2019年03月29日
AIバスケットボールロボットCUE(キュー)開発記
-素人が一から新しいことに挑戦する社内チャレンジ-
「トヨタが開発したバスケットボールロボットが、プロバスケットボールチーム アルバルク東京(以降、アルバルク)に選手登録されているらしい」。そんな噂を耳にして、すぐさまアルバルクのHPを覗いてみた。確かにいる。他の選手とは明らかに違う風貌をしているのですぐに目に留まった。名前はCUE2。愛知県豊田市出身とある。
プロバスケットボールリーグの歴史において、ロボットが選手登録されたのは今回が初めてとのこと。しかしCUEとは何者なのか。2というからにはCUE1がいたのだろうか。よくよく調べてみると、初代のCUEらしき映像をYouTube上に見つけた。閲覧数…32万回!?トヨタの新型車両の紹介映像よりも閲覧数が多いではないか。
いずれにしてもバスケットボールロボットをトヨタが開発しているというのは確からしい。しかしなぜ今トヨタが?「自動車業界は100年に一度の大変革の時代」と言われる中、そんな余裕は決してないはずだ。そう思われる方も多いだろう。トヨタはバスケットボールロボットの開発にどのような意義を見出しているのか。体当たりでお伝えしたい。