トヨタ自動車(株)は、本年9月に発売したシエンタにウェルキャブ(メーカー完成特装車)の「車いす仕様車」を設定し、全国のトヨタカローラ店ならびにネッツトヨタ店を通じて12月4日より発売した。

今回新設定した「車いす仕様車」は、X・Gをベースに、コンパクトミニバンの取り回しの良さと多人数乗車を活かした、利便性の高い仕様としている。
パーソナルユースを念頭に置いた“タイプI”は、コンパクトクラスの車両としては初めて5名+車いす(1名)の乗車を実現。また、セカンドシートをチップアップし、前方にスライドさせることにより、車いす利用者にも広いスペースを確保した。
ビジネスユースを念頭に置いた“タイプII”は、2名+車いす(1名)の乗車とし、全長の長い車いすやリクライニング車いすなどの乗車にも対応し、8ナンバー登録を可能としている。
さらに、電動式の車いす固定装置を架装メーカーオプションとして両タイプに設定し、使用性をより高めている。

ウェルキャブ メーカー希望小売価格

(北海道、沖縄のみ価格が異なる。消費税は非課税。単位 : 千円)
  ベースグレード 駆動 エンジン トランスミッション 価格
車いす仕様車 “タイプI” X 2WD
(FF)
1NZ-FE
(1.5L)
Super CVT 1,990
G 2,150
“タイプII” X 1,950
G 2,110
Super CVT
自動無段変速機

以上