ステークホルダーへの技術紹介を通じた仲間づくりと、トヨタの技術資産の記録を目的に「トヨタテクニカルレビュー(TTR)」を発行しています。2023年(Vol.69)より、発行頻度を年1回から年2回に変更しました。

トヨタテクニカルレビュー(TTR)Vol.69

最新号Vol.69 No.1

発行日

  • (日本語版)2023年9月25日
  • (英語版)2023年12月20日
TTR Vol.69-1 全PDF(PDF12MB)

目次

特集「続・カーボンニュートラル達成に向けたフルラインアップ戦略」

  • TOYOTA PRIUS
    トヨタは、エネルギーの未来と、地域ごとの現実に寄り添ったマルチパスウェイを軸に、多様な選択肢を追求する。HEV専用車として普及の役割を担ってきたプリウスが、5代目ではHybrid Rebornをコンセプトに、今すぐできるCO2削減として、HEVとPHEVにこだわって開発、発表された。本稿では5代目プリウスの商品としての狙いと、その実現技術について概説する。
  • 住宅用定置型蓄電池「おうち給電システム」の開発
    トヨタでは電動車開発で培った電池技術と、車載部品・ユニットを活用することで、世の中の役に立つ商品やサービスの提供を進めている。その活動の一環として、近年頻発している自然災害による大規模かつ長時間の停電や、世界的な情勢不安を発端としたエネルギー危機に直面している状況に着目し、お客様に安心・安全かつ、カーボンニュートラルな暮らしを提供することを目指し、住宅用定置蓄電池システム「おうち給電システム」を開発した。ここでは「おうち給電システム」の開発経緯や特徴について紹介を行う。
  • カーボンニュートラル燃料
    カーボンニュートラルの達成には、マルチパスウェイで多様な選択肢を追求することが重要である。トヨタはHEV、PHEV、BEV、FCEV、水素エンジンの推進とともに、エネルギー産業と連携し技術開発しながらカーボンニュートラル燃料の普及に向けて取り組んでいる。本稿では保有車のCO2削減にも繋がるカーボンニュートラル燃料の種類や政策、動向に触れながら、トヨタの取り組みを解説する。
  • 噴流MBD活用による水素直噴エンジン混合気形成の改善
    数値計算で予測した噴流形状をシュリーレン画像と比較し、CFD結果の噴流角と先端到達距離が実測と合致することを確認した。加えて、確立した噴流予測手法を用いてタンブルとスワールのどちらが水素直噴エンジンに適しているかを調査した。結果はスワールよりタンブルが混合気の不均質性の低減に有効であることを示した。これは水素噴流により強められたタンブル流をピストン圧縮で崩壊させ、それにより生じる乱れによる乱流拡散の効果が得られるためである。本検討からLPDI水素エンジンコンセプトにはタンブル流が適していることがわかった。

論文/解説

  • 材料分析データ解析クラウドサービス“WAVEBASE”
    材料分析データ解析クラウドサービス“WAVEBASE”について、開発の背景、開発した技術と技術を実装したシステム開発、活用事例、サービスを世の中に届けるための事業化の取り組み、今後の展望を述べる。

受賞技術概要

社外発表論文一覧