヴォルフガング・シュルツ氏(フルート) |
| リンツ(オーストリア)の音楽一家に生まれる。リンツ、及びザルツブルクで音楽教育を経て、ウィーン国立音楽大学に入学。ハンス・レズニチェック教授に師事。さらに、フルートの巨匠オーレル・ニコレのもとで技術を磨く。1970年ソロ・フルート奏者としてウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に入団。83年世界初のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席管楽器奏者たちによる"アンサンブル・ウィーン=ベルリン"のメンバーとなる。これまで、シュテファン・ヴラダー、アンドラーシュ・シフなど多くのピアニストや、アマデウス弦楽四重奏団、アルバン・ベルク弦楽四重奏団などと共演。また、アバド、バーンスタイン、ベーム、ドホナーニ、プレヴィン、小澤征爾などと共演するほか、ヘルムット・ドイチと長年渡ってデュオ・リサイタルを各地で開催するなど、ソリスト、室内楽奏者として世界各地で活躍している。バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーをこなし、現代作品にも力を注いでいる。79年よりウィーン国立音楽大学の教授に就任。数多くの録音はグラモフォン、ソニーなどメジャー・レーベルからリリースされている。 |
|
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| リカルダ・メルベート氏(ソプラノ) |
| ケムニッツ(ドイツ)生まれ。1989年ライプツィヒのメンデルスゾーン音楽院卒業と同時に、マグデブルク市立歌劇場の専属歌手となり、「ラ・ボエーム」のミミ、「フィガロの結婚」の伯爵夫人、「タンホイザー」のエリザベトなど重役を担い、いずれも高評を博す。97年よりワイマー国立歌劇場専属歌手としてキャリアを積み、99年「フィデリオ」のマルツェリーネ役で専属歌手としてウィーン国立歌劇場でのデビューを果たす。以来「ラインの黄金」のフライア、「ワルキューレ」のジークリンデ、「ホフマン物語」のジュリエッタなどを演じる。さらに2000年、01年バイロイト音楽祭での出演が評価され、02年の音楽祭の開幕演目「タンホイザー」のエリザベト役に抜擢、成功を収める。これまでにシノポリ、メータ、ヴィオッティ、アルブレヒト、フィッシャーなどの指揮者と共演、またウィーンをはじめ、ミラノ、ベルリン、ドレスデン、ライプツィヒ、フランクフルト、ケルンなど各都市の歌劇場に登場。95年マグデブルク劇場推進委員会賞受賞、01年ウィーン国立歌劇場よりエーベルハート・ヴェヒター勲章を受賞。 |
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| 吉田恭子氏(ヴァイオリン) |
| 桐朋女子高等学校音楽科在学中、メニューイン主催、アジア・ユース・オーケストラ奨学金を得て、コンサートマスターとしてアジア・ツアー同行。米国ボードウィン・サマー・ミュージック・フェスティバル他、アスペン音楽祭、オランダ、ドイツと数々の音楽祭に参加。1996年3月、文化庁助成・演連コンサートにてデビュー・リサイタルを行う。桐朋学園大学卒業後、イギリス・ギルドホール音楽大学院卒、文化庁海外派遣研修生として、ニューヨークのマンハッタン音楽院に留学。巨匠アーロン・ローザンドに師事。ニューヨークに在住し、ソロ、協奏曲、室内楽などの多岐にわたる演奏活動を行ってきた。日本内外で数々のベストソリスト賞を受賞。これまでにアーロン・ローザンド、アイザック・マルキン、滝沢達也、江藤俊哉、江藤アンジェラ各氏に師事。室内楽をカーレン・シュタイン、ピーター・ヴィノグラード、デーヴィット・クラッカー、三善晃、小林健次、堀正文氏に師事。2000年秋に帰国後、NHKをはじめ数々のテレビ、ラジオ番組に出演。その美しい姿は見るものを至福のひとときに浸してくれる。2001年2月、芝居と音楽を融合させた新しいスタイルのエンタテイメント、ドラマコンサート「ミッシング・ピース」にヴァイオリニストの少女役として主演出演。日本のクラシック界に新風を巻き起こす大型の新人である。また2001年6月日本コロムビアよりCDデビュー。「シー・シェル~ヴァイオリン名曲集」「プレイズ・ザ・ビートルズ」を同時リリースしている。 |
