Nov. 15, 2017
「トヨタ環境活動助成プログラム」 2017年度の助成対象を決定
トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、「トヨタ環境活動助成プログラム」の2017年度助成対象として28件のプロジェクトを決定した。2000年のプログラム開始以来、18年間で累計360件、世界53の国と地域での助成となる。
このプログラムは、トヨタが1999年に「グローバル500賞*1」を受賞したことを記念し開始したもので、2015年発表した「トヨタ環境チャレンジ2050*2」の「チャレンジ6」“人と自然が共生する未来づくりへのチャレンジ”の一環でもある。
助成対象テーマは「生物多様性」と「気候変動」として公募し、海外プロジェクト支援枠、国内プロジェクト支援枠、国内小規模プロジェクト支援枠の3つの助成枠において、合計104件の申請があった。
選考にあたっては、継続・発展性、地域特性との調和性等を勘案し、1次選考、本選考を経て決定した。「海外プロジェクト支援枠」は“マダガスカルの森を守り、子どもたちに笑顔を!里山エネルギースクールプロジェクト”等10件、「国内プロジェクト支援枠」は“沖縄ケラマ諸島チービシエリアのサンゴ礁再生環境づくりプロジェクト”等10件、「国内小規模プロジェクト支援枠」は“能登半島における絶滅危惧植物Ⅰ類「ウミミドリ」の生息域外・保全プロジェクト”等8件が助成対象となった。なお、12月には、本年度の採択プロジェクト代表者出席のもと、東京で助成決定証授与式を開催する。また、来春には成果報告会も開催する予定である。
トヨタでは今後ともNPO等への各種支援を通じて、人と自然が共生する未来づくりに貢献していく方針である。
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- プログラム詳細についてのお問い合わせ
- トヨタ環境活動助成プログラム事務局
- tmc-ecogrant@g500.jp
2017年度助成対象プロジェクト
分類 | テーマ | プロジェクト名称 | 実施団体 | 実施地域 |
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海 外 プ ロ ジ ェ ク ト 支 援 枠 |
生 物 多 様 性 |
ケニアにおける小規模コーヒー生産者との生物多様性保全 | レインフォレスト・アライアンス | ケニア |
ブータン・チェレラ峠の持続可能な観光開発のための生物多様性保全調査 | 公益社団法人 日本環境教育フォーラム |
ブータン | ||
モンゴル・ブルガン県における希少種芍薬の保全と住民主体の持続可能な森林保全活動の推進 | 公益財団法人 オイスカ |
モンゴル | ||
持続的環境イノベーション「ケーンクラチャン森林群未来創造PJT」 | 一般社団法人 あきた地球環境会議 |
タイ | ||
自然のための市民権 環境認識を高め、自然区域の保全に貢献する地元の能力を開発するプロジェクト | ポルトガル鳥類研究協会 | ポルトガル | ||
極東ロシア 沿海地方における政府と市民の合同パトロール体制の構築による違法伐採の防止 | 公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン |
ロシア | ||
ミャンマー ヘラシギの越冬地における生態調査と保全 | 一般社団法人 バードライフ・インターナショナル東京 |
ミャンマー | ||
マレーシア・サラワク州における多様化森林造成のための地域住民主体の育苗事業 | 公益社団法人 日本マレーシア協会 |
マレーシア | ||
気 候 変 動 |
マサイの人々のくらしと環境との調和に向けた子供達への環境教育と天然林保全 | NPO法人 道普請人 |
ケニア | |
マダガスカルの森を守り、子どもたちに笑顔を! 里山エネルギースクールプロジェクト |
NPO法人 エコロジーオンライン |
マダガスカル | ||
国 内 プ ロ ジ ェ ク ト 支 援 枠 |
生 物 多 様 性 |
どんぐりウォーカーによる水源地、モリコロパーク、東北被災地での森づくり | NPO法人 どんぐりモンゴリ |
日本 |
沖縄ケラマ諸島チービシエリアのサンゴ礁再生環境づくりプロジェクト | NPO法人 美ら海振興会 |
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自然豊かな農ある暮らし(里山の恵みを求めて) | 有限責任事業組合 「丸山プロジェクト」 |
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孟子不動谷生物多様性活性化プロジェクト | NPO法人 自然回復を試みる会・ ビオトープ孟子 |
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生駒市西畑町の棚田・里山の再生と創造 | いこま棚田クラブ | |||
農都交流による桑資源活用の経済循環とコミュニティーの創出 | NPO法人 マルベリークラブ中部 |
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ふるさとの森を守れ! 「松毛川・千年の森づくり」プロジェクト |
NPO法人 グラウンドワーク三島 |
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サンゴ礁生態系保全に向けた普及啓発のための教育プログラム開発と実践 | NPO法人 海の自然史研究所 |
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人と自然のふれあいマップづくり支援ツールの整備 | NPO地域づくり工房 | |||
ホットスポットの谷戸~トウキョウサンショウウオ・ミゾゴイ・ヘイケボタルの里山再生 | NPO法人 三浦半島生物多様性保全 |
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国 内 小 規 模 プ ロ ジ ェ ク ト 支 援 枠 |
生 物 多 様 性 |
西表島での外来植物(アメリカハマグルマ、モクマオウ等)駆除と在来海浜植物の植栽 | 西表在来植物の植栽で地域振興を進める会 | |
県立高砂海浜公園内海辺の「アオサ」回収&堆肥化プロジェクト | 高砂海浜公園海辺の保全集いの会 | |||
第6回・7回もりもりひろがる森林づくり | 伊都国の森づくりの会 | |||
鹿に関する環境教育の実践 | 全日本鹿協会 | |||
92才の老人が17年間掛け一人で28000m2の森に350種の山野草の森を創設・その保護活動 | 「山野草のエキ」保存会 | |||
能登半島における絶滅危惧植物Ⅰ類「ウミミドリ」の生息域外・保全プロジェクト | ポレポレ自然環境観察会 | |||
都市型グリーンインフラによる地域問題解決プロジェクト | としまグリーンインフラ研究会 | |||
過去から未来へつなぐ ターミナルハウスづくり | TANAKAMI こども環境クラブ |
以上