Oct. 02, 2002

トヨタ、東南アジアを中心にクラシックコンサート・ツアーを開催

 

 トヨタ自動車(株)(以下トヨタ)は、本年10月7日~30日にジャカルタ、バンコク、天津等、過去最大の11都市において、カダケス・オーケストラ(スペイン)のコンサート・ツアーを開催する。
 このコンサートは、アジア各国の方々に本格的なクラシック音楽の演奏を楽しんでいただき、音楽文化の振興に貢献することを目的として、1990年よりアジア各国のトヨタ販売代理店と協力して開催しているもので、本年で13回目を迎える。
 カダケス・オーケストラは1988年の設立以来、世界的に有名なペララーダ国際音楽祭の専属オーケ ストラとして活躍する等、主要なスペインの音楽祭に参加している。楽団のメンバーは、ヨーロッパ各国の優れた演奏家達により構成されており、現在はサー・ネヴィル・マリナーが首席客演指揮者を、ジャナンドレア・ノセダが首席指揮者を務めている。
 今回、指揮を務めるのは、フランス人ピアニストかつ指揮者でもあるフィリップ・アントルモン氏。同氏はピアニストとしてロン・ティボー国際音楽コンクールでの優勝等、数々の受賞経験があり、指揮者としても、ウィーン室内管弦楽団やオランダ室内管弦楽団等の世界の優れたオーケストラを指揮してきている。
 ソリストにはスペインのセビリヤでデビュー以来、世界の著名オーケストラやソリスト等と共演しているギタリスト、ホセ・マリア・ガジャルド・デル・レイ氏を起用。  
 曲目は、スペインの作曲家による作品を中心にしたプログラムで構成し、全公演でロドリーゴのアランフェス協奏曲(ギター協奏曲)とアルベニスの「イベリア」よりトリアーナを演奏する他、各国のアーティストとの共演なども予定されており、音楽を通じた国際交流も期待される。
 なお、各国でのコンサートのチケット代金は、地元の社会事業団体に寄付される予定。
コンサートの概要は、別紙のとおり。
 [企画概要]
タ イ ト ル 「TOYOTA CLASSICS -A WORLD OF HARMONY-」
    (トヨタ クラシックス ―ワールド・オブ・ハーモニー)
目    的 クラシック音楽の演奏を通じ、アジア各国の音楽文化の振興に貢献する。
日    程 10月7日(月)~10月30日(水)
公 演 予 定 開催地:アジアの11都市、11公演(本年で13回目の公演)

日程 都市 会場
10月 7日(月) 香港 ホンコン・シティホール
Hong Kong City Hall
10月 9日(水) シンガポール ヴィクトリア・コンサート・ホール
Victoria Concert Hall
10月11日(金) ジャカルタ シャングリラ・ホテル、ボールルーム
Shangri-La Hotel, Ballroom
10月13日(日) ソウル 芸術の殿堂
Seoul Arts Center, Concert Hall
10月16日(水) バンダル・スリ・ブガワン
(ブルネイ)
インターナショナル・コンベンション・センター
International Convention Centre
10月18日(金) クアラルンプール シャー・アラーム・コンサート・ホール
Auditorium Majlis Bandaraya Shah Alam
10月20日(日) 台北 国家音楽庁
National Concert Hall
10月23日(水) バンコク タイランド・カルチュラル・センター
Thailand Cultural Centre
10月25日(金) マニラ メラルコ・シアター
Meralco Theatre
10月27日(日) ハノイ ハノイ・オペラハウス
Hanoi Opera House
10月30日(水) 天津 天津大劇院
Grand Theatre of Tianjin
 
出 演 団 体 カダケス・オーケストラ(Cadaques Orchestra)
主な演奏曲目
(予 定)
スペインの作曲家
による作品
ファリャ  : 「恋は魔術師」
グラナドス  : ゴイェスカス組曲
アリアーガ  : 交響曲二短調
モントサルバッジ  : 魔法     他
全11公演で
演奏する曲目
ロドリーゴ  : アランフェス協奏曲(ギター協奏曲)
アルベニス  : 「イベリア」よりトリアーナ
現地アーティスト
との共演曲
<ソウル> Myung-Wha Chung (チェロ)/ハイドン:チェロ協奏曲第1番
<マニラ> L.B. del Rosario (テノール)/モーツァルト、ヘンデル:アリア
<ハノイ> N.H.Nguyen (バイオリン)/チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ、サン・サーンス:序奏とロンド・カプリッチョーソ
<天津> 馬梅 (ソプラノ)/ロッシーニ、モーツァルト:アリア、
現地ローカルソング
現地ローカル
ソング
<香港> モーツァルト:トルコ行進曲
Gang & Hao:Butterfly Lovers' Concerto
<ブルネイ> Joget Seri Kenangan, Tudung Dulang
<クアラルンプール> Canggung Dance
<バンコク> Love、Maarch of Rajchavalop
カダケス・オーケストラ 
カダケス・オーケストラは1988年、カダケス・フェスティバルの専属オーケストラとして創立。アリシア・デ・ラローチャなどの参加によりコスタブラバ北端の町で初演が行われた。以降、毎年主要なスペインの音楽祭に参加。音楽祭では有名な交響曲に加え、革新的な作品、特に余り知られていない歴史的な楽曲や当時の作曲家の初演曲を組合わせての演奏を志している。また、ペララーダ国際音楽祭の専属オーケストラとして定期的に参加している。サー・ネヴィル・マリナーはカダケス・オーケストラの首席客演指揮者であり、その地位をゲンナジー・ロジェストヴェンスキーと共有している。モントサルバッジは楽団の専属作曲家であった。楽団創立当初は、主にエドモン・コロメールとフィリップ・アントルモンが指揮していたが、現在は1994年のカダケス国際指揮者コンクールの優勝者、ジャナンドレア・ノセダが首席指揮者を務めている。カダケス・オーケストラは、多くの著名な指揮者やソリストと共演し、サー・ネヴィル・マリナーやジャナンドレア・ノセダとレコーディングを行っている。
フィリップ・アントルモン(指揮者)
フランス人ピアニストかつ指揮者であるフィリップ・アントルモンは、1934年フランスのランスに生まれる。両親とも音楽家で、12歳でパリ音楽院に入学。1948年室内楽で、翌年ピアノで1位を獲得。1950年、16歳でスペイン、バルセロナでデビューを果たす。翌2年間におよぶヨーロッパツアーの後、1953年、ピアニストとしてロン・ティボー国際音楽コンクールで優勝した。ピアニストと指揮者を両立した彼のキャリアは、1970年代、ウィーン室内管弦楽団の音楽監督に任命された事に始まる。1993年にはオランダ室内管弦楽団の首席指揮者となり、現在はイスラエル室内管弦楽団の桂冠指揮者でもあり、多くの世界の優れたオーケストラを客演指揮している。ピアニストとして、指揮者として、そして同時にその両方としての録音が多数ある。
ホセ・マリア・ガジャルド・デル・レイ(ギター)
ホセ・マリア・ガジャルド・デル・レイは10歳の時、スペインのセビリヤでデビュー以来、評論家や聴衆から大絶賛を博している。彼は古典的なレパートリーを越えて、かつてギターやソロ・ギター技術におかれた限界を破り、洗練されたギター音楽技術を養った数少ないソリストである。フラメンコやジャズのほかに、オペラやバレエ音楽にも精通している。世界の著名オーケストラ、室内楽団、アンサンブルやソリストらと共演しながら、スペインのメゾソプラノ、テレサ・ベルガンザと定期的にヨーロッパ中で公演を行っている。また、メニューヒン、ランパル、小澤征爾、エルトン・ジョンと共にパリに招かれ、1997年3月、ムスティスラフ・ロストロポービッチの70歳誕生日パーティーにて演奏を行った。1995年と1997年に、オーストラリアで開催されたダーウィン国際ギターフェスティバルにジョン・ウィリアムズと共に出演した。その驚異的なテクニックと繊細な演奏により、多くのアーチストから、世界初演の演奏を依頼されている。

以上