LEXUSは、LEXUSブランドのフラッグシップセダンとなるLS460を開発し、全国のレクサス店を通じて、9月19日より発売した。

LS460“version S”<オプション装着車>
LS460“version S”<オプション装着車>

新型LS460は、LEXUSブランドの理念である「高級の本質」を追求し、“ときめき”と“やすらぎ”に満ちた時間を提供するために、乗る人の心に響くクルマづくりを念頭に開発した。

内外装デザイン、エンジン、トランスミッション、プラットフォーム、サスペンションなど全てを新たに開発し、先進システムを惜しみなく投入するとともに、最先端の生産技術と熟練の匠の技による眼に見えないところにまでこだわったクルマづくりにより、これからの高級車のあるべき姿を提示している。

主な特長

  1. 品格と美しさを兼ね備えたデザイン

LEXUSのデザインフィロソフィ「L-finesse*1(エル・フィネス)」の具現化により、品格のある“存在感”と“美しさ”を融合し、アートの領域への昇華を目指した、独自のフラッグシップセダンのデザインを創出

デザインについての詳細はこちらをご覧ください。

  1. 卓越した走行性能と高い環境性能

  • V型8気筒4.6Lガソリンエンジン、世界初*2の8速オートマチックトランスミッション(8 Super ECT*3)、プラットフォーム、前後マルチリンク式サスペンションなど基本性能を形づくる全てのコンポーネントを新開発し、新時代の高級車の資質を付与。加えて、パワー(駆動力)・ステアリング・ブレーキを統合制御し車両姿勢を安定させるVDIM*4をはじめ最先端の電子制御技術を採用し、比類のないスムーズな走りを追求
  • 筒内直接噴射とポート噴射を併用するD-4S*5、そのポテンシャルを最大限に引き出すためにDual VVT-i*6の吸気側にモーターで作動する世界初*2の電動連続可変バルブタイミング機構(VVT-iE*7)を採用したV8エンジンと、最適なギヤ段とエンジントルクを同時に制御する8 Super ECTにより、クラス*8トップレベルの低燃費とクリーンな排出ガスを実現

  1. クルマの高知能化がもたらす安全性能・運転支援システム

  • 将来的には“事故を起こさないクルマ”を目指す「統合安全コンセプト*9」に基づき、従来の「プリクラッシュセーフティシステム(ミリ波レーダー方式)」の機能に、世界初*2の前方の歩行者検知と操舵回避支援、および後方車両への対応機能を加え、進化した「プリクラッシュセーフティシステム」を設定
  • 全車速域で追従走行を可能とした「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」、車線維持をアシストする「レーンキーピングアシスト」、利便性を向上させた「インテリジェントパーキングアシスト(超音波センサー付)」など、ドライバーの負荷を軽減し、運転を支援する先進システムを設定

  1. 日本のこころが生んだ“おもてなし”と究極のつくり込み

  • 乗る人を中心に必要な空間をイメージし、乗る人の心を慮ったおもてなしを生み出すことを目指して、心地良い空間のあり方や各種装備の使いやすさを徹底的に追求した室内デザイン・装備・操作系
  • レクサスオーナーズデスクと連携した最先端のテレマティクスサービスG-Link(ヘルプネット、G-Security対応)に、世界初*2のリモート操作、リモートイモビライザーの機能を採用
  • 最先端の解析・計測・設計・生産技術と、生産・品質管理における熟練した匠の技により、高品質・高性能のクルマづくりを追求
LS600h(標準ボディ)/LS600hL(ロングホイールベース仕様)
  • 2007年春導入予定
  • 新開発V8・5.0Lエンジンと高性能のモーターを組み合わせた新開発のハイブリッドシステムを搭載予定
*1
L-finesse
Leading-Edge(先鋭)とFinesse(精妙)を組み合わせた造語。「先鋭-精妙の美」の意
*2 2006年8月現在。トヨタ自動車調べ
*3
8 Super ECT
スーパーインテリジェント8速オートマチック
*4
VDIM
Vehicle Dynamics Integrated Management
*5
D-4S
Direct injection 4 stroke gasoline engine Superior version
*6
VVT-i
Variable Valve Timing-intelligent(連続可変バルブタイミング機構)
*7
VVT-iE
Variable Valve Timing-intelligent by Electric motor(電動連続可変バルブタイミング機構)
*8 同排気量クラスでの比較
*9 車両に搭載された個々の安全技術・システムを連携させていくとともに、将来的には、道路インフラとの協調(路車間)、自車以外の車両から得た情報の活用(車車間)を図り、運転状況に応じた最適な運転支援を行うことにより、「事故を起こさないクルマ」の実現を目指した、今後のトヨタ自動車の安全技術・車両開発の考え方