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| 古川展生氏(チェロ) |
| 1973年京都生まれ。桐朋女子高等学校(共学)を経て、96年桐朋学園大学卒業。チェロを故井上頼豊、山崎伸子、秋津智承、林峰男の各氏に、室内楽を三善晃、原田幸一郎の両氏に師事。92年東京国際音楽コンクールにて斎藤秀雄賞受賞。94年ビバホール・チェロ・コンクール入賞。95年多摩フレッシュ音楽コンクール弦楽器部門第3位入賞、第64回日本音楽コンクール第2位入賞。96年安田生命クォリティオブライフ文化財団の奨学金を得て、リスト音楽院(ハンガリー)に留学、チャバ・オンツァイ教授に師事。97年ドイツ・マルクノイキルヘン国際コンクールにてディプロマ賞受賞。チェロアンサンブル・サイトウのメンバーとして日本各地、サンクトペテルブルク、ヘルシンキにて公演を行う。98年同音楽院を卒業、帰国と同時に東京都交響楽団首席チェロ奏者に就任。99年日本コロムビアよりCDを2枚同時リリース、現在までに5枚のアルバムがリリースされ、いずれも好調なセールスを記録している。これまでに東京、大阪、京都、奈良、ブタペスト等でリサイタルを開催するほか、東京都交響楽団とドヴォルザークの協奏曲を協演。またストリング・クヮルテットARCOをはじめとする多くの室内楽プロジェクトにも積極的に参加。ソリスト、室内楽奏者としても活躍している。 |
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| 高木綾子氏(フルート) |
| 愛知県豊田市生まれ。3歳よりピアノ、8歳よりフルートを始める。東京芸術大学附属高校、東京芸術大学を経て、現在、同大学院2年在学中。1995年毎日新聞社主催全日本学生音楽コンクール東京大会第1位入賞。97年神戸国際フルートコンクール奨励賞受賞。98年日本音楽コンクール入選。大学内にてNTT Docomo奨学金を受ける。また、安宅賞を受賞。99年宝塚ベガコンクール及び日本フルートコンベンションコンクール優勝、併せてオーディエンス賞受賞。名古屋フィルハーモニー交響楽団とニールセンのコンチェルトを共演。2000年大学より最優秀卒業者に贈られるアカンサス音楽賞受賞。豊田市より文化功績者として表彰を受ける。また、豊田市文化振興財団より豊田文化奨励賞を受賞。日本コロムビアより「シシリエンヌ~フルート名曲集」「卒業写真~プレイズ・ユーミン・オン・フルート」を同時リリースしてCDデビュー、カザルスホールでリサイタルを開催。同年11月日本管打楽器コンクールフルート部門第1位入賞。併せて全部門に於ける最優秀特別賞、文部大臣奨励賞、東京都知事賞を受ける。01年日本音楽コンクール第1位優勝。これまでにフルートを西村智江、橋本量至、G.ノアック、小坂哲也、山崎成美、金昌国、P.マイゼンの各氏に、室内楽を岡崎耕治氏に師事。確かなテクニックと個性溢れる音色、そしてジャンルを超えた音楽性で、今最も注目を集めるフルート奏者である。 |
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| 松岡みやび氏(ハープ) |
| ハープの若き才能として注目を集めている松岡みやびは、幼少よりハープとピアノを母の手ほどきで始め、その後世界の名教師のもとで研鑚をつむ。学習院女子高等科在学中に、最年少の16歳で日本ハープコンクールに優勝してソロデビュー。東京芸術大学在学中に、小林研一郎指揮・東京交響楽団とロドリーゴの協奏曲を協演してコンチェルトデビュー。1992年日本国際ハープコンクール最優秀賞受賞。超絶技巧曲「ヴェニスの謝肉祭」の演奏で審査員特別賞を受賞。94年安田生命クォリティオブライフ文化財団賞を受賞。95年のUSA国際ハープコンクール、及び97年のジュネーブ国際音楽コンクールハープ部門で、日本人初の入賞を果たす。また、92年より日本各地でトークを交えたボランティアコンサートを続けており、この活動に対して、財団法人・信濃育英会賞を受賞。