2001年12月26日

定期職制異動のお知らせ

 

 トヨタ自動車(株)は、平成14年1月1日付で下記のとおり、組織の改正及び人事異動を行う。

1.組織改正
 (1)組織改正のねらい
  グローバル化、技術開発競争の激化、バリューチェーン拡大に伴う事業領域の拡大等、経営環境の変化に対し迅速に対応する為、効率的かつ機動性のある組織作りを推進する。
 (2)組織改正の内容
  <A>直轄
  トヨタインスティテュートを新設する。
    ・ねらい
トヨタウェイを具現化できる人材の育成による真のグローバル化の推進と、グローバルトヨタの人材育成の牽引役として教育体制を整備する。
  <B>海外関係
  海外カスタマーサービス本部内組織の再編を行う。
    <改正後> <改正前>
 海外カスタマーサービス本部
 
    ・ねらい
No.1カスタマーサービスの実現を目指し、本部としての総合力、機動力を発揮できる組織体制とする。また、外部からわかりやすい組織とする。
  <C>FC関係
  技術・生産技術両部門に跨るセンターを設置し、組織の再編を行う。
    <改正後> <改正前>
 
    ・ねらい
トヨタ内の技術・生技のFC開発力を結集したFC開発センターを新設する。 FC開発センターを中心にトヨタグループの力を合わせ、世界トップレベルのFC技術開発を進める。
  <D>技術部門
  LEXUS企画部を新設する。
 
    <改正後>
    第1開発センター
    LEXUS企画部
 
    ・ねらい
LEXUSブランド商品の開発体制を強化する。
  <E>生産技術部門
  組立生技部を新設する。
    ・ねらい
国内・海外で分離している組立生産技術の機能を統合し、強化を図る。
 
  海生生技部を廃止する。
    ・ねらい
海外向け生産準備支援業務を各生産技術部署に統合することで、海外プロジェクト推進の効率化を図る。
  <F>住宅事業部門
  住宅事業部門内組織を再編する。
    <改正後> <改正前>
 
    ・ねらい
商品別の事業体制の強化、効率化を図る。
  <G>移管、名称変更等
  トヨタ工業技術学園をトヨタ工業学園に名称変更し、総務・人事部門に移管する。
    <改正後> <改正前>
 
    ・ねらい
技能系人材に求められる「高い能力」の確保に向け、一貫性のある組織とする。
  Gazoo事業部の名称を変更する。
    <改正後> <改正前>
 
    ・ねらい
ITを活用した、トヨタのコンシューマー向け情報提供サービス全般を統括・管理する 組織としての役割を明確化した組織名称とする。
  広瀬工場電子部品製造部の名称を変更する。
    <改正後> <改正前>
 
    ・ねらい
より業務の実態に合った組織名称への変更を行う。
  元町工場成形部の名称を変更する。
    <改正後> <改正前>
 
    ・ねらい
より業務の実態に合った組織名称への変更を行う。

以上の結果、改正後の組織数(部組織)は208部(改正前205部)となる。
 (3)人事異動・昇格
  1.人事異動・昇格のねらい
  幅広い経験に基づく経営管理能力、より深い専門能力等の向上を狙いとした、中長期的な人材育成につながる人事異動、昇格を実施するとともに、経営環境の変化に積極的に対応するための重点配置を実施。
 
  2.人事異動・昇格の特徴
  <A> 経営上の優先課題への重点配置
    ・新規事業分野含め、グローバル化、IT化に向けた体制強化の実施。
  <B> 人材育成・活力向上を主眼においた異動の実施
    ・幅広い視野の醸成や専門能力の向上を狙いとした、部門内異動や他企業への派遣を積極的に実施。
    ・また、グローバルな人材育成の観点から、海外事業体への派遣を積極的に実施。
  <C> 若手人材の積極的登用
    基幹職の昇格にあたっては、入社年次・学歴に関わらず、成果・実力に応じた選抜を実施。
  3. 取締役副社長の分野部門および組織の統括・担当  
  (1) 取締役副社長の分野
  取締役副社長以上は会社の業務全般に関与するものとするが、取締役副社長の主たる業務の分野は次の通りとする。

    (2) 部門および組織の統括・担当取締役  

  4. 基幹職1級の異動ならびに昇格  

(注)○は基幹職1級への昇格者

基幹職1級異動者   106名
基幹職1級昇格者   73名
  5. 基幹職2級の異動ならびに昇格  

(注)○は基幹職2級への昇格者

基幹職2級の異動者   213名
基幹職2級の昇格者   165名
  6. 基幹職3級への昇格  
基幹職3級の異動者   589名
基幹職3級の昇格者   638名
以上