トヨタ、カローラ、カローラフィールダー、カローラランクス、アレックスをマイナーチェンジ

トヨタ自動車(株)は、カローラ、カローラフィールダー、カローラランクス、アレックスをマイナーチェンジし、カローラ、カローラフィールダー、カローラランクスは全国のトヨタカローラ店、アレックスは全国のネッツトヨタ店を通じて、4月27日より発売した。

カローラは、世界140ヶ国以上で販売され、時代要請を先取りしたクルマづくりにより、21世紀をリードする乗用車として多くの人々に支持されている。

今回のマイナーチェンジでは、NCV（New Century Value）すなわち新世紀のクルマの価値の在り方を追求したクルマづくりの深化を図り、内外装デザインをより洗練させ高級感・質感を高めるとともに、快適で機能性に優れた装備を充実させたほか、より優れた環境・安全性能を追求している。

外観は、フード、フェンダーおよびラゲージパネルやフロントグリル、ランプ、バンパーなどへの新デザインの採用^※1により、カローラについては車格感を、カローラフィールダー、カローラランクス、アレックスについてはスポーティ感を高めている。内装は、インストルメントパネルアッパー部の意匠変更により開放感を、加飾パネルの追加、スエード調シート表皮の採用などにより高級感を向上させている。

また、見通しの悪い交差点やT字路などで車両前方の左右から接近する車両や人を画面に表示するブラインドコーナーモニターやスマートドアロックの設定、ディスチャージヘッドランプに車両の姿勢変化にかかわらず、照射軸を一定に保つオートレベリングシステムの採用、ドライブ情報やウォーニングを表示するマルチインフォメーションディスプレイ、IR（赤外線）カット機能付ウインドシールドガラス、8ウェイパワーシート（運転席）、花粉をほぼ100％除去するクリーンエアフィルターの設定など、各種快適・機能装備を充実させ、運転のしやすさ、使いやすさを一段と高いレベルで追求している。

さらに、1NZ-FEエンジン（1.5L）を改良し、燃費を向上させたほか、SRS^※2カーテンシールドエアバッグを設定し、環境・安全性能も向上させている。

このほか、2ZZ-GEエンジン（1.8L）搭載車は、フロント・リヤともサスペンションタワー間に、車体のたわみを適切にコントロールするパフォーマンスダンパーを設置したほか、サスペンションのローダウン化により、優れた操縦性・走行安定性を確保するとともに、快適な乗り心地を実現。また、ボディカラーに新色も設定し、より魅力を高めている。

