LEXUSは、中国・北京で4月20日(日)~29日(火)に開催される第13回北京モーターショー*1において、新型コンパクトクロスオーバーSUV「NX」を発表した。
NXは、LEXUS初のコンパクトクロスオーバーSUVとして、LEXUS独自の印象的で洗練されたデザインを実現。また、LEXUS初の新開発2.0Lターボエンジン搭載により、優れた走行性能と環境性能を両立した「NX200t」と、2.5Lハイブリッドシステムにより、クラストップレベルの環境性能を誇る「NX300h」をラインアップし、都市ユースにも合った環境時代のSUVとして、急成長中のプレミアムコンパクトクロスオーバーSUV市場に確固たる地位を築くことを目指している。
なお、NXの発売は、2014年後半を予定している。
- NX200t “F SPORT”
主な特長
- 爽快な加速を楽しめる新開発2.0Lターボエンジン
- LEXUS初の2.0Lターボエンジン8AR-FTSを採用。水冷式エキゾーストマニホールド一体シリンダーヘッド+ツインスクロールターボチャージャーを世界初*2採用したほか、ターボ用直噴技術D-4STや、可変角を拡大した連続可変バルブタイミング機構VVT-iWなど、新技術を数多く採用し、優れた走行性能と環境性能を両立。さらに、100万キロ以上のテスト走行を実施し、LEXUSにふさわしい品質・パフォーマンスを確認
- 新開発のターボエンジンに合わせて6速オートマチックトランスミッションも新たに開発。走行状態に応じて必要なエンジントルクを算出する駆動力オンデマンド式の新制御ロジックを採用することで、ターボエンジンのトルクを最大限に活用し、アクセル操作に対する優れたレスポンスを実現し、爽快な加速感と低燃費を両立
- アイドリングに伴う燃料消費を抑えるアイドリングストップ機能ストップ&スタートシステムを、LEXUSとして初採用するとともに、エンジン再始動のレスポンスも世界トップレベルを実現
- 圧倒的な低燃費を実現する2.5Lハイブリッド
- 熱効率を追求した2.5Lアトキンソンサイクルエンジンと高トルクモーターを内蔵したハイブリッドトランスミッションを組み合わせ、低燃費とCO2排出量の低減を実現
- 乗り心地と操縦安定性を高めるため、ばね上制振制御を採用。駆動用モーターのトルクをきめ細かく制御することで、車体の揺れ(ピッチング)を抑制
- わずかなハンドル操作でも感じられる機敏さ
- ボディパネルを面で結合する構造用接着剤、従来のスポット溶接に比べて打点間を短くできるレーザースクリューウェルディングなど、LEXUSのボディ生産技術を導入し、走行性能全体のベースとなるボディ剛性を向上させるとともに、サスペンション類の高剛性化も実現
- 路面からのわずかな入力にも作用することにこだわった新開発ショックアブソーバーの導入で、操縦安定性と乗り心地を両立。また、ショックアブソーバーの減衰力を最適に電子制御するAVS*3は、新たに30段階まで可変制御の範囲を拡大した新型を採用
- NX200t(AWD車)には、前輪駆動状態と4輪駆動状態を自動的に制御するダイナミックトルクコントロールAWDを採用。旋回時にステアリング操舵量からドライバーが思い描く走行ラインを算出し、車両挙動に応じてきめ細かく後輪にトルクを配分することであらゆる路面でのコーナリング性能を向上。NX300h(AWD車)においても、E-Four新制御により、特に滑りやすい路面におけるコーナリング性能を向上
- スポーティバージョン“F SPORT”では、専用の内外装デザインとしたほか、専用チューニングのサスペンションに加え、ボディの小さなたわみを吸収しながら剛性を高めるパフォーマンスダンパーを採用することで、シャープなハンドリングを実現
- 先進のドライバーサポートと高度な安全性能
- LEXUSとして初導入するパノラミックビューモニターを導入。運転席からの目線だけでは確認しにくい車両周囲の状況を、車両前後左右に搭載した4台のカメラの映像を継ぎ目なく合成し、シフト操作と連動して真上から見たような映像としてナビゲーション画面に表示。さらに車両の前後進行方向の左右から近づいてくる歩行者などを検知して知らせる左右確認サポート付を採用。
- 全車速追従機能付レーダークルーズコントロールを採用。先行車を認識判断し、適切な車間距離で停止状態まで追従走行制御を行い、ドライバーをサポート
主要諸元(日本仕様)
NX200t | NX300h | |||
---|---|---|---|---|
全長(mm) | 4,630 | |||
全幅(mm) | 1,845 | |||
全高(mm) | 1,645 | |||
ホイールベース(mm) | 2,660 | |||
トレッド 前/後(mm) | 1,580/1,580*4 | |||
駆動方式 | FF、AWD | FF、AWD(E-Four) | ||
エンジンタイプ | 2.0L直列4気筒ターボ | 2.5L直列4気筒 | ||
エンジン | 型式 | 8AR-FTS | 2AR-FXE | |
排気量 | (cc) | 1,998 | 2,493 | |
最高出力 | (kW[PS]rpm) | 175[238]4,800~5,600 | - | |
最大トルク | (N・m[kgf・m]rpm) | 350[35.7]1,650~4,000 | - | |
システム全体*5 | 最高出力 | (kW[PS]) | - | 145[197] |
トランスミッション | 6速AT | 電気式無段変速機 | ||
タイヤサイズ*6 | 225/65R17、225/60R18、235/55R18 |
*1 | 正式名称は「2014 BEIJING INTERNATIONAL AUTOMOTIVE EXHIBITION」 4月20日(日) : プレスデー、21日(月)~22日(火) : トレードデー、23日(水)~29日(火) : 一般公開日 |
---|---|
*2 | 2014年4月現在。LEXUS調べ |
*3 |
|
*4 | タイヤサイズ235/55R18の場合は、トレッド前/後は1,570/1,570mm |
*5 | エンジンとバッテリーにより、ハイブリッドシステムとして発揮できる出力。LEXUS算定値 |
*6 | バージョンにより設定は異なる |
- NX 詳細はこちら
- http://www.lexus-int.com/jp/
以上
- 開発ダイジェスト
- 北京モーターショー・プレスカンファレンス(英語のみ)
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