ファビオ・ルイージ指揮スイス・ロマンド管弦楽団などのオーケストラと共演の他、サンフランシスコ音楽祭でのリサイタルなど、欧米でも活躍し、その演奏は「卓越したテクニックと強い集中力」「豊かな感受性をもったハーピスト」と高く評価されている。2000年には、日本コロムビアより《ミラクル・ハープ~バッハから日本のうたまで》でCDデビュー。このアルバムは新聞、音楽誌などで高い評価を得て、「並々ならぬ実力が実感できる一枚」として「不滅のCD」「優秀録音ベスト盤」に選ばれ、ベストセラーとなった。現在、東京大学教養学部(表象文化論)研究生として、20世紀の作曲家マリー・シェーファーのサウンドスケープ論を研究。シェーファーの「ハープ協奏曲」「ワイルド・バード」を日本初演する他、バッハ、ショパンなどの名曲をハープのために編曲し、新しい可能性を紹介している。 |
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| 吉田浩之氏(テノール) |
| 福井県敦賀市出身。国立音楽大学声楽科卒業。東京芸術大学大学院オペラ科修了。二期会オペラスタジオを優秀賞で修了。松村勇、布施隆冶、渡辺誠、渡邊高之助、高橋大海、故山路芳久、M. コラチッキ、S. ローチ、A. ポーラの各氏に師事。1990年モーツァルト没後200年記念国際モーツァルト声楽コンコルソ本選入賞。その際、ウィーン国立歌劇場でウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と共演し国際的な活動の第一歩を踏み出した。翌91年文化庁派遣芸術家在外研修員としてローマに留学、その間イタリア各地で数多くのコンサートに出演した。97年第25回ジロー・オペラ賞新人賞受賞。 《こうもり》のアルフレード役でのオペラ・デビュー以来、新国立劇場、東京フィル・オペラコンチェルタンテ、二期会公演など数々の公演に出演している。ホルスト・シュタイン指揮NHK交響楽団定期公演《さまよえるオランダ人》の舵取り役は各方面から絶賛され、1998年5月新国立劇場《魔笛》、2000年3月同劇場の松村禎三《沈黙》、同年8月東京フィル・オペラコンチェルタンテ《オテロ》の歌唱もいずれも好評を得た。2002年2月には、東京フィル・オペラコンチェルタンテのブゾーニ《ファウスト博士》(日本初演)、さいたま芸術劇場《フィデリオ》、名古屋フィル定期《フィレンツェの悲劇》、東京フィル定期《イドメネオ》等に出演。ミサ曲、オラトリオなどのソリストとしても卓越した歌唱に定評がある。1995年ニューヨークのモーストリー・モーツァルト・フェスティバルでの《レクイエム》、2000年、ヘルムート・ヴィンシャーマン指揮ドイツ・バッハゾリステンとの《クリスマス・オラトリオ》で成功を収めたのをはじめ、モーツァルト《レクイエム》、《戴冠ミサ》、《ハ短調ミサ》、ベートーヴェン《第九》、《大ミサ ハ短調》、ヘンデル《メサイア》、ハイドン《四季》、《天地創造》、《ハルモニー・ミサ》、J.S.バッハ《カンタータ集》、《ロ短調ミサ》、ドヴォルザーク《スターバト・マーテル》、オネゲル《ダヴィデ王》、ベルリオーズ《ロミオとジュリエット》、ヴェルディ《レクイエム》などで国内外の主要オーケストラと数多く共演している。リサイタルも各地で開催。瑞々しく伸びやかな美声と叙情性豊な表現力で聴衆を魅了し、高い評価を受けている我が国期待のリリコ・レッジェーロ・テノール。二期会会員。 |
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| 朝岡 聡氏(司会) |
| 1959年神奈川県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、82年テレビ朝日に入社。「ワールドプロレスリング」「ウィンブルドンテニス」「全豪オープンテニス」等、スポーツ番組の中継を担当。入社5年目にして、報道番組「ニュースシャトル」のメインキャスターに抜擢され、その後もテレビ朝日の看板アナウンサーとして「ニュースステーション」「はなきんデータランド」「ニュースフロンティア」などの人気番組を担当する。95年3月テレビ朝日を退社後、フリーとして活躍。現在はTBS「筋肉番付」、NHK-FM「ブラスのひびき」、東海銀行のCMなどに出演中。 |