販売概要

  1. 販売店
    全国のレクサス店
  2. 月販目標台数
    1,300台
  3. 店頭発表会
    LS DEBUT SHOW 10月4日(水)~10月15日(日)

生産工場

トヨタ自動車(株) 田原工場

メーカー希望小売価格

(北海道のみ価格が異なる。単位 : 円)
  エンジン 駆動 トランスミッション 価格*1*2
(消費税込み)
LS 460 1UR-FSE
(V8・4.6L)
2WD
(FR)
8 Super ECT 7,700,000
  “I package” 8,250,000
“version S” 8,450,000
“version S・I package” 8,800,000
“version U” 9,200,000
“version U・I package” 9,650,000
*1 北海道は、23,100円高
*2 価格にはリサイクル料金は含まれない

車両概要

  1. 品格と美しさを兼ね備えたデザイン

  • LEXUSのデザインフィロソフィ「L-finesse(エル・フィネス)」の具現化により、品格のある“存在感”と“美しさ”を融合し、アートの領域への昇華を目指した、独自のフラッグシップセダンのデザインを創出
  • 内なるパワーを予感させる“力強さ”と、凛とした“美しさ”との調和を目指したボディに、LEXUSデザインの特徴の一つであるアローヘッド*1を使用し、LEXUSの独自性を強調
  • 毅然とした表情をつくり出すヘッドランプと、強く張り出したフードやフェンダー面により、存在感を際立たせるフロントマスク
  • LEXUSのセダンに共通するロングキャビンプロポーションを基本に、大胆な面変化と躍動感を表現したサイドビュー
  • Lの字をモチーフにしたリヤコンビネーションランプが特徴的なリヤビュー

  1. 卓越した走行性能と高い環境性能

  • V型8気筒4.6Lガソリンエンジン、8 Super ECT、プラットフォーム、前後マルチリンク式サスペンションなど基本性能を形づくる全てのコンポーネントを新開発し、新時代の高級車の資質を付与。加えて、VDIMなどの最先端の電子制御技術を採用し、比類のないスムーズな走りを追求

エンジン主要諸元

型式 1UR-FSE
種類 V型8気筒DOHC/Dual VVT-i/VVT-iE(吸気)
総排気量(CC) 4,608
ボア×ストローク(mm) 94.0×83.0
燃料供給方式 D-4S(筒内直接噴射+ポート噴射)
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
圧縮比 11.8
最高出力(kW[PS]/rpm) 283[385]/6,400
最大トルク(N・m[kg・m]/rpm) 500[51.0]/4,100
平成17年基準排出ガス低減レベル 75%低減(★★★★)
10・15モード走行燃費(km/L) 9.1(国土交通省審査値)
LS460“version U”/“version U・I package”は、8.7
  • 低速から高速まで滑らかに吹き上がるトルクフルな新開発V8・4.6L 1UR-FSEエンジン
  • 優れた発進・加速性能と低燃費、静粛性を両立する世界初*2の8速オートマチックトランスミッション(8 Super ECT)
  • 優れた操縦性・走行安定性、フラットでしなやかな乗り心地を実現する、新開発のプラットフォームと、電子制御式エアサスペンション(AVS*3機能付)を組み合わせた前後マルチリンク式サスペンション
  • 優れた静粛性、走行性能、乗り心地と高い衝突安全性を確保する高剛性ボディ
  • 高速安定性や静粛性、燃費向上に寄与する高い空力性能(空気抵抗係数[CD値]0.26)
  • 操舵量とタイヤの切れ角の関係を車速に応じて最適に制御し、安定感のある操舵フィールをもたらすギヤ比可変ステアリング(VGRS*4
  • パワー(駆動力)・ステアリング・ブレーキを統合制御し車両姿勢を安定させ、理想的な車両運動性能の実現と高い予防安全性を確保するVDIM(アクティブステアリング統合制御)
  • 走りの性能はもとより、優れた乗り心地やロードノイズ低減を目指した235/50R18タイヤと、確かな効きと剛性感を追求したブレーキ[LS460“version S”/“version S・I package”を除く全車]
  • LS460“version S”/“version S・I package”は、245/45R19の大径・幅広タイヤ、大径ブレーキを専用装備するとともに、サスペンションに専用チューニングを施し、より高い走りの魅力を追求
  • 筒内直接噴射とポート噴射を併用するD-4S、そのポテンシャルを最大限に引き出すためにDual VVT-iの吸気側にモーターで作動する世界初*2のVVT-iEを採用したV8エンジンと、最適なギヤ段とエンジントルクを同時に制御する8 Super ECTにより、クラストップレベルの低燃費とクリーンな排出ガスを実現

