Toyota Mobility Foundation SUSTAINABLE CITIES CHALLENGE

一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(Toyota Mobility Foundation、以下「TMF」)は、NPO法人Challenge Works*1およびWRI*2と共同で、革新的で持続可能なモビリティ・ソリューションを持つイノベーターと都市を結び付け、都市が直面する課題に合わせたソリューションを提供することで、人々の生活の質の向上をねらうコンテスト形式の「サステナブル・シティズ・チャレンジ」(3年間、総助成額900万ドル)をスタートしました。この度、「ステージ1」として全世界を対象に参加都市の応募受付を開始します。

今後、続く「ステージ2」では、参加都市を通じてソリューションを募るアイデアコンテストを開催し、参加都市・イノベーターの支援をしていきます。助成の詳細については、今後順次決定する予定です。

*1
Challenge Works(チャレンジワークス)
社会問題解決を目的としたコンテストの設計・推進を行う英国の非営利団体。
*2
WRI(ワールド・リソース・インスティチュート)
World Resources Institute。ワシントンD.C.に本拠地を置き、地球環境や都市交通の課題に取り組む非営利団体。

近年、都市の発展に伴い、信頼性が高く、効率的で、インクルーシブな人流や物流の課題解決がますます重視されております。同時に、交通手段、インフラの設計、運用、多様なエネルギー、コネクテッドデータシステムにおける先進技術への期待も、かつてないほど高まっています。

「サステナブル・シティズ・チャレンジ」は、モビリティの改善により、仕事や教育、またその他の必要なサービスを受ける機会の拡大など、人々の生活の質の向上をねらいとしています。このチャレンジでは、都市とイノベーターが協力して、二酸化炭素の削減、アクセシビリティの改善、データを活用した強靭な交通システムを構築するモビリティ・ソリューションの提供により、安全な「インクルーシブ社会」*3の実現を目指します。

*3
インクルーシブ社会
社会を構成するすべての人が誰もが分け隔てられることなく、地域であたりまえに存在し、生活することができる社会。「包摂的社会」

本チャレンジの「ステージ1」では、以下の3つのうち、1つまたは複数のテーマについて解決に取り組みたい都市や地方自治体、交通局、その他の関連機関を対象に応募を受け付けます。

テーマ

  1. モビリティ障壁の克服
    より安全で、アクセスしやすく、安価な交通システムの実現を支援し、「インクルーシブ社会」の実現を目指す。
  2. モビリティシステムの強化
    データを活用し、信頼性と回復力を高めたモビリティシステムを構築する。
  3. 低炭素社会の実現
    低炭素・再生可能エネルギーソリューションを通じて、環境負荷を低減する。

応募期間

米国東部夏時間

2023年6月21日 9時~2023年9月18日 12時

英国夏時間

2023年6月21日 14時~2023年9月18日 17時

日本時間

2023年6月21日 22時~2023年9月19日 1時

応募方法

「サステナブル・シティズ・チャレンジ」の詳細と応募については、以下のウェブサイトをご覧ください。英語のみ

TMF Sustainable Cities Challenge

今後の主なステップ

2023年10月
最終選定都市候補10都市を選定。
2023年11月
米国で開催する能力開発アカデミーに最終選定都市候補10都市を招待。世界中のイノベーターから地域のモビリティ課題へのソリューションを募るアイデアコンテスト「シティ・チャレンジ」(2024年2月より開催)の企画支援や、他のアカデミー参加都市とのネットワーク構築が可能。
20241月
最終選定都市候補10都市より3都市を最終選定。
20242月
最終選定3都市が「シティ・チャレンジ」を開始。都市が直面する課題に合わせたソリューションを提供できるイノベーターであれば世界中のどこからでも応募可能。
2024年後半
各都市の「シティ・チャレンジ」における受賞イノベーターを発表。都市とイノベーターにはソリューションの実証と展開のため総額900万ドルの資金を提供。

トヨタ自動車は創業以来、お客様、ビジネスパートナー、従業員、そして地域社会等、全てのステークホルダーを尊重しながら、自動車を通じた豊かな社会づくりを目指して事業活動を行なっています。そして、より公益的な活動を行うことを目的に、2014年8月、TMFを設立しました。

TMFは、誰もが自由に移動できるモビリティ社会の実現に向け、幅広いプロジェクトを通じて世界中の移動課題の解決に取り組んでいます。今後も、トヨタグループが事業活動を通じて培った技術やノウハウを活用し、多様なパートナーとの協働を通して、国連が定めるSDGs(持続可能な開発目標)の考え方にも沿った活動を進めながら、人々が心豊かに暮らせる社会の実現に向けて貢献していきたいと考えています。

以上

Sustainable Development Goals

トヨタは、革新的で安全かつ高品質なモノづくりやサービスの提供を通じ「幸せを量産する」ことに取り組んでいます。1937年の創業以来80年あまり、「豊田綱領」のもと、お客様、パートナー、従業員、そして地域社会の皆さまの幸せをサポートすることが、企業の成長にも繋がると考え、安全で、環境に優しく、誰もが参画できる住みやすい社会の実現を目指してきました。現在トヨタは、コネクティッド・自動化・電動化などの新しい技術分野にも一層力を入れ、モビリティカンパニーへと生まれ変わろうとしています。この変革の中において、引き続き創業の精神および国連が定めたSDGsを尊重し、すべての人が自由に移動できるより良いモビリティ社会の実現に向けて努力してまいります。

SDGsへの取り組み
https://global.toyota/jp/sustainability/sdgs/

今回の取り組みを通じて特に貢献可能なSDGsの目標

  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • 気候変動に具体的な対策を
  • パートナーシップで目標を達成しよう

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