2023年11月02日
新型クラウンを発売-「セダン再発見」、新スタイルでパーソナルもビジネスも-
TOYOTAは、11月2日に新型クラウン(セダン)を発表しました。本日よりご注文の受付を開始し、11月13日の発売を予定しています。
- Z(ハイブリッド車)<オプション装着車>
TOYOTAは昨年、「これからの時代のクラウンらしさ」を追求した4つの新しいクラウンを発表しました。
新しいクラウンの開発は、セダンありきではなく、クラウンとは何かを徹底的に見つめ直したものでした。クラウンの「革新と挑戦」というDNAを引き継ぎつつ、お客様の多様な価値観やライフスタイルに寄り添うクルマとして誕生したのがセダンとSUVが融合した第1弾のクロスオーバーでした。
こうした原点に戻った開発を経たからこそ、元来のクラウンの「型」である今回のセダンが誕生しました。快適な乗り心地と上質な走りとともに、ショーファーニーズを満たすくつろぎの空間を創出しました。正統派セダンを再定義する新スタイルで、パーソナルにもビジネスにも応える「ニューフォーマル」という新たな価値観に挑戦し、「セダン再発見」を感じさせるクルマになっています。
また、水素社会の実現に向け、フラッグシップであるクラウンに、今回新たに走行中にCO2を排出しない燃料電池車(FCEV)を用意しました。より多くのお客様の選択肢となるハイブリッド車(HEV)とともに、多様なニーズに応える選択肢を増やしながら、電動車の普及やカーボンニュートラルの実現に貢献していきます。
主なポイント
- 「ニューフォーマル」という新たな価値観に挑戦
- 快適な乗り心地と上質な走りで、パーソナルにもビジネスにも
- ショーファーニーズを満たす後席空間。ロングホイールベースとボディのワイド化により、後席のゆとりや優れた乗降性を実現
- 広々とした室内空間や癒しを感じる間接照明など、大人の感性を満たすインテリア
- カーボンニュートラルの実現に貢献
- クラウン初となるFCEVを用意し、多様なニーズに応える選択肢を提供
- HEVでは「2.5L マルチステージハイブリッドシステム」を搭載。力強い動力性能と燃費性能の両立を実現
車両の詳細は以下の通りです。
車両概要
- ニューフォーマルを追求した美しいたたずまい
外装デザイン
- 「オーソドックスなセダンはつくりたくない」というデザイナーたちの思いのもと、ニューフォーマルセダンという新たな価値を創造。FRプラットフォームを生かした水平基調の伸びやかなプロポーションにより、かつてのセダンにはない伸びやかで美しいたたずまいを実現しました。
- 鋭さとワイド感を強調する「ハンマーヘッド」と、縦基調のパターンを施した大型台形グリルの「アンダープライオリティ」の組み合わせにより、トヨタのフラッグシップとしての存在感を強調したフロントフェイスに。リヤには、ワイド感を強調した横一文字のテールランプを採用しました。
Z(ハイブリッド車)<オプション装着車>
内装デザイン
- 大型の杢目調パネルを採用し、インストルメントパネルから左右のドアに連続する配置やコンソールが浮き出て見えるようにすることで、アイランドアーキテクチャー*1を強調。落ち着きがありながら、広がりのある室内空間を創出しました。
- おもてなしの心を込めた、日本ならではの光による演出を取り入れました。インストルメントパネル左右や前席足元、リヤドアトリム左右には全64色に色替え対応可能なLED照明を配置。行燈のような柔らかい灯りによる間接光が室内に奥行きと心地よさを提供します。
*1 | ディスプレイやシフトなどの各種機能をひとくくりにして、島(アイランド)のように配置するデザイン |
---|
- Z(ハイブリッド車)<オプション装着車>
カラーデザイン
- フォーマルユースからパーソナルユースまで、大人の感性に応える全6色を設定。ホワイト、シルバー、ブラックはよりフォーマルな印象に。メタルやグレー、ブロンズはパーソナルユースの印象を与えます。インテリアは2色で、上質なブラックと華やかな空気感を演出するミッドブラウンを用意しました。
- ショーファーニーズに応える最高のおもてなし。後席のゆとりと快適な乗り心地
ショーファーニーズへの対応
- ホイールベースを3mに設定し、ショーファーニーズに応えるべく、後席のゆとりを創出しました。足元のスペースも広くなり、足抜きしやすいスムーズな乗り降りを実現しました。
- 極上の移動空間をお届けする数々のおもてなし装備を設置しました。(リラクゼーション機能、日差しを遮る電動式サンシェードなど)
- サスペンションセッティングの最適化や、AVSで減衰力を制御し、路面の凹凸を乗客に伝えない足回りに仕上げました。旋回時の揺れや、荒れた路面の揺れを小さく抑えます。
- Z(ハイブリッド車)<オプション装着車>
- 多様なニーズとカーボンニュートラルに応えるパワートレーン(FCEV、HEV)
高性能FCEVシステム
- 多様なエネルギーから製造可能で地球環境やエネルギーセキュリティに貢献できる水素を燃料とするFCEVは走行中にCO2を一切排出しない電動車です。静粛性や環境配慮面でのショーファーカーとしての価値に加え、FCEVならではの加速性能で走りの楽しさも実現しました。
- MIRAIと同じ高性能FCシステムを採用。3本の高圧水素タンクと燃料電池などを搭載し、1回あたり約3分の水素充填で約820km走行可能。アクセルを踏んだ瞬間からトルクが立ち上がり、スムーズに伸びるFCEVならではのパワーと、モーター駆動ならではの静粛性や乗り心地を実現しました。
- 燃料電池ユニット
2.5L マルチステージハイブリッドシステム
- 新開発の2.5L マルチステージハイブリッドシステムをトヨタとして初搭載。エンジンと二つのモーターに加え、有段ギアを組み合わせることで、あらゆる車速域からのアクセル操作に応える駆動力を実現しました。従来はエンジン最高出力を使用できる車速領域が約140km/hからでしたが、本システムでは約43km/hから使用可能になりました。
- 高速走行時はエンジン回転数を低く抑え、低燃費で静かな走りを可能に。排気量をダウンサイジングしながら、力強い動力性能と燃費性能を両立しています。
- 2.5L マルチステージハイブリッドシステム
外部給電/非常時給電システム
- 外部給電器の接続により、大出力の電力を住宅や電気製品に供給できます。(FCEVのみ)
- FCEV、HEVともに、車内の2ヵ所のアクセサリーコンセント(AC100V 1,500W)で電気製品を利用することができます。走行中だけでなく、非常時給電システムとして、車両が停止した状態でも給電できます。
販売概要
月販基準台数 : 600台/月
生産工場
トヨタ自動車(株) 元町工場
メーカー希望小売価格
パワートレーン | 駆動 | 価格* | |
---|---|---|---|
Z[FCEV] | 第2世代FCシステム | 後輪駆動 | 8,300,000 |
Z[HEV] | 2.5L マルチステージハイブリッドシステム | 後輪駆動 | ◎7,300,000 |
* | 沖縄のみ価格が異なる。価格にはリサイクル料金は含まれない |
---|
KINTO
新型クラウン(セダン)は、サブスクリプションサービス「KINTO」(個人・法人)でも、11月9日(木)より取扱いを開始します。
KINTOでは、自動車保険(任意保険)や自動車税、メンテナンスなど、カーライフにかかる諸費用を含めた月々定額の料金をお支払いいただくことにより車両をご利用いただく仕組みで、販売店のほか、オンラインでもお見積もりからご契約までの一連の手続きに対応しています。新型クラウン(セダン)場合、月々108,130円(税込み)*2から手軽にお乗りいただくことができます。
納期などの詳細は、お申込みの受付を開始する11月9日(木)に以下に掲載予定です。
https://kinto-jp.com/kinto_one/lineup/toyota/
なお、クラウン(エステート)についても、KINTOでの取扱いを予定しています。
*2 | Z(2.5L HEV)の最安値パッケージ、追加オプション無し、「初期費用フリープラン」の7年契約、年2回のボーナス月の月額へ165,000円(税込み)の加算をご選択いただいた場合。7年間にお支払いいただく金額の合計は11,392,920円(税込み) |
---|
以上
クラウン(セダン)の情報はこちら
~マイナスからゼロへ、ゼロを超えた新たな価値を~
トヨタは、「地球という美しい故郷(Home Planet)を次世代に引き継ぐ」ために、社会や個人が抱える様々な課題の解決(マイナスをゼロにする)に取り組むだけではなく、ゼロを超えた新たな価値の創出・提供を目指し、「回答のない未来へ弛まぬ挑戦」を続けていきます。
- BEYOND ZERO
- https://global.toyota/jp/mobility/beyond-zero/
トヨタは、革新的で安全かつ高品質なモノづくりやサービスの提供を通じ「幸せを量産する」ことに取り組んでいます。1937年の創業以来80年あまり、「豊田綱領」のもと、お客様、パートナー、従業員、そして地域社会の皆さまの幸せをサポートすることが、企業の成長にも繋がると考え、安全で、環境に優しく、誰もが参画できる住みやすい社会の実現を目指してきました。現在トヨタは、コネクティッド・自動化・電動化などの新しい技術分野にも一層力を入れ、モビリティカンパニーへと生まれ変わろうとしています。この変革の中において、引き続き創業の精神および国連が定めたSDGsを尊重し、すべての人が自由に移動できるより良いモビリティ社会の実現に向けて努力してまいります。