全車「平成17年基準排出ガス75%低減レベル*5」の認定を取得するとともに、「平成22年度燃費基準*6」[LS460“version U”/“version U・I package”を除く全車]あるいは「平成22年度燃費基準+10%」[LS460“version U”/“version U・I package” : グリーン税制による減税措置対象車]を達成

  • 独自の環境評価システム「Eco-VAS*7」により、開発初期段階から環境性能の目標を設定し、LCA(ライフサイクルアセスメント)を行うことで、生産から使用、廃棄までの全段階で排出するCO2や大気汚染物質の総量を低減するなど、環境負荷を効率的に軽減

リサイクル性に優れた材料を採用するとともに、揮発性有機化合物(VOC*8)の発生量抑制、鉛・水銀・カドミウム・6価クロムなどの環境負荷物質の使用量を低減し業界目標を達成するなど、環境への配慮を充実

  1. クルマの高知能化がもたらす安全性能・運転支援システム

  • クルマを「より危険が少ない状態」に近づけていくことで、将来的には“事故を起こさないクルマ”を目指す「統合安全コンセプト」に基づき、従来の「プリクラッシュセーフティシステム(ミリ波レーダー方式)」の機能に、世界初*2の前方の歩行者検知と操舵回避支援、および後方車両への対応機能を加え、進化した「プリクラッシュセーフティシステム」を設定[LS460“version U”/“version U・I package”にオプション設定]
前方対応
  • 新型ミリ波レーダーと新開発ステレオカメラとのフュージョン方式により、車両や障害物に加え、「歩行者」の検知を実現。ヘッドランプ内蔵の近赤外線投光器により、夜間の検知機能も向上
  • ドライバーの危険回避操作に対応して、VGRS・AVS・VDIMなどの連携により、車両挙動の安定性を向上させ、危険回避を支援
後方対応

リヤバンパー内部に設置された専用ミリ波レーダーにより、後方車両の接近を検知し、追突の危険性があると判断した場合、ハザードランプを点滅させ、後方車両に注意を喚起。
さらに、運転席ヘッドレスト内蔵のセンサーにより頭部位置を検出、追突前に「プリクラッシュインテリジェントヘッドレスト」を適切な位置まで移動させ、追突された際のむち打ち傷害の軽減に寄与

  • 前面衝突の危険を警告し、衝突時の被害軽減を図る従来の「プリクラッシュセーフティシステム(ミリ波レーダー方式)」[全車にオプション設定]、衝撃吸収ボディ&高強度キャビン、運転席・助手席SRS*9デュアルステージエアバッグ(助手席はSRSツインチャンバ-エアバッグ)、運転席・助手席SRSニーエアバッグ、運転席・助手席SRSサイドエアバッグ、前後席SRSカーテンシールドエアバッグなどを採用し、世界最高水準の安全性を追求。加えて、後席SRSサイドエアバッグも設定[LS460“version U”/“version U・I package”に標準装備]
  • 全車速域で追従走行を可能とした「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」、車線維持をアシストする「レーンキーピングアシスト」、利便性を向上させた「インテリジェントパーキングアシスト(超音波センサー付)[IPA]」など、ドライバーの負荷を軽減し、運転を支援する先進システムを設定[IPAは全車にオプション設定。他の装備はLS460“version U”/“version U・I package”にオプション設定]
  • 渋滞時など停車を繰り返す際に、スイッチオンの状態で停車時に4輪の制動力が保持され、ブレーキ操作の負担を軽減するブレーキホールド、駐車時にスイッチで作動し、AUTOを選択するとシフトレバー操作と連動して自動的に作動と解除を行える世界初*2の電動パーキングブレーキを設定

