2013年10月23日

トヨタ自動車、「トヨタ博物館クラシックカーフェスタ in 神宮外苑」を開催

 

 トヨタ自動車(株)の文化施設であるトヨタ博物館(愛知県長久手市)では、自動車文化の継承・発展とクルマファンの交流を目的に、「トヨタ博物館クラシックカーフェスタ in 神宮外苑」を11月30日(土)に、東京・明治神宮外苑(東京都新宿区)で開催する。

 本フェスタは、明治神宮外苑聖徳記念絵画館の前をメイン会場とし、個人所有の日米欧のクラシックカー約100台による銀座中央通を通過するパレード・展示をはじめ、トヨタ博物館所蔵のクラシックカー展示・走行披露など、多彩なイベントを開催している。

 今回は、「50年前のモーターショーとその頃のクルマたち」をテーマに、50年前のモーターショーを振り返り、当時出展された車両をはじめ9台の企画展示・走行披露を行い、時代とともに国際化していった模様を紹介する。
 また、今回初めての試みで、他国産車メーカーの協力を得ての特別出展とトークショーも開催する。
人気の記念乗車撮影では、「BMWイセッタ」「フォード サンダーバード」に座って撮影することもできる。

 開催概要は、以下のとおり。
(1)日  時:   2013年11月30日(土) 10:00~15:30(入場無料)
(雨天決行:但し、諸事情によりプログラムが変更となる場合あり)
(2)会  場:   明治神宮外苑 聖徳記念絵画館前 (東京都新宿区霞ヶ丘町1-1)
(3)内  容:  
クラシックカーパレード・展示(一般参加車両約100台)
  ◇クラシックカーパレード
(都内約11キロのコース:絵画館~外苑いちょう並木~銀座中央通り)
10:20~12:00頃
◇クラシックカー展示 (パレードから帰ってきた一般参加車両) 11:00頃~15:30
・オーナーインタビュー 13:00~13:30
・クラシックカー人気投票
企画展示「50年前のモーターショーとその頃のクルマたち」(9台・別添参照)
  ◇特別出展トークショー「わたしが魅せられたショーカー」
(特別出展車3台についてのトークショー)
13:45~14:15
・ミュージアムガイドツアー(当館学芸スタッフによる展示車両の解説)&走行披露 14:30~15:00
記念乗車撮影(2台・別添参照)
小林彰太郎フォトアーカイヴ展「昭和の日本 自動車見聞録」紹介コーナー  ※サイン入写真集ミュージアムショップで発売(先着50名様)
その他出展
  交通安全体験コーナー(反射材やシートベルト効果体験など *協力:四谷警察署 他)/
東日本大震災被災地支援募金/ミュージアムショップ
(4)協  力: 日産自動車株式会社、日野自動車株式会社

以上


<別紙資料>
 ■クラシックカーパレード先導車
車両名(年式・国名) 特          徴
トヨペット クラウン RS21
(1960・日本)
初代クラウンの改良型で、エンジン性能向上ほか内外デザインも細部が変更され、ボディパネルの品質も向上した。オーバードライブ付き3速オートマを国産で初採用。
 ■企画展示「50年前のモーターショーとその頃のクルマたち」 出展車両 (9台) *出展プログラム
【特別出展】
スカイライン スポーツ
(1960・日本)日産自動車(株) 所蔵
第8回 全日本自動車ショー出展。プリンス自動車工業がデザインをイタリアのジョバンニ・ミケロッティ氏に依頼し1960年トリノ・ショーに参考出品。約60台を日本国内で製造。展示車はトリノ・ショーの出品車。
*トークショー・走行披露・展示 出演者:ニッサン・ビンテージ・エンスージアスト・クラブ 清水榮一氏
【特別出展】
日野 コンテッサ900スプリント
(1962・日本)日野自動車(株)所蔵
第10回 全日本自動車ショー出展車。イタリアのデザイナー ジョバンニ・ミケロッティ氏からの提案。1962年トリノ・ショーに出展後、ジュネーブ・ショー、ニューヨーク・ショー、第10回全日本自動車ショーに出品。
*トークショー・展示 出演者:日野自動車株式会社 大森重美氏 (日野オートプラザ担当)
【特別出展】
パブリカ スポーツ(復元車)
(1962・日本)


*トークショー・走行披露・展示
第9回 全日本自動車ショー出展の復元車。大衆車「パブリカ」をベースに、航空機さながらのボディ構造や、軽量化と徹底した空気抵抗低減の実験車。市販量産車「トヨタスポーツ800」のきっかけとなった。
出演者:元トヨタ自動車株式会社デザイン部長
パブリカスポーツ復元プロジェクトリーダー 諸星和夫氏
ロータス エリート
(1961・英)

*走行披露・展示
オールFRP製のモノコックボディを持ったロータス初のGTカー。1957年ロンドンショーでデビュー。空力性能に優れ、軽量なボディと高出力のエンジンによる高い動力性能、卓越した操縦性で、世界のスポーツカーマニアを魅了した。
スチュードベーカー アバンティ
(1963・米)

*走行披露・展示
馬車製造の長い伝統を持つアメリカで老舗の自動車会社スチュードベーカー社のスポーツ・クーペ。アメリカの工業デザイナー、レイモンド・ローウィによる優美なデザインと、スーパーチャージャー付きの高出力エンジンが人気を博した。
トヨタ クラウンエイト
(1965・日本)

*走行披露・展示
国産最高級乗用車として、日本車初のV8エンジンや、ATミッション、パワーステアリング、パワーシート、クルーズコントロール、自動点灯式ヘッドランプなどの装備を備えた。
ホンダ S500
(1964・日本)
*走行披露・展示
ホンダが4輪分野へ進出し、本格的なライトウェイトスポーツS500を発表。小型車としては驚異的なパフォーマンスと軽快な2座オープンボディから若者の憧れを一身に集めた。
日産 ブルーバード 411
(1965・日本)
*走行披露・展示
「走るベストセラーに優美なデザイン」がキャッチフレーズの2代目ブルーバードはモノコックボディと、イタリアのデザイナーピニンファリーナによる美しいデザインが特徴だった。
三菱 コルト 1000F
(1968・日本)
*走行披露・展示
1965年11月に国産車初のファーストバックスタイル車として発売された三菱コルト800の2サイクル3気筒エンジンに替え、4サイクル4気筒1000ccエンジンを搭載し、1966年9月に発売。
 ■記念乗車撮影(2台)
BMW イセッタ
(1959・独)
戦前から高性能車メーカーとして名の高かったBMW社が、戦後、イタリアのイソ社からライセンスを買って生産した超小型車。前に開くドアが特徴で、復興期の庶民の足として親しまれると同時に、当時のBMW社の経営を支えた。
フォード サンダーバード
(1962・米)
3代目サンダーバードで、1962年に登場したスポーツ・ロードスター。4シータ・オープンであるが、トノカバーを装着すると、ヘッドレストを装着した2座席モデルのような外観が楽しめる。
<雨天の場合は一部車両が展示されない場合があります>

ダウンロード

  • 2012年公道パレードスタートの様子
    2012年公道パレードスタートの様子
  • スカイラインスポーツ
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  • 日野コンテッサ900スプリント
    日野コンテッサ900スプリント
  • パブリカスポーツ(復元車)
    パブリカスポーツ(復元車)