あわせて、カローラ、カローラフィールダーのウェルキャブ（メーカー完成特装車）についても、ベース車と同様の改良を施し、同日より発売した。

車両概要

1. 車格感・スポーティ感を高めた外観
   カローラ
   • フロントまわりは、フロントグリルとフードパネルの連続性を高めるとともに、バンパーからフードにかけて一気に流れる造形とし、前への勢いを表現
   • フロントバンパーの意匠を変更し、押し出し感を強調
   • フロントグリルの意匠を変更し、上級グレード「LUXEL」はより高級感を、ノーマルグレード「X」「G」はモダンさを演出
   • ヘッドランプは精悍さを演出した意匠とし、異形4灯式を採用したほか、ディスチャージヘッドランプにオートレベリングシステムを追加
   • リヤまわりは、バックアップランプをビルトインし上下にラウンドしたラゲージパネル、リフレクターを設定するとともに、さらに押し出し感を強調する意匠としたバンパー、クリスタル感のある立体的なインナーレンズで上質感を演出したコンビネーションランプを採用
   • ボディカラーに、ホワイトパールクリスタルシャイン（オプション）、ダークブルーマイカメタリック、ライトブルーメタリックの新色3色を含む全7色を設定
   カローラフィールダー
   • フロントまわりは、セダンと同様にフードおよびフェンダーパネル、バンパーの意匠変更を行ったほか、フロントスポイラーの意匠変更や、金属調のメッシュを施したフロントグリル、ブラックアウト化したバンパー開口部の採用により、精悍でスポーティなスタイルを演出
   • ヘッドランプは精悍さを演出した意匠とし、異形4灯式を採用したほか、ディスチャージヘッドランプにオートレベリングシステムを追加
   • リヤまわりは、バックアップランプをビルトインしたバックドアアウトサイドガーニッシュにより車格感を向上させたほか、リフレクターをバンパーに設定。コンビネーションランプは、LEDを採用したテール＆ストップランプ、円筒形状のターンシグナルランプにより、先進的かつスポーティさを演出
   • ボディカラーに、ダークブルーマイカメタリック、ライトブルーメタリックの新色2色を含む全7色を設定
   カローラランクス、アレックス
   • フロントまわりは、フロントグリルをバンパーと一体化し、ボディとの一体感を強調
   • カローラランクスは、ブラック塗装を施した横バー基調のフロントグリルを、アレックスは、ボディと同色のメッシュ基調のフロントグリルを採用し、各々個性を強調
   • ティアドロップ形状の異形4灯式ヘッドランプを採用したほか、ディスチャージヘッドランプにオートレベリングシステムを追加
   • リヤまわりは、バンパーにブラックのグラフィック意匠のバンパーガーニッシュを設定したほか、コンビネーションランプも縦に配した円筒形状のバックアップランプ、リフレクターによりスポーティ感を強調
   • ルーフアンテナに前方可倒式を採用
   • ボディカラーに、ホワイトパールクリスタルシャイン（オプション・アレックス専用）、ブルーメタリック（カローラランクス専用）、ローズメタリック、ライトブルーメタリックの新色を含む全7色を各々設定
2. 質感を高めた内装
   • インストルメントパネルアッパー部を横方向の動きを強調した新デザインとすることで、開放感を演出するとともに、ドアトリムにつながる塗装・加飾を各グレードに応じて設定
   • 面一タイプのレジスターを採用
   • より見やすい意匠のコンビネーションメーターを採用
   • インストルメントパネルまわりの加飾の色・柄を一新
3. 充実した各種快適・機能装備
   • ブラインドコーナーモニターを主要グレードにオプション設定（DVDナビゲーションシステムとセットで設定）
   • 上級グレードのメーターにマルチインフォメーションディスプレイを採用（平均車速や航続距離、燃費などの様々なドライブ情報やウォーニングなどを文字やイラストで見やすく表示）
   • スマートドアロックを標準装備またはオプション設定（除く 一部グレード。スマートキーを携帯した方が、ドアハンドルを握るとロックが解除され、ドアハンドルのスイッチを押すとロックが可能）
   • エアコンに花粉除去タイプのクリーンエアフィルターを標準装備（花粉を大幅に除去。さらに上級グレードには脱臭機能も装備）
   • 全車、ウインドシールドガラスには、IR（赤外線）カット機能付ガラスを採用
   • 電動格納式リモコンカラードドアミラー、撥水機能付フロントドアガラスの標準装備を拡大（カローラ「X“アシスタパッケージ”」のみオプション設定）
   カローラ
   • 「LUXEL」のリヤドア・バックウインドウガラスに、紫外線を90％以上カットすると同時に、日射エネルギーを約70％カットすることで室温の上昇も抑えるプライバシーガラス（クールグリーン）を採用
   • 「LUXEL」の運転席に8ウェイパワーシートを採用
   カローラランクス、アレックス
   • バックガイドモニターをオプション設定（カローラ、カローラフィールダーは、従来より設定済み）
4. 環境・安全性能
   • カローラは全車、カローラフィールダーならびにカローラランクス、アレックスは1ZZ-FEエンジン（1.8L）^※1・1NZ-FEエンジン（1.5L）搭載車は、国土交通省の低排出ガス車認定制度における「平成17年基準排出ガス50％低減レベル」を達成。さらに、1NZ-FEエンジン（1.5L）搭載の2WD車、2NZ-FEエンジン（1.3L）搭載車は、「平成22年度燃費基準＋5％」も達成

   ※1	2WD マニュアル車を除く

   • SRSカーテンシールドエアバッグをオプション設定（除く カローラ「X“アシスタパッケージ”」）
5. 優れた操縦性・走行安定性と快適な乗り心地
   カローラフィールダー、カローラランクス、アレックス
   • 2ZZ-GEエンジン（1.8L）搭載車は、サスペンションを10mmローダウン化するとともに、フロント・リヤともサスペンションタワー間に、パフォーマンスダンパーを設置し、車体のたわみを適切にコントロールすることで、優れた操縦性・走行安定性を確保

販売概要

1. 販売店

   カローラ、カローラフィールダー、カローラランクス

   全国のトヨタカローラ店

   アレックス

   全国のネッツトヨタ店

2. 月販目標台数

   カローラ 6,000台、カローラフィールダー 6,000台
   カローラランクス 3,000台、アレックス 2,000台

3. 店頭発表会

   5月8日（土）、9日（日）

Super ECT

スーパーインテリジェント4速オートマチック

以上