トヨタは、試験車や一部のお客様の車両などに搭載したカメラを利用し、走行環境の画像データ(以下、車外画像データ)を取得しています。トヨタは、車外画像データを、より安全なクルマやシステムの開発、交通インフラの改善に資するサービスの開発などに利用し、より安全でより便利なモビリティ社会の実現につなげることを目指しています。

トヨタが車外画像データを取得することについて、「自分も映り込むことがあるのか?」「映り込んだ自分の画像が何に利用されるのか?」「自分のプライバシーは大丈夫なのか?」と思われる方もいらっしゃると思います。ここでは、車外画像データの取得と利用におけるトヨタの思い、個人情報保護・プライバシー尊重への取り組みについてご紹介いたします。

トヨタの思い-全ての人により安全で自由な移動を

車載カメラによる走行環境画像の取得と利用について

トヨタの究極の願いは「交通死傷者ゼロ」にあります。その実現のための取り組みにおいては、より安全なクルマの開発はもちろん、ドライバーや歩行者などの「人」に対する啓発活動、道路整備など「交通環境」整備への働きかけも欠かせません。トヨタでは、安全なモビリティ社会の実現に向け、人・クルマ・交通環境の「三位一体の取り組み」を推進しています。

車外画像データには、お客様が実際に車両を運転する道路・交通環境の情報が含まれています。これらは、試験場では得ることのできない情報です。実際の道路・交通環境を知ることで、トヨタは、より実際の道路・交通環境に合った、より安全なクルマやシステムの開発を加速させることができるほか、交通インフラの改善に資するサービスの開発など、社会をより便利・より安全にするための取り組みにつなげることができます。

トヨタは、皆様に適切な情報開示をしながら、安全なモビリティ社会の実現に向け、車外画像データの取得と利用をいたします。取得する車外画像データについては、取得する車両や、実施プロジェクトの違いにより利用目的や取得するタイミング、場所が異なります。それぞれの利用目的や画像データの取得タイミング等の詳細については、以下からご確認ください。

一部のお客様の車両より取得する車外画像データについて

各種実証実験において取得する車外画像データについて

試験車の車載カメラより取得する車外画像データについて(後日掲載予定)

一部のお客様の車両より取得する車外画像データについて

取得する車外画像データ

取得する車外画像のイメージ
取得する車外画像のイメージ(実際の取得条件とは異なる環境で取得しています)

高度運転支援システム(Toyota TeammateおよびLexus Teammate)および先進安全システム(Toyota Safety SenseおよびLexus Safety System +)を搭載している一部の車種から、特定の条件を満たした場合に限り動画形式で車外画像データを取得します。車外画像データは、特定の状況が発生した場面において車両に記録され、車載通信機(DCM)からトヨタのサーバーに送信する形で、取得します。

Data Communication Module

取得する車外画像データの記録条件

  1. 一定の衝突や衝突に近い状態などが発生した場合(この前後数秒間~約2分間)
  2. 特定の交通環境(渋滞や悪路、悪天候など)にある道路を走行している場合
  3. 特定の道路(新しく開通した道路、拡張された道路など)を走行している場合
  4. エンジン始動後の所定のタイミング(この前後数秒間)

(Advanced Drive搭載車では、上記のうち①および④の場面でのみ、車外画像データを取得します。)

利用目的

以下の目的で取得し、利用いたします。

  • 自動運転・先進安全・地図関連技術のための研究開発(技術・商品開発、品質向上など)
  • 車外画像データを利用した商品・サービスの提供(安全運転アドバイスのための走行状況の分析、落下物や路面損傷などの情報提供のための走行環境の分析など)
  • 交通状況の配信、自動運転や先進安全システム用の地図の提供など

このほかに、対象車両をご利用のお客様が、自身のお車に記録された車外画像データをご利用いただく各種サービス(今後リリース予定)のために利用する予定です。

第三者提供

高度運転支援システムおよび先進安全システムから取得する車外画像データについては、以下の場合に限り、社外に提供することがあります。

  1. 社会課題の解決・交通インフラの改善のためのデータ利用
    • 自動運転・先進安全システム・地図関連技術のための研究開発(技術、商品開発、品質向上等)の目的で、自動運転ソフトウェア関連の会社(共同研究先も含みます)等の第三者または当社委託先に提供する場合
    • 地図関連技術のための研究開発の目的で、地図作製会社等の第三者または当社委託先に提供する場合
    • 道路整備などの目的で、地方自治体などの第三者に提供する場合
    • 交通状況配信などの個別サービスの申込者に対して提供する場合

これらの提供にあたっては、提供先との間で適切なデータ管理に関する契約締結、セキュリティ対策や管理についての確認、定期的な取扱い状況の管理をするほか、利用目的を鑑みて可能なモザイク処理やトリミング(必要に応じて車外画像データの一部を取り除くこと)等による匿名化処理を行います。

  1. 警察・裁判所・政府機関などからの強制力を伴う法的な要請に基づく場合
  2. 対象車両のお客様(対象車両の通信サービス契約(T-Connect/G-Link)をお申込みいただいたお客様)のご要望に基づく場合

個人情報保護・プライバシー尊重への取り組み

車外画像データには、歩道や道路脇を歩く人や、前方や隣接する車線を走行する車両のナンバーなどが映り込む可能性があります。トヨタはこの車外画像データを、個人情報として、個人情報保護法その他の関連する法律を順守して取り扱います。また、映り込んだ方のプライバシーを尊重するための取り組みを行っています。

トヨタは、映り込んだ方の個人情報保護・プライバシーの尊重のために、社外の有識者や行政機関のご意見をいただきながら、以下の対応をしています。

  • 車外画像データの取り扱いに関するの情報の適時適切な公表(当ウェブサイト)
  • 車外画像データに対するアクセス制限やアクセスログの管理
  • 車外画像データに映り込む人や車両のナンバーを個別に検索できない形式での保管
  • 車外画像データに映り込んだ人や車両について個別に追跡したり、その行動特性や移動傾向などを分析したりすることの禁止
  • 社外への提供に際して、利用目的に応じたモザイク処理やトリミングなどの匿名化処理

当社の取り組みについて、映り込む可能性のある皆様にご理解いただけるよう、これからも十分な説明や対応に努めてまいります。一部のお客様の車両より取得する車外画像データに関するQ&Aについては、こちらをご確認ください。

各種実証実験において取得する車外画像データについて

主な実証実験で取得する車外画像データの取扱いについて掲載しております。

車外画像データの消防活動への利用可能性に関する実証実験(2022年12月~2023年8月)