トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)は、電動車の普及が進む中国市場において、お客様に喜んでいただける競争力のある電動車を提供するため、その根幹である知能化・電動化技術の現地開発強化に取り組んでまいります。
具体的には、以下の取り組みを実施します。
- 中国トヨタ最大のR&D拠点「トヨタ自動車研究開発センター(中国)有限会社」の社名を、8月1日付で「トヨタ知能電動車研究開発センター(中国)有限会社<Intelligent ElectroMobility R&D Center by TOYOTA (China) Co., Ltd. 以下、IEM by TOYOTA>」に改称
- 中国における合弁会社のR&D拠点3か所(FTRD*1、GTMC*2のR&D、BTET*3)のエンジニアなどをIEM by TOYOTA主導の開発プロジェクトに投入
- 電動化では、マルチパスウェイを軸にしたカーボンニュートラルを実現するために、電動車全般(BEV・PHEV・HEV・FCEV)の現地開発を強化。組織の垣根を越え、デンソーとアイシンもIEM by TOYOTAに参画し、電動パワートレーン開発を加速
- 知能化では、空間設計やAI活用を通じたよりよいユーザーエクスペリエンスのためのスマートコックピットや、より中国の実情にあった自動運転・先進安全機能の現地設計・開発を加速、推進
- 電動化・知能化いずれについても、競争力強化に向け、「現地サプライヤーの開拓」「部品設計の見直し」「生産技術・製造モノづくり改革」の3分野での取り組みを通じ、製造コストの大幅削減に挑戦
中国本部長の上田達郎は、「中国の市場は類を見ないスピードで発展しています。トヨタとしても中国での生き残りをかけ、グループ一丸となり、仕事の仕方・意識の変革に取り組みます。IEM by TOYOTAを核に現地開発を推進することで、中国のお客様に喜んでいただける競争力のある商品をスピーディーに開発、提供することにチャレンジしてまいります。また、中国における開発成果や“学び”は中国だけでなく、グローバルにも還元してまいります」と述べました。
トヨタは、これからもそれぞれの地域のお客様に寄り添った、もっといいクルマづくりに取り組んでまいります。
*1 | 一汽トヨタ自動車有限会社技術研究開発支社 |
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*2 | 広汽トヨタ自動車有限会社 |
*3 | BYD TOYOTA EV TECHNOLOGYカンパニー有限会社 |
会社概要
名称 | 旧 | 新 | |
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日本語 | トヨタ自動車研究開発センター(中国)有限会社 | トヨタ知能電動車研究開発センター(中国)有限会社 | |
英語 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing (China) Co., Ltd. | Intelligent ElectroMobility R&D Center by TOYOTA (China) Co., Ltd. | |
中国語 | 豊田汽車研発中心(中国)有限公司 | 豊田智能電動汽車研発中心(中国)有限公司 | |
略称 | TMEC | IEM by TOYOTA | |
所在地 | 江蘇省 常熟高新技術産業開発区内 | ||
代表 | 董事長(会長)上田達郎 | ||
出資比率 | トヨタ自動車(株)100% | ||
従業員数 | 700名 | ||
設立日 | 2010年11月17日 |
以上
~マイナスからゼロへ、ゼロを超えた新たな価値を~
トヨタは、「地球という美しい故郷(Home Planet)を次世代に引き継ぐ」ために、社会や個人が抱える様々な課題の解決(マイナスをゼロにする)に取り組むだけではなく、ゼロを超えた新たな価値の創出・提供を目指し、「回答のない未来へ弛まぬ挑戦」を続けていきます。
- BEYOND ZERO
- https://global.toyota/jp/mobility/beyond-zero/
トヨタは、革新的で安全かつ高品質なモノづくりやサービスの提供を通じ「幸せを量産する」ことに取り組んでいます。1937年の創業以来80年あまり、「豊田綱領」のもと、お客様、パートナー、従業員、そして地域社会の皆さまの幸せをサポートすることが、企業の成長にも繋がると考え、安全で、環境に優しく、誰もが参画できる住みやすい社会の実現を目指してきました。現在トヨタは、コネクティッド・自動化・電動化などの新しい技術分野にも一層力を入れ、モビリティカンパニーへと生まれ変わろうとしています。この変革の中において、引き続き創業の精神および国連が定めたSDGsを尊重し、すべての人が自由に移動できるより良いモビリティ社会の実現に向けて努力してまいります。