1. 概要

2月4日(水)、国土交通省より、トヨタ GE-RZH124B型(通称名 : トヨタ ハイエース コミューター)の改造車の自動車検査証に関し、NOx・PM対策地域内での登録の可否に係る記載に疑義があるとの情報があり、確認しましたところ、同型式の自動車は、本来はNOx・PM法車種規制適合車であるにもかかわらず、その一部について自動車検査証に誤った記載をしていることが判明いたしました。
また、トヨタ ハイエース バン・トヨタ レジアスエース バン改造車でも同様の誤記載があることが判明しました。

誤った記載があることが判明した自動車

  • 対象型式、通称名等
    GE-RZH124B型(ハイエース コミューター)他、別紙1参照
  • 初度登録年月
    平成10年8月から平成15年8月まで
  • 改造内容
    座席を取り外す等により、車両総重量2.5トン以下の入浴車、キャンピングカー、警察車等の形態となったもの
  • 対象台数
    全国合計679台(国土交通省調査値 平成21年1月末現在)

自動車検査証の記載例(別紙2を参照)

誤った記載例

「この自動車は平成XX年X月XX日以降の有効期間満了日を越えてNOx・PM対策地域内に使用の本拠を置くことができません」

正しい記載例

「使用車種規制(NOx・PM)適合」

  1. 原因

  1. 当該型式又は当該型式をベース車として、改造により車両総重量が軽くなった車両のNOx排出量諸元値は、それぞれ車両総重量区分に定められたNOx・PM規制値に適合しています。
    NOx・PM規制値適合については、通常、ベース車両においては型式によって判定されますが、改造車両においては、国土交通省の自動車登録検査業務電子情報処理システム(以下MOTAS)に登録されている諸元値によって判定されます。しかしながら今回は、その当該型式のNOx排出量諸元値がMOTASに登録されていなかったため、改造車両がNOx・PM規制値に適合しない自動車として判定され、自動車検査証に誤った記載がなされたことが原因と思われます。
  2. 当該型式のNOx排出量諸元値が入っていない理由等詳細については、国土交通省及び弊社において現在調査中です。

  1. 今後の対応

  1. 国土交通省のMOTASに、NOx排出量諸元値を登録する為に必要な情報を提供し、今後は当該4型式について、自動車検査証における誤記載が発生しないように、国土交通省に対応いただきました。
  2. 自動車検査証に誤った記載のあるお客様に対しましては、必要となる対応等についてご連絡致します。

  1. お客様からのお問い合わせ先

トヨタ自動車(株) お客様相談センター

フリーコール 0800-700-7700
受付日
年中無休
受付時間
9:00~18:00
通称名 ハイエース コミューター 他

以上

別紙1

車検証記載ミスの対象型式について

車名 通称名 型式 対象台数 使用形態
トヨタ
トヨタ ハイエース コミューター
又は
トヨタ レジアスエース コミューター
トヨタ ハイエース コミューター又はトヨタ レジアスエース コミューター
GE-RZH124B 172 警察車、車いす移動車、霊柩車、キャンピングカー 等
トヨタ ハイエース バン
又は
トヨタ レジアスエース バン
トヨタ ハイエース バン又はトヨタ レジアスエース バン
トヨタ ハイエース バン又はトヨタ レジアスエース バン
GE-RZH102V 242 入浴車、霊柩車、救急車、キャンピングカー、車いす移動車 等
GE-RZH112V 249 キャンピングカー、霊柩車、入浴車、警察車、救急車 等
GE-RZH112K 16 キャンピングカー、霊柩車、患者輸送車、車いす移動車 等
  合計 679

別紙2

自動車検査証

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