TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は、2022年のドライバー育成計画を発表しました。
TGRが推進しているモータースポーツを起点としたもっといいクルマづくりにおいて、ドライバーの力は不可欠です。育成プログラムでは、国内外のレース、ラリーのトップカテゴリーで活躍できるドライバーの輩出を目指し、若手ドライバーが着実にステップアップしていけるようサポートをしていきます。
ドライバー育成に対するTGRの思いと決意
- サステナブルなモータースポーツ業界の実現に向け、次世代のドライバー育成を推進します
- 才能ある幅広いドライバーへチャレンジの機会を提供します
- ドライバーの個性を生かし、それぞれにあった進路の検討、機会を創出します
- ドライバーが憧れの職業となるよう、モータースポーツ及びドライバーの魅力発信・向上にも努めます
2022年のプログラムと対象ドライバー
- TGRドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)
- 国内外のトップカテゴリーで活躍できるレーシングドライバー、ラリードライバーの育成を目的としたプログラム。
- 才能ある人材を発掘し、実力に応じて、国内SUPER GT、全日本スーパーフォーミュラ選手権やTGR WRC/WECチャレンジプログラムなどへステップアップできる仕組みを展開。
- 今年は、野中 誠太が全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権にステップアップします。また、トヨタの育成プログラムにおける初の女性ドライバーとして小山 美姫がフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)に参戦します。
2022年TGR-DC育成ドライバー
(ドライバーの国籍はすべて日本)
ドライバー | カテゴリー | チーム名 | 昨年の戦績 |
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小高 一斗(Kazuto Kotaka) | 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 | トムス(TOM'S) |
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平良 響(Hibiki Taira) | 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 | トムス(TOM'S) | 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権シリーズ5位 |
野中 誠太(Seita Nonaka) | 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 | トムス(TOM'S) |
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SUPER GT(GT300) | ホッピー チーム ツチヤ(HOPPY team TSUCHIYA) | ||
小山 美姫(Miki Koyama) | フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ | スーパーライセンス(SUPER LICENSE) | FIA W seriesシリーズ14位 |
- 国内FIA-F4選手権
- エントリークラス フォーミュラ・カテゴリーとして開催される国内FIA-F4選手権シリーズに参戦する下記の若手ドライバーを支援します。
ドライバー | チーム名 | 昨年の戦績 |
---|---|---|
荒川 麟(Rin Arakawa) | TGR-DC Racing School | 国内FIA-F4選手権シリーズ2位 |
中村 仁(Jin Nakamura) | TGR-DC Racing School | 全日本カート選手権 FS-125クラスシリーズ6位 |
平安山 良馬(Ryoma Henzan) | TGR-DC Racing School | 全日本カート選手権 OKクラスシリーズ6位 |
後日発表 | TGR-DC Racing School | - |
- TGR-DCレーシングスクール(TGR-DC Racing School)
- 国内外のトップカテゴリーにおいて活躍できるレーシングドライバー、ラリードライバーの発掘・育成と正しいドライビング教育によるモータースポーツ底辺の健全な拡大を目的に実施。
- 本コース受講者の中から、優秀で将来性の見込めるドライバーに対し次年度以降のレース参戦の支援を行っていく予定です。
- 2022年のTGR-DCレーシングスクールの実施日程、内容は決定次第発表します。
以下は、すでに発表済の内容です
- WRCチャレンジプログラム
- 勝田 貴元がGR YARIS Rally1でWRC全戦に参戦中。
ドライバー/コ・ドライバー | チーム名 | |
---|---|---|
ドライバー | 勝田 貴元(Takamoto Katsuta 日本) | TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next Generation |
コ・ドライバー | アーロン・ジョンストン(Aaron Johnston アイルランド) |
- 選考にて新たに3名の参加が決定。4月よりフィンランドでの本格的なトレーニングを開始します。
ドライバー | 昨年の戦績 |
---|---|
大竹 直生(Nao Otake 日本) | 2021年全日本ラリー選手権 JN3クラスで3勝、タイトル獲得 |
小暮 ひかる(Hikaru Kogure 日本) | 2021年JAF東日本ラリー選手権 BC2クラス 第2戦で優勝、ランキング2位 |
山本 雄紀(Yuki Yamamoto 日本) | 2021年全日本ラリー選手権 JN6クラス 2戦2勝 |
- WECチャレンジプログラム
- 平川 亮に続く、若手ドライバーの育成を引き続き検討しています。
参考
TGR-DC出身ドライバーの2022年活動
(ドライバーの国籍はすべて日本)
ドライバー | カテゴリー |
---|---|
小林 可夢偉(Kamui Kobayashi) | FIA世界耐久選手権(WEC) 全日本スーパーフォーミュラ選手権 |
平川 亮(Ryo Hirakawa) | FIA世界耐久選手権(WEC) 全日本スーパーフォーミュラ選手権 |
石浦 宏明(Hiroaki Ishiura) | SUPER GT(GT500) |
大嶋 和也(Kazuya Oshima) | SUPER GT(GT500) 全日本スーパーフォーミュラ選手権 |
国本 雄資(Yuji Kunimoto) | SUPER GT(GT500) 全日本スーパーフォーミュラ選手権 |
中山 雄一(Yuichi Nakayama) | SUPER GT(GT500) |
山下 健太(Kenta Yamashita) | SUPER GT(GT500) 全日本スーパーフォーミュラ選手権 |
坪井 翔(Sho Tsuboi) | SUPER GT(GT500) 全日本スーパーフォーミュラ選手権 |
宮田 莉朋(Ritomo Miyata) | SUPER GT(GT500) 全日本スーパーフォーミュラ選手権 |
以上
トヨタは、革新的で安全かつ高品質なモノづくりやサービスの提供を通じ「幸せを量産する」ことに取り組んでいます。1937年の創業以来80年あまり、「豊田綱領」のもと、お客様、パートナー、従業員、そして地域社会の皆さまの幸せをサポートすることが、企業の成長にも繋がると考え、安全で、環境に優しく、誰もが参画できる住みやすい社会の実現を目指してきました。現在トヨタは、コネクティッド・自動化・電動化などの新しい技術分野にも一層力を入れ、モビリティカンパニーへと生まれ変わろうとしています。この変革の中において、引き続き創業の精神および国連が定めたSDGsを尊重し、すべての人が自由に移動できるより良いモビリティ社会の実現に向けて努力してまいります。