Dec. 06, 2016

パワートレーンカンパニーの取り組み

-4. 新型パワートレーン-

 

2016年12月6日

パワートレーンカンパニーの取り組み

-4. 新型パワートレーン-

トヨタ自動車株式会社 専務役員
パワートレーンカンパニー プレジデント
水島 寿之

4. 新型パワートレーン

それでは、ここから、今回発表する新型パワートレーンのご紹介に移りたいと思います。
TNGAでは、クルマの基本性能を大幅に向上させるため、クルマの骨格であるプラットフォームと、心臓部であるエンジン、トランスミッション、HVシステムなどのパワートレーンユニットを同時に新規開発し、刷新しました。

パワートレーンの開発テーマ

新型パワートレーンの開発は、ここにお示しします2本の柱をテーマに取り組んできました。
優れた走行性能と高い環境性能の両立とトヨタのクルマの走りを変えることを意図した「ダイレクト&スムース」です。

新型パワートレーン

今回、技術説明をさせていただく新型パワートレーンはワールドプレミアとして発表いたします新型2.5Lダイナミックフォースエンジンと、新型トランスミッションのダイレクトシフト8ATです。そして、すでに発表させていただいたダイレクトシフト10ATです。

新型ハイブリッドシステム

また、新型ハイブリッドシステムでは圧倒的な走りを実現した次世代ハイブリッド「Multi-stage THSⅡ」そして先ほどのダイナミックフォース2.5Lエンジンに組合せます、ダントツ燃費を実現した次世代ハイブリッド「Toyota Hybrid System(THSⅡ)」をご紹介いたします。

今後の展開

トヨタは、これらの新型パワートレーンをはじめとして、2021年までの5年間で19機種37バリエーションの新型パワートレーンを投入していきます。
そして2021年には、新型パワートレーン搭載車両を60%以上に拡大し、CO2排出量を2015年比で、15%以上削減することを目指します。

それでは、今ご紹介いたしましたパワートレーンの詳細をバイスプレジデントの岸より説明させていただきます。