トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)のハイブリッド乗用車「プリウス」が、11月15日、「2005年 欧州カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。

同賞は、1964年に設立され、本年で42回を数える欧州で最も権威のある自動車賞のひとつで、欧州22カ国から選出された58名の自動車ジャーナリストの投票により、その年に欧州で発売された乗用車の中から、最も優れた車として1台が選ばれる。

選考に際しては、デザイン、快適性、安全性、燃費、ドライバビリティ、パフォーマンス、実用性、環境への配慮、価格など、車が備える全ての資質が評価の対象となる。

今回、選考の対象となった車は、昨年の9月以降1年間に欧州で新たに発売された32車種。その中から、プリウスを含む7車種が選ばれ、最終選考が行われた。

プリウスは、1997年、モーターとガソリンエンジンを組み合わせた世界初の量産ハイブリッド乗用車として発売以来、その革新性が世界で高く評価されてきた。

欧州では本年初めより、エコとパワーを同時に進化させる新世代のハイブリッドシステム「THSⅡ」を搭載した「新型プリウス」を発売(日本では昨年9月、米国では昨年10月に発売)している。

新型プリウスは、欧州では今年末までに8千5百台の販売を見込んでおり、来年は1万5千台の販売を計画している。

なお、新型プリウスは、本年のデトロイトモーターショー開催中に発表された「2004年 北米カー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたのをはじめ、環境省「平成15年地球温暖化防止活動 環境大臣表彰」受賞など、国内外で高い評価を得ている。

以上

関連コンテンツ