私たちが実現したいのは、ヒューマンコネクティッド。それは人間同士が繋がる社会。人のぬくもりや優しさを感じることができる社会。

2019年10月23日(水)13時30分より東京モーターショーで行われた豊田社長によるプレスカンファレンスの模様を、動画でご覧いただけます。

モリゾウ

みなさん、こんにちは。
本日はトヨタブースにお越しいただき、誠にありがとうございます。
Vチューバーのモリゾウこと、豊田章男です。
今日、お話ししたいのは、クルマの話ではなく、人についての話です。
それではちょっと、移動しながらお話ししましょう。

今回は、もうずっとこのキャラでいきたいと思います。
私の表情に合わせて、笑顔になったり、驚いたりするんです。
どうですか、たとえ離れていても、そこに私を感じることできませんか?
人は大量の情報を瞬時に処理し、判断できるんです。
だからこそ、いろいろな情報がつながると街も社会も、もちろんクルマも、もっと人中心になっていくはずなんです。
だから、今回のトヨタブースは、人を中心とした未来のモビリティ社会を体験できるように作りました。
では、そろそろ、そちらにお邪魔しましょう。

豊田社長

こちらのe-Palette、来年のオリンピック、パラリンピックの時期に皆さんの前に登場する予定です。
ゆくゆくはe-Paletteがオフィスになったり、お店になったり、ホテルになったり、様々なサービスになって皆さんのもとに移動していきます。

今回、このブースには来年発売されるクルマは1つもありません。
社会と街とつながり、人に移動やサービスを提供するモビリティばかりです。
いかがですか、こんなモビリティが増える未来、ワクワクしてきませんか。
例えば、こんなモビリティも。e-Chargeairです。

モリゾウ

こんな未来のモビリティによって、クルマは所有するものではなくなってしまうのか?
そうはしたくありません。
共有するモビリティがあるからこそ、人はよりパーソナルなモビリティを所有することになる。
その答えが…あちらです!

豊田社長

e-RACERです!
皆さんの車庫にあるクルマは、全部このe-RACERのようなスポーツカーになるということです。
まあ、それは、ちょっと極端ですけどね。
でも、「自分の意志の通りに移動したい」「もっと速く、もっと遠くに行きたい」
こうした人間の欲求は普遍的なものだと思います。
クルマの誕生によって、米国では1500万頭の馬がクルマに置き換わりました。
でも、どうでしょう。競走馬は残りました。
馬を操る楽しさはクルマに勝るとも劣らず、また、馬は障害物があったら自ら避け、穴があったら自分で判断し、飛びこえます。
馬は人と心を通わせることができる。馬は乗る人にとって、かけがえの無い存在なのです。
クルマもAIの進化によって、人と心を通わせる存在になり得るのではないでしょうか。
そう、未来のクルマはまた馬のような存在になると思うのです。
e-Paletteのような、みんなで共有するモビリティが馬車なら、e-RACERのような個人で所有するモビリティは愛馬ということになります。
未来のモビリティ社会は、馬車と愛馬が共存する社会になるのではないでしょうか。
そして、人々が愛馬に求めるものは、心を通わせ、一緒に移動する喜びです。

こちらも心を通わせる相棒です。別名、魔法のホウキ…。
トヨタブースに来ていただければ、こうして体験もできます。
でもまだ飛ぶことはできないみたいです。

モリゾウ

ホウキに乗ってブースを簡単にご紹介します。
まずこの受付で、レジデンスカードを作ります。それを持っていろいろな体験をすると“ポイント”がたまるんです。
たとえば、ここは未来の健康診断、乗ると体調がわかってしまいます。
そして、未来の着替え体験。着替えることなく、自分にあった服を選べます。
他にもいろいろな体験SPOTがあり、体験するほどに、ポイントがたまります。
そして、ここトヨタコンビニ。ためたポイントでグッズがもらえます。
ちょっと気合い入れてグッズも作りました。

豊田社長

ありがとう!モリゾウくん!
今回のトヨタブースは、人を中心とした未来の暮らしをテーマにしました。
まずは、お越しいただいた皆さんに楽しんでもらえること。FUNを感じてもらうことを大切にしました。
それは、未来のモビリティにおいても、FUN TO DRIVEを大切にしたいという気持ちと同じです。

今日はトヨタブースを知っていただくのが目的です。
新車は別の場所に準備しております。
是非、見に行っていただければと思います。

今日は、とにかく人の話なんです。
今、社会は『人工知能』『ロボティクス』など、『自動化』に向かって急激に進んでいます。
それと同時に、『人間がロボットに使われる時代がくるのでは』そんな不安の声も聞こえます。
こうした時代の変化に、トヨタはどうするか。
トヨタ生産方式に、そのヒントがありました。

トヨタのルーツは、豊田佐吉が発明した自動織機にあります。
その発明の最大の特徴は、糸が切れたら自動的に止まること。
不良品を出さないということはもちろん、人間を機械の番人にしないという考え方がベースにあります。
これをトヨタでは、『ニンベンのついた自働化』と呼んでいます。
クルマづくりに挑戦した豊田喜―郎は、この『ニンベンのついた自働化』に、『必要な時に必要なものを必要なだけ作る』という『ジャストインタイム』の考え方を加えました。
お客様の期待を少しだけ先回りする。製造業の究極のおもてなしです。
トヨタ生産方式の2つの柱。
『ニンベンのついた自働化』と『ジャストインタイム』。
共通するのが、人を中心におくということです。
だからこそ「人が中心に居続ける未来」を私たちは描いているのです。
私は、自動化が進めば進むほど、『人間』の力が試されることになると思っています。
例えば、人のぬくもりや優しさ。そして、それを感じる心です。
このブースで表現したかったものは、ヒューマンコネクティッド。
それは人間同士が繋がる社会。人のぬくもりや優しさを感じることができる社会。

キーワードは「ヒューマン」。
トヨタは人間の力を信じています。人間の力を。
これからのトヨタにご期待ください。

以上

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