Sep. 27, 2002

<ご参考>
日野自動車株式会社
トヨタ自動車株式会社

トヨタと日野、燃料電池ハイブリッド大型バス「FCHV-BUS2」の 国土交通大臣認定を取得

 

 トヨタ自動車(株)(以下トヨタ)と日野自動車(株)(以下日野)は、このほど、共同で開発した高圧水素ガスを燃料とする燃料電池ハイブリッドシステム搭載のノンステップ大型路線バス「FCHV-BUS2」に対する国土交通省の大臣認定を、燃料電池バスとしては初めて取得した。
 今後、近々にナンバープレートの交付を受け、公道走行試験を開始する予定である。

 トヨタは、燃料電池ハイブリッド車の開発を積極的に進めており、乗用車については、本年末を目処に、日本および米国での限定販売を予定している。
 一方、公共交通機関としてのバスについては、両社ともに、かねてより、大都市の大気環境や自動車騒音の改善、人流・物流の効率化など、道路交通環境の改善に積極的に取り組んでおり、その一環として、昨年6月には日野製ノンステップ大型路線バスをベースとした燃料電池ハイブリッド大型バス「FCHV-BUS1」を開発している。そして、今回これを改良した60人乗り仕様をはじめとする合計4台の「FCHV-BUS2」が公道走行に必要な大臣認定を取得したものである。
 「FCHV-BUS2」は、高圧水素タンクをルーフに装備し、トヨタが開発した高性能燃料電池「トヨタFCスタック」を「FCHV-BUS1」の1基から2基に増設することによりスタックの出力を90kW×2に向上させるとともに、モーターは最高出力80kW×2、最大トルク260N・m×2とし、高性能を追求している。
 また、燃料電池に加え2次電池を搭載し、制動時のエネルギー回生を可能とするとともに、車両の運転状況に応じモーターへの電力供給を精密に制御するハイブリッドシステムを踏襲し、高効率な運転を可能としている。

 今後の公道走行試験は、国等の推進する関連プロジェクトと連携して実施する。
 両社では、独自の燃料電池の優れた性能を実証するとともに、路線バスとしての要件を想定した各種走行データを収集し、実用化に向け開発をさらに進展させる計画である。
* FCHV :Fuel Cell Hybrid Vehicle

FCHV-BUS2
【FCHV-BUS2 主要諸元】
車 両  ベース車両  ブルーリボンシティ
 (日野ノンステップ大型路線バス)
 HU2PMEE
 全 長/全 幅/全 高  10,515/2,490/3,360mm
 最高速度  80km/h
 乗車定員  60人仕様
燃料電池
スタック
 種 類  固体高分子形
 出 力  90kW×2 
モーター  種 類  交流同期電動機
 最高出力  80kW×2
 最大トルク  260N・m×2
燃 料  種 類  純水素  
 貯蔵方式  高圧水素タンク
 最高充填圧力  35MPa(350気圧)
2次電池  形 式  ニッケル水素電池
以上

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