トヨタで働く人材(自社の労働力)
ありたい姿
- 「モノづくりは人づくり」の理念のもと、最大の財産は「人」であるとして、未来を担う人材を育成
「自分以外の誰かのために」行動する人材の育成
- トヨタの人材育成の共通基盤は、「思想(トヨタフィロソフィー)・技(トヨタ生産方式<TPS>)・所作(トヨタウェイ2020)」
- 「自分以外の誰かのために」という「思想」のもと、徹底的にムダをなくし、リードタイムを短くするTPSという「技」を身につけ、自らの行動、すなわち「所作」によって、「思想」を実現する人材を育成
- 人間性尊重に基づき、知識・技能・価値観が異なる一人ひとりが、互いを尊重し、支え合いながら改善を重ねることで、個人と組織の成長につなげる
「もっといいクルマ」・「町いちばん」
- 地域に根差して現場が自律的に動き、地域ごとに異なるお客様のニーズや社会課題に応じた、「もっといいクルマ」をつくることで、地域から愛され、頼りにされる「町いちばん」の会社を目指す
- これを支えるため、各地域・各社の現場において、会社と従業員が対話し、双方の持続的成長に向け、最適な人材育成や環境づくりを推進
取り組み事項
マテリアリティ(重要課題)
- 「幸せの量産」というミッションのもと、モビリティカンパニーへの変革に向けて、6つのマテリアリティ*を特定
* 移動価値の拡張、安全・安心、人類と地球の共生、くらしと雇用を守る、全員活躍、強固な経営基盤 - これらのうち「くらしと雇用を守る」・「全員活躍」について、トヨタで働く人材における課題(人権の尊重、人材育成、従業員との対話、DE&I、労働慣行、健康・安全衛生)へ具体化
- トヨタで働くすべての人材が、個性・強み・能力を最大限発揮し、お客様により良い価値を提供することを目指す
人権の尊重
ありたい姿
- 事業活動に関わるすべての人の人権尊重
取り組み事項
- 「トヨタ自動車人権方針」を踏まえた人権デューデリジェンスや教育機会の提供により、トヨタで働くすべての人の方針の理解を深め、方針に基づく行動の定着を図る
- これにより、トヨタで働くすべての人が互いの尊厳を尊重し、人権侵害のない適正な職場づくりを促進
人権デューデリジェンス*1の具体的な取り組み
トヨタはステークホルダーの皆様の期待に応えるために、「国連ビジネスと人権に関する指導原則」や世界人権宣言をはじめとする国際規範に学び、人権にまつわる問題に取り組んでいます。
サプライチェーン*2全体で取り組むため、「仕入先サステナビリティガイドライン」の中で、サプライヤー各社にも人権尊重を期待していることを明記するとともに、サプライヤーと協力してリスクの監視、対策立案、追跡、改善することで、リスクの影響を受ける可能性のあるステークホルダーに対する情報提供や支援を行っています。
また、NGOなどのステークホルダーと連携して社会の期待を把握し、優先課題について第三者の視点で取り組みを評価いただくことで、透明性を高め、公正で適正な企業活動に努めています。
| *1 | 人権への負の影響を特定、予防、軽減するために実施されるプロセス |
|---|---|
| *2 | 部品メーカーや材料メーカーを含む、自動車製造に係わる原材料や部品の調達から組み立てに至るまでの一連の流れ |
人権に関する取り組みの詳細は、Sustainability Data Bookで公開しています。また、以下の取り組みの詳細については、「バリューチェーン連携」のページをご覧ください。
- 持続可能な天然ゴム調達方針に基づく取り組み
- 外国人労働・強制労働に関する取り組み(各国現代奴隷関連法に関する声明)
- サプライチェーン等における人権侵害等に関する苦情処理・救済の仕組み
人材育成
ありたい姿
- トヨタの理念に基づき「誰かのために、自ら考え、行動し続ける」人材の獲得・育成
取り組み事項
- 「モノづくりは人づくり」という理念のもと、創業期より人材育成に注力
- 人材育成の共通基盤は、トヨタの「思想(トヨタフィロソフィー)・技(トヨタ生産方式(TPS))・所作(トヨタウェイ2020)」
- 人間性尊重*の考えのもと、現場で働く人による改善や工夫を、モノづくりにおける競争力・価値の重要な要素と位置づけ
* 人間の「考える力」を尊重すること
従業員との対話
ありたい姿
- 「相互信頼・相互責任」に基づく会社と従業員の対話により、行動につなげる
取り組み事項
- 従業員との協議・話し合い、エンゲージメントサーベイなど、あらゆる機会を通じて会社と従業員が対話を行い、多様な従業員の立場・考えに対する理解を深めるとともに、対処が必要な課題の把握・改善につなげる
- 従業員のWell-being(幸福感)の向上や、より質の高い対話の実現を目指し、双方が共通の認識に立つための施策を展開
ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)
ありたい姿
- トヨタで働くすべての人が尊重され、多様な才能や価値観を持つ人材が個性・強み・能力を最大限発揮
取り組み事項
- 多様な生き方・働き方を尊重し、一人ひとりの意欲・能力に応じた活躍機会を提供
- トヨタで働く一人ひとりが活躍することは、多様化するお客様や社会のニーズに応える力となり、従来領域のたゆまぬ変革と新領域へのチャレンジを促進
- 性別、ジェンダー、年齢、国籍、人種、肌の色、民族、信条、政治的見解、宗教、社会的出自、性的指向、性自認、障害、妊娠の有無、配偶者や子の有無などを含むいかなる理由による差別も認めない
- 「トヨタ自動車人権方針」にのっとり、多様な人材が個性・強み・能力を活かしながら活躍できる機会の創出を推進
労働慣行
ありたい姿
- 安定雇用と労働条件の維持・向上を図り、従業員の安心感と地域社会の持続的発展に貢献
取り組み事項
- 「会社は従業員が安心して健康的に働くことができる環境づくりを責任をもって進めること」と、「従業員は自律的な改善・成長を通じて会社の競争力の維持・向上に寄与すること」の両立を重視
- 各国・各地域の法令・慣行の遵守に加え、従業員一人ひとりが安心して健康的に働くことができる環境づくりを推進
健康・安全衛生
ありたい姿
- 従業員や家族の健康と幸せを守り続けるとともに、安全文化を浸透させ全災害ゼロを目指す
取り組み事項
- トヨタで働くすべての人が心身ともに健康で、安全な環境のもと、いきいき活躍し続ける職場づくりに注力
- 以下の理念・方針に基づき、従業員のみならず、構内業者など、すべての人に対して健康・安全の取り組みを推進
-
- 健康・安全の理念
- 「トヨタ自動車 健康宣言」、「安全衛生基本理念」
-
- 方針
- 「相互啓発型健康・安全文化の継承と進化」をグローバルに展開
-
健康・安全の理念
心身の健康は良い仕事をするための原動力であり、2017年に発表した「トヨタ自動車 健康宣言」の中で、経営トップ自らが「健康第一の会社を目指す」と宣言しています。安全については、“トヨタで働く人に決して労働災害に遭ってほしくない”という強い思いが込められたメッセージ「安全な作業は、作業の入口である。わたくしたちは、まずしっかりとこの入口を通りましょう」が、安全衛生の基本理念として長く受け継がれています。
健康・安全機能方針
健康や安全をポジティブに自ら考えて考動できる人づくり、職場づくりを目指し、「相互啓発型健康・安全文化の継承と進化」を掲げ、生き生き元気で安全感性の豊かな人づくり、一人ひとりに優しく明るい職場づくりにグローバルで取り組んでいます。