  1. 日本のこころが生んだ“おもてなし”と究極のつくり込み

  • 乗る人を中心に必要な空間をイメージし、乗る人の心を慮ったおもてなしを生み出すことを目指して、心地良い空間のあり方や各種装備の使いやすさを徹底的に追求した室内デザイン・装備・操作系
  • フラッグシップセダンとしての高機能装備設定はもとより、素材の質感・触感・風合いまで配慮したインテリア
  • スイッチ類の視認性や操作フィーリングのみならず、各種収納蓋の開閉スピードなど細部までこだわった、日本人の美意識に根ざすおもてなしの演出
  • セミアニリン本革シート、本木目+本革ステアリング&シフトノブ(ステアリングヒーター付)、“アルカンターラ”*10ルーフなど、素材をさらに厳選した“I package”
  • 一人ひとりの感覚に応える4席独立温度調整オートエアコン[LS460“version U”/“version U・I package”に標準装備]、車室内の酸素濃度低下を抑える世界初*2の酸素濃度コンディショナー[LS460“version U”/“version U・I package”にオプション設定]全ての席を最上の音場とする音づくりにこだわった19スピーカーの“マークレビンソン”リファレンスサラウンドサウンドシステム[全車にオプション設定]
  • 内装部品の素材、加工法、接着剤などの見直しにより、揮発性有機化合物(VOC)の発生量を抑え、車室内の臭いや刺激臭を軽減し、車室内空気質の快適性に配慮
  • 直射日光を遮り後席の快適性を高める電動リヤウインドウサンシェード、側方からの日射を遮るとともに、後席のプライバシーに配慮した電動リヤドアサンシェード[LS460“version U”/“version U・I package”に標準装備]
  • 僅かな厚さのカードキーまたは電子キーの携帯により、スイッチ操作でトランクリッドの自動開閉が可能なパワートランクリッド[全車にオプション設定]
  • レクサスオーナーズデスクと連携した最先端のテレマティクスサービスG-Link(ヘルプネット、G-Security対応)
  • 渋滞予測を織り込んだ経路案内
  • 携帯電話に通知されたメールから、ドアロック操作やウインドウを閉じる世界初*2のリモート操作などが可能な機能を採用。また、車両盗難に際しオーナーの要請により、レクサスオーナーズデスクから、エンジン始動とステアリングロック解除を禁止する機能を備えたG-Security(リモート操作・リモートイモビライザー)[全車にオプション設定]
  • G-Linkへの対応、最大2,000曲*11をHDD*12に録音できるサウンドライブラリ-機能などを備え、高機能化させたHDDナビゲ-ション
  • 最先端の解析・計測・設計・生産技術と、生産・品質管理における熟練した匠の技により、高品質・高性能のクルマづくりを追求
  • 最新の解析技術を活用した亜鉛ダイキャスト工法と匠のバフ研磨仕上げや緻密な建て付けによる、継ぎ目のない美しいサイドウインドウモール
  • 最先端の工作機械によるエンジン構成部品の摺動部の鏡面仕上げと匠の目視・触診・調整により追求した、究極のエンジン回転バランスとフラッグシップに相応しいエンジンの音質
  • 吟味を重ねたレクサス専用カラーのための塗料に合わせた最新塗装ロボットと熟練の技による塗装面の水研磨により実現させた、見る人を魅了するボディの高品質塗装
*1
アローヘッド
矢尻をモチーフとし、シャープなコーナー処理の内側に流麗なアール処理を組み合わせたレクサス独自のデザイン表現
*2 2006年8月現在。トヨタ自動車調べ
*3
AVS
Adaptive Variable Suspension system
*4
VGRS
Variable Gear Ratio Steering
*5 国土交通省の低排出ガス車認定制度
*6 省エネ法に基づき定められている燃費目標基準
*7
Eco-VAS
Eco-Vehicle Assessment System(トヨタ自動車独自の総合的環境評価システム)
*8
VOC
Volatile Organic Compounds
*9
SRS
Supplemental Restraint System(乗員保護補助装置)
*10 東レ株式会社のスエード調人工皮革
*11 一定の条件による目安
*12
HDD
Hard Disc Drive
LS 車両情報はこちら
https://lexus.jp/models/ls/

以上

ダウンロード(画像)

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