2016年12月06日

トヨタハイブリッドシステム-THSⅡ-

 

2016年12月6日

トヨタハイブリッドシステム
-THSⅡ-

 4代目プリウスに採用された小型・軽量・低損失化技術を継承し、2.5Lエンジン用ハイブリッドシステムを一新するとともに、FR用の高性能マルチステージTHSⅡを新開発しました。

新型 2.5L Dynamic Force Engine用THSⅡ

 2.5LのTHSⅡは、小型・軽量・低損失化技術とTNGAによる新型エンジンの高い燃焼効率と高出力とのシナジー効果により、優れた動力性能・低燃費を高次元で追求しています。

新型 2.5L Dynamic Force Engine用THSⅡ

燃費と走りの両立

燃費と走りの両立

新開発 マルチステージハイブリッドシステム世界初

 マルチステージTHSⅡは、ハイブリッド車の走りのイメージを一新する高い発進加速性能とダイレクト感溢れる走りを実現。高速走行時のシステム効率の向上に加え、高車速域でもエンジン間欠運転を可能にすることで高速燃費を向上しています。

新開発 マルチステージハイブリッドシステム

性能

V6-3.5LでV8-5.0Lを越える高い発進駆動力

V6-3.5LでV8-5.0Lを越える高い発進駆動力

レスポンス良くダイレクトな加速

レスポンス良くダイレクトな加速

10速A/T模擬制御によるリズミカルな加速

10速A/T模擬制御によるリズミカルな加速

電力伝達効率の改善

電力伝達効率の改善

動力と燃費性能の高次元での両立

動力と燃費性能の高次元での両立

採用技術の詳細

THSにステージ変速機構を付加する事により、従来より広い車速域でエンジンを使用可能

THSにステージ変速機構を付加する事により、従来より広い車速域でエンジンを使用可能

エンジントルクとMGトルクの双方をMultistage Shift Deviceにより増幅する事が可能

エンジントルクとMGトルクの双方をMultistage Shift Deviceにより増幅する事が可能

プラグインハイブリッド

 プラグインハイブリッドのシステムも一新しました。従来のモーター走行に加え、これまで発電機として使用していたモーターを、走行用としても使用するデュアルモータードライブシステムにより、力強いEVモード走行を実現しています。また、大容量のリチウムイオン電池の採用により、プリウスPHVのEV走行換算距離(EV走行距離)を60km以上と大幅に延ばしています。

開発目標値(JC08モード)。トヨタ測定値。
プラグインハイブリッド

大幅に延長したEV走行距離

 大容量リチウムイオンバッテリーを搭載およびPHVシステム効率化により、飛躍的に進化しました。

大幅に延長したEV走行距離
使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用時)に応じて燃料消費率は異なります。

デュアルモータードライブシステム

 従来のモーター走行に加え、ジェネレーターをモーターとして作動させ、力強いEV走行を実現しました。

デュアルモータードライブシステム

バッテリーから2つのモーターへ電力供給

バッテリーから2つのモーターへ電力供給

EV走行時の駆動力

EV走行時の駆動力

ワンウェイクラッチ

ワンウェイクラッチ