クイーンズランドのジャック・モリスさんは、風車技師という変わった職業のおかげで、500,000km以上をハイラックスで走ってきました。モリスさんが所有する1983年式ハイラックス4x2ダブルキャブの走行距離は650,000km以上。1991年に前オーナーから購入した当時は70,000kmでした。モリスさんの「担当地域」はクイーンズランド州農村部の100,000km2以上の広大な土地で、7,000~8,000基の風車があるといいます。普段の活動範囲はブリスベン北西のハイブビルにある自宅から半径200km以内ですが、時には350kmほど離れたローマの町まで風車の修理に出かけます。彼は、たった10分しかかからない修理のためでも、2時間かけて出向いていく仕事ぶりで知られています。
モリスさんはこう語ります。「100万キロになったら塗装し直そうと思っています。18R(2Lガソリン)エンジン2基を交換して使っていますが、ギヤは購入時のままです。63万3,000キロで前輪軸受けとブレーキの再調整をしました。本当にいいピックアップトラックですよ。どんなにぬかるんだ泥道もセカンドで通り抜けられるし、9mほどある風車タワーもキャリーラックとトレーラーで支えて難なく運べます。風車を建てる時には、コンクリミキサーや必要資材をすべて搭載した6x4トレーラーさえ牽引します。」
モリスさんがフルタイムの風車修理業を開始してから5年がたちます。風車の修理技術は義兄と共に学びましたが、その後14年間は食肉工場で働いていました。9年前、友人からの修理依頼をきっかけに食肉工場で働く傍ら、風車の修理を請け負うようになりました。
それからずっと、彼はハイラックスと一緒に仕事を続けています。