トヨタ自動車(株)は、2026年5月7日(木)10時30分よりToyota Technical Center Shimoyama現場公開およびLEXUS TZのワールドプレミアを実施しました。
日時
2026年5月7日(木)10:30~11:00
登壇者
Chief Branding Officer サイモン・ハンフリーズ
内容
プレゼンテーション
Chief Branding Officer サイモン・ハンフリーズ プレゼンテーション(日本語訳)
皆さま、おはようございます。
本日は、この場にお越しの皆さま、そして世界中の配信をご覧いただいている皆さまを、愛知県・トヨタテクニカルセンター下山よりお迎えできることを、大変うれしく思います。
ここは、「もっといいクルマづくり」を続けるためだけにつくられた世界でも他に類を見ない場所です。
さて今までこのような施設は、一般公開されることはほとんどありませんでした。
しかし、これまでとは違います。
章男さんは、この施設を単なる車両開発の場ではなく、地域の皆さまとの共生の場と考え、この施設を一般公開しています。
ちょうど2年前のこの日、彼はこの場所に立ちここをレクサスとGRブランドの“現場”にすると宣言しました。
“現場”、それは未来が生まれる場所です。
ここでは、クルマで「走る、壊す、直す」を繰り返しています。
限界まで追い込み、壊し、その場で直し、また走らせる。
デザイナー、エンジニア、メカニック、ドライバーが一体となり、クルマを磨き上げていきます。
マスタードライバー成瀬さんの言葉にあるように、「道がクルマをつくる」。まさにそんな“現場”なのです。
本日は、非常に喜ばしい日です。
ここ下山での新型モデル初公開であると同時に、新社長・近率いる新体制での最初のモデルでもあるからです。
社長の近本人は「自分は財務の人間だ」と言っていますが実際には、現在の車両開発にも大きく関わってきました。
それは投資家としてです。
人への投資、そして未来への投資。
近は、意志を持って未来につながる総合投資をしてきました。
下山、そしてWoven Cityは、彼がCFO時代に築かれたものであり、その考え方を体現しています。
建物、テストコース、ハードウェアそれだけでは意味はありません。
人がいてこそ価値が生まれます。
そしてここにいる人々は、そのビジョンを自分ごととして着実に進めています。
下山で行われているのは、単により良いクルマをつくることではありません。
モビリティの未来そのものを探求しているのです。
センチュリーがブランドとして独立し、スーパー・ラグジュアリーを担うことで、レクサスはラグジュアリーの中心で、さらに自由に進化できるようになりました。
そして、その想いとは「DISCOVER」です。
自ら考え、自信を持ち、冒険し、革新する。
新しい製品、サービス、体験を発見する。
仕事からプライベート、陸・海・空の移動、すべてをシームレスにつなげる360度のモビリティ。
新たなラグジュアリーライフスタイルを発見することです。
この2年間で、そんな未来の姿を描いてきました。
LFA Conceptは、完全な没入体験をもたらします。
五感すべてに訴えかけるこれまでにない体験です。
LS Coupe Conceptは、あらゆる体験を楽しみたいという願いに応える存在です。
そして「二律双生」を発見するクルマ。
ドライバーにとっての楽しさと、乗員にとっての快適さを両立します。
さらにLS Conceptは、6輪によってパッケージングを革新し、自分だけのプライベートな空間 真のサンクチュアリを提供します。
さらに私たちは、道に縛られない未来も見据えています。
空や海でのパーソナル移動により、人々は自立したラグジュアリーな生活を実現していきます。
場所を問わない、完全に自立した暮らしです。
異なる空間を、異なるソリューションでつなぐ。
都市やブランド拠点は、その入口として機能し、多様なライフスタイルを支えます。
レクサスの可能性は、大きく広がっています。
これらのフラッグシップモデルは、ブランドを未来へ導く先頭に立つ存在です。
未来のライフスタイルには、多くの選択肢が必要になるということが想像出来ます。
あらゆる生活の場面で、人々はこれまで以上に選択の自由と柔軟性を求めています。
私たちは、多様性に満ちた世界を生きていくのです。
人々は選ぶ自由を求め、そして自分に合ったものを発見する自由を求めています。
そこには電動化も含まれます。
しかし電動化には課題もあります。
空力による室内空間の制約。
バッテリーへの不安。
ライフスタイルに合わないトーイングキャパシティ。
BEV開発における本質的な課題はクルマの都合にお客様自身やライフスタイルを合わせる必要がない、そんなクルマをどのようにつくるかということです。
章男さんがよく言うように、革新と普及は常にお客様によって決まります。
そしてレクサスは、妥協を望んでいるお客様はいないと考えています。
新型ESは、これらに応える一台です。
お客様が妥協なく電動化へ踏み出すための後押しをします。
HEVでもBEVでも選べる安心感。
静粛性、快適性、操作性を高めた走り。
さらに高い着座位置による新たな視界。
より高い安心感と安全性をもたらします。
乗り降りのしやすさも向上しています。
そして同時に、人の視線を引きつける存在感も備えています。
電動化は単なる移行ではありません。
拡張です。
クルマの可能性の拡張。
提供価値の拡張。
使い方の拡張。
そして私たちは大きな問いに突き当たります。
制約から解き放たれた先に、何があるのか。
皆さま
Discover Limitless
REVEAL TZ
気に入っていただけましたでしょうか。
これは、妥協のないクルマです。
無限の可能性を発見するためのクルマです。
SUVは長年、自由の象徴でした。
より遠くへ行く自由。
家族や仲間と出かける自由。
日常を冒険に変える自由。
しかし今、家族が求めるものはさらに多くなっています。
多用途性。
上質さ。
そして電動化。
TZは、電動ラグジュアリーSUVの新しい基準です。
性能、クラフトマンシップ、現代のライフスタイルを融合した全く新しい電動SUVです。
その多くの可能性は、BEVセグメントでは不足しがちな、ある要素から始まります。
「スペース」
BEV構造によるロングホイールベースが、新たなユーティリティと柔軟性を生み出します。
空間を生み出しながら、空力性能も高い次元で実現するそれは電動車の設計において、最も難しい課題の一つです。
その結果として生まれたのが3列シートでありながら、流れるようなシルエット。
堂々としたスタンスと、力強い存在感。
それでいて、面の構成は統合され、モダンに仕上げられています。
このクルマは、単に家族の実用的なニーズに応えるだけでなく、近づくたびに誇りと高揚感をもたらす存在です。
ドアを開けた瞬間、新たな世界が広がります。
2つの異なる体験が…美しく共鳴する。
ドライバーには集中できるコックピット。
直感的で、自然に感じられるように設計されています。
必要なときにだけ現れる、隠されたスイッチ。
そして、確かな手応えを持つ操作感 物理スイッチならではの、安心感のある触感です。
ラウンジのような空間で、すべての席で、贅沢で上質な時間を過ごしていただけます。
実際のところ3列目というのは、名ばかりで、実用的とは言えないことが少なくありません。
「あるにはある」という存在です。
しかし、TZではこのロングホイールベースは、単に足元の余裕を少し増やすだけではありません。
乗り降りを、より簡単にするだけでなく、誰にとっても現実的に使えるものにしています。
この空間は、単なる快適性ではありません。
すべての感性に訴える体験です。
他社がまだ画面サイズにこだわっている間に私たちはさらに先へ進むことを選びました。
高画質を超えて……より人間味あふれるものへ開放感ある視界。
竹の上から拡散される光。
香りに至るまで空間演出のために、あなたのニーズに合わせてセンサリーコンシェルジュが選び抜いたものです。
すべての要素が調和し、感性に働きかけます。
見るものだけでなく触れるものだけでもなくそして、聞こえるものまでも。
これは、世界でも屈指 いや、最も静かなSUVキャビンのひとつです。
電動パワートレインがもたらす静けさと、高剛性ボディの組み合わせにより、唯一無二の静粛な室内空間を実現しています。
そこでは、音はもはや副産物ではなく緻密に設計されるものとなっています。
その静けさは高速走行時であっても、3列すべてで自然に会話ができるほどです。
と言っても、お子さまが本当に話してくれるかどうかは、それは……
私たちにも設計できません。
もし話してくれれば、すべての言葉がはっきり聞こえます。
それだけでも価値がありますよね。
この静けさを生み出す構造は同時に、深く、精緻にコントロールされた音響をも実現します。
豊かで力強い低音。
そして、レクサス史上でも屈指の没入感あふれるサウンド空間。
そこでは、あらゆる音のディテールが、より鮮明に響きます。
まるでコンサートホールの最後列から、最前列へと移動したかのような鮮明さです。
そのサウンドは、運転する喜びを高めるために設計されています。
そして、ステアリングを握ればその喜びは加速していきます。
なぜならレクサスは常に、道とのより深いつながりを提供しなければならないからです。
そのサイズからは想像できないほどTZは軽快で俊敏な走りを実現しています。
ふと蘇るのは若い頃、クーペで走っていたあの感覚。
そしてそれは、走りだけではありません。
音にも表れています。
パドル操作により、インタラクティブなマニュアルドライブが、どこか懐かしいフィーリングと少しの遊び心をもたらします。
Lexus LFAのV10サウンドに着想を得た音が選択でき、軽やかなレーンチェンジと美しく調和します。
日常の運転も、直感的に。
荒れた路面でも、車両はしっかりと路面を捉え、安定しています。
さらに先進の制御により、車両の動きの中心を繊細にコントロール。
ヨー、ピッチ、ロール、それぞれの回転を必要な場面で的確に抑えます。
一般的なクルマでは、後席の方が揺れを感じやすいものです。
しかしTZではリアコンフォートモードでモーター、ブレーキ、制御、後輪操舵 すべてのダイナミクスを一体となって統合制御することで、そのバランスが大きく変わります。
2列目、3列目こそが、最も安定した空間となるのです。
快適性の再定義 それは、単なる柔らかさや広さではなく、「動きそのものを制御すること」にあります。
快適性や上質さにとどまらずTZは日常そのもののために設計されています。
走りだけでなく、何を可能にするか。
それもまた重要です。
「パワー」
TZでは電力は、持ち運べるものになります。
少し想像してみてください。
このバッテリーにはスマートフォン約7,000台分に相当する電力が蓄えられています。
さらに、AIによる最適化ソフトウェアによって、そのエネルギーは、車両が停まっている間であっても、賢くコントロールされます。
ご自宅を支える“動く蓄電池”として活用できる。
それにより、BEVを所有する価値に、まったく新しい意味をDiscoverしていただけます。
アウトドアでも、オフグリッドでも、どこへでも。
より快適に。
より自由に。
より楽しく。
そして日常でもいつかやろうと思っていたDIYも、ついに実現できます。
最大3,500ポンドのトーイングキャパシティにより、資材を運び、アイデアを形にする。
移動も暮らしもそのすべて支えるのは、同じエネルギーです。
東京から神戸まで一気に。
そしてアメリカではロサンゼルスからラスベガスまで。
0-100km/hまで加速は約5.2秒。
そして充電の際には北米のNACS充電ネットワークにも対応し、安心して利用できます。
より遠くへ行く自由。
そして、ゆとりを持つ贅沢。
真の自由とは、どこまで行けるかではなく、どのように行くかにあります。
レクサスは、選択肢を大切にします。
異なるライフスタイルに、異なる選択肢を。
そしてTZはその先へ進む一歩です。
電動化によって実現した、妥協のないクルマ。
新たな空間。
新たな体験。
新たな可能性。
探求するために。
心を動かすために。
モビリティを、新たな形で体験するために。
それこそが「Discover Limitless」です。
ありがとうございました。
以上
トヨタは、革新的で安全かつ高品質なモノづくりやサービスの提供を通じ「幸せを量産する」ことに取り組んでいます。1937年の創業以来80年あまり、「豊田綱領」のもと、お客様、パートナー、従業員、そして地域社会の皆さまの幸せをサポートすることが、企業の成長にも繋がると考え、安全で、環境に優しく、誰もが参画できる住みやすい社会の実現を目指してきました。現在トヨタは、コネクティッド・自動化・電動化などの新しい技術分野にも一層力を入れ、モビリティカンパニーへと生まれ変わろうとしています。この変革の中において、引き続き創業の精神および国連が定めたSDGsを尊重し、すべての人が自由に移動できるより良いモビリティ社会の実現に向けて努力してまいります。
