Jan. 30, 2015
トヨタ自動車、ブラジルでエティオスの生産能力を増強
トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、ブラジルにおける製造・販売子会社であるToyota do Brasil LTDA.(ブラジルトヨタ、以下TDB)のソロカバ工場の生産能力を、2016年初を目標に7.4万台から10.8万台へ増強することを決定した。今回の能増は、ブラジルにおけるエティオスの需要増に対応するためのもので、投資額は約45億円を予定している。
今回の能増では、工程改善・既存設備の活用などの地道なカイゼンを積み重ね、投資効率を高めている。
2012年9月にエティオスのセダンタイプ及び、ハッチバックタイプを発売。発売当初は、月販2,000~3,000台であった。市場のニーズに合わせて、2013年11月にクロスオーバー「エティオスクロス」を追加し、商品ラインナップを拡充。また、シート表皮変更やシートハイトアジャスターの採用など、お客様の声を反映した商品改良を積み重ねた。
更に、お客様が身近な店舗でサービスを受けられるよう、2014年度内で合計54店舗の販売店とサテライト店の新設を予定するなど、お客様の利便性向上を進めている。結果、ブラジルでの直近の販売は、月販6,000~7,000台レベルとご好評をいただいている。
TDBの近藤剛史社長は、「ブラジルのお客様から寄せられた様々なご要望に真摯に耳を傾けてきた結果、今回のエティオス生産能力増強が実現したと思う。そういった意味で、エティオスはまさにブラジルのお客様に育ててもらったクルマだと感じている。今後も地域に根差した事業を通じて、ブラジルの社会・経済に貢献していきたい」と語った。
トヨタの中南米本部長、スティーブ セントアンジェロ常務役員は、「ブラジルの販売店、サプライヤー、TDBのチームメンバーの強いチームワークで、高品質なクルマと良質なサービスをお客様にお届けし、多くのトヨタファンを得ることができたことを大変誇りに思う。エティオスの生産能力の増強と、新規雇用の実現を支えてくれた関係者全員に、感謝を申し上げたい」と語った。
今後も、トヨタは「クルマづくりを通じて地域社会に貢献する」という創業以来の理念のもと、ブラジルにおける自動車産業の発展に向け尽力するとともに、ブラジルのお客様にご満足いただける商品を展開していく。
会社名 | Toyota do Brasil LTDA. |
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所在地 | サンパウロ州 サンベルナルド・ド・カンポ市 |
設立 | 1958年1月 |
社長 | 近藤 剛史 |
資本金 | 709,980千レアル |
出資比率 | トヨタ自動車(株) 100% |
従業員数 | 約5,300名(2015年1月時点) |
ソロカバ工場 | インダイアツーバ工場 | サンベルナルド工場 | |
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所在地 | サンパウロ州 ソロカバ市内 |
サンパウロ州 インダイアツーバ市内 |
サンパウロ州 サンベルナルド・ ド・カンポ市内 |
生産開始 | 2012年9月 | 1998年8月 | 1962年11月 |
生産品目 | エティオス | カローラ | カローラ及びハイラックスの部品 |
生産能力 | 年間7.4万台(2016年初を目標に年間10.8万台) | 年間7.0万台 | - |
総敷地面積 | 約370万m2 | 約180万m2 | 約19万m2 |
従業員数 | 約1,600名 | 約2,100名 | 約1,400名 |